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新しい00の世界

ダニエル・クレイグさんが出演する最後の007。昨晩、観てきました。

007 No Time to Die

冒頭からバイクで街中を疾走、体を張った大迫力のアクション、美麗なアストンマーチンがあっという間にスクラップになるわ、直ぐに00の世界へ没入です。

オープニング、映像と歌、歌詞がマドレーヌの心象とこれからの多難に満ちた物語になるであろうこと、徐々に徐々に想像を掻きたててくれます。007シリーズのオープニングは毎々お洒落だし、無理やり物語の中へ惹き込むのではなくてわかっていても魅力に抗えなくて、自ら落ちてしまうのです。

決して実らないとわかっていても恋してしまう、恋焦がれてしまう、そんな感じ。

驚いたのは本作に登場する「ボンド・ウーマン」たち。出演されているシーンは少ないけどとてもキュートでちょっと心配になってしまいますが、銃と体技でバッタバッタと敵役を倒していくパロマ。ずっとジェームスと行動を共にするのかと思いきや、自身に課せられたミッションを完了するとさっと退場する潔さ。アナ・デ・アルマスさんはとてもキュートでチャーミングで、そして強く、プロフェッショナルでもっと観ていたかった…。

新00エージェント ノーミ「邪魔したらヒザに弾丸を撃ち込むわ」。超強気のこのセリフはジェームスへ放ったひとこと。ラシャーナ・リンチさんが演じているのですが、ジェームスに匹敵する強さなのです。ラシャーナ・リンチさんはまるで豹のよう、強くて気高くて、とてもCOOL。最初は生意気なひとにみえたのですけど、プロフェッショナルである意味、仕事では冷徹ですが、時折みせるやさしさ、思いやりがさっぱりとしていてかっこいい。スピンオフ作品がみたい、ノーミを主人公でぜひ一作を制作企画して欲しい!とにかく、「かっこいい」です!!

本作でもダニエル・ジェームスは敵に対しては悪魔のように強いのですが、愛する人、愛おしい人にはもう、それはそれは切ないことの連続で何度胸を掻きむしることとなったか!ダニエル・ジェームスのあの切ない目、愛おしむ目、「時間はたっぷりある」の時の目。

ダニエル・クレイグさんの魅力が迸っている、紳士っぷりに心の中で卒倒しましたよ。本作が最後というのは、切ないなー。


映像、音楽、音、とっても壮大なので映画館で、できればIMAXとかDolbyCinemaで観ることをお勧めします。


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