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最後の日々

こんばんは。

クリスマスイブはNetflixで「最後の日々 生存者が語るホロコースト(原題:The Last Days)」を観ていました。以前から視ようとマイリストへ登録していたのですが、ショッキングな映像も多く含まれていて観続けらなくてしばらく中断していました。

1999年・第71回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞受賞作だったのだそうです。

ハンガリー系ユダヤ人の方が何名か出演されていて、淡々とインタビューに答えています。実際、当時撮影された映像や写真などのシーンがあり、どれも想像を絶する痛ましい姿が映し出されていました。

インタビューに答えている方々がホロコーストを「戦争」と表現されていることが大変印象的で、ナチスはどうして第二次世界大戦末期、戦況が思わしくない状況に陥っていたのにこれほどユダヤ人の方々に対し、苛烈で、凄惨な行為を行ったのか、本作をみていても全く理解できません。

局面が悪化の一途をたどるなか、どうしてユダヤ人の方々は安全な地域へ脱出を図ったり、抵抗しようとしなかったのか。それは状況がゆっくりと変化していたことと、そこまで酷いことにはならないだろう。ルーツはユダヤ人だけど自分はハンガリー人だ。そのようなことをインタビューで答えていらっしゃっていて、今の時代も同じようなことは十二分に起こりうるー。起こってもおかしくない、そのように怖さ・恐ろしさに気づかせていただきました。


本作は20年以上前の作品ですが、今みても実際の生存者が語ってくださる、その体験された忌まわしい出来事。人間の持つ救いがたい負の局面を知ることができたり、そういったことって、何と言えばいいのかなー。うまく伝えられる言葉が見つかりませんが、大切なことなのではないかなと思います。


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