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虹の橋

こんばんは。
今日は朝からジョギング、読書、そして定番化しているアマプラ(^^♪。

「セデック・バレ 第一部、第二部」ついに観ることができました。分けて観るつもりが面白くて一気観ー。

1930年台湾の山深い村で起きた抗日事件を題材とした作品。先住民族たちは自然の中で先祖伝来の「掟(ガヤ)」に従い、暮らしていました。狩猟民族同士の争い、戦った相手の首狩りの風習などは残っており、彼らの価値観に基づき日々の生活を営んでいました。

そんな台湾を統治下に置いた日本は台湾を隷属化するために侵略、武力によって住民たちの文化を野蛮で原始的なものだと決めつけ、「文明化してやる」からと日本の風習を強制するのです。

日本人たちは先住民族たちのことを蔑んでいて、様々なことで差別したり、とても安い賃金での労働を強いておいて「やつらには酒代くらいの賃金を与えれば喜んで働く」などと、彼らのこれまで連綿と祖先から引き継いできた文化を蹂躙し続けます。そしてついに抗日蜂起事件を起こすこととなる、というストーリー。

先住民族の中でも特に勇猛な「セデック族」の族長モーナ・ルダオを主人公を中心に物語は進んでいきます。

セデック族の文化、考え方、彼らの日々の営みなどを丁寧に丁寧に描写されていて、どれもこれも素晴らしいのです。どうして戦った相手の首を狩るのか。日々の生活の中に息づく歌や踊り、先祖伝来の教え、神聖なものへの尊敬や経緯、民族の誇りなど。

要所要所のアカペラが素晴らしくて、聞き惚れてしまうー。とても、とても、見応えある作品で今日も幸せな一日だ~。

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