見出し画像

チャレンジャー号: 悲劇のフライト(2020)

Netflixでドキュメンタリー「チャレンジャー号:悲劇のフライト」を観ていました。

科学的な観点でのドキュメンタリーであることを期待して観ていたのですが、どのような経緯でこのような不幸な結果を招いてしまったのか。人の都合を優先する危険性を教えてくれる、ドキュメンタリーでした。

科学ではなく関わる人々の体面への差し支え、自己都合を優先したことによるものだったのだ、と、わたしは感じました。

印象的だったのは高校教師クリスタ・マコーリフさんに関わる映像に多くの時間を割いているところです。

インタビューには様々なNASAに関連する方々が登場するのですが、NASAの方々とクリスタさん(当時の一般の方々)の間では安全性に関する認識に大きな乖離があったことがつぶさに理解できるようになっています。

ルーカスさん、という方がドキュメンタリーのなかで

「サイオコールから提出されたデータしかなければ、いまでも同じ判断を下す」

と断言しているインタビューには唖然とします。大義の前の小事など、っと言っているように思われて、わたしはぞっとしました。ルーカスさんは広義、長期的な展望であえての発言なのかもしれませんが。


どんな些細なことでも軽視すべきではないなと、感じました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?