見出し画像

重曹シャンプーとクエン酸リンスはおススメしません

重曹は「炭酸水素ナトリウム」の略語です。

pH調整剤として、或いは、「炭酸水素ナトリウムとクエン酸を混ぜると炭酸ガスが発生して炭酸水」となるために、飲料の材料としても用いられています。さらには、研磨効果も認められています。

pH調整剤。
炭酸水。
研磨剤。

・虫歯予防の重曹口ゆすぎ

「重曹うがい」ではありません。
口をゆすぐ「口内洗浄」です。

目的は、重曹のアルカリで口内の酸度を中和しての「虫歯予防」「歯周病予防」です。

500mlのペットボトル(作り置き保存するのでミネラルウォーターより水道水がおススメ)に重曹3g(小さじ一杯程度)を混ぜて使います。

重曹歯磨きも販売されていますが、重曹は研磨剤でもあるので、エナメル質が研磨されてしまう可能性があります。おススメしません。

【要注意点】

重曹には掃除用と食品添加用の2種類があります。

必ず「食用添加重曹」をご購入ください。

一般には、掃除用がメインで売られていますので、慣れていない人は、必ず「食材に用いる重曹」と指定してください。両者の違いが分からない店員さんも少なくありませんので、必ず、「これは食材用ですね」と確認してください。

・重曹とクエン酸は、最高の浴槽洗浄剤です

残り湯を4分の1ほど残します。
そこに、掃除用の重曹をコップ2分の1程度入れます。
さらに、クエン酸をコップ4分の1程度を入れます。

翌朝まで放置します。
その後、軽くスポンジでこすって洗い流します。
浴槽がツルツルのピカピカになります。

頻度は月1回程度。
最初は2~3日置いて2度、3度。

これで、「配管に詰まった髪の毛」が溶かされて水はけがよくなります。
重曹は汚れ落とし、クエン酸は皮脂などを溶かします。

・重曹シャンプーとクエン酸リンスのデメリット

髪の毛も頭皮も「生きています」。

髪の自然なpH値は「4.5~5.5」(弱酸性)です。

一方、重曹は弱いアルカリ剤です。
水溶液はpH8.2(2%、20℃)のごく弱いアルカリ性を示します。

つまり、「生きている毛髪と頭皮」には「重曹はアルカリ度が高いがゆえに健康的ではない」と考えられます。

重曹シャンプーのメリットは、弱アルカリ性ゆえに「酸性の汚れ」や「頭皮に詰まった酸化した皮脂」を取り除いてくれることです。

シャンプー自体のデメリットは、シリコンなど髪の指通りを滑らかにする成分が配合されていないために、重曹シャンプーで髪を洗うと髪がきしんだように感じられることです。

・【結論】天然百%の石鹸で洗っても効果は同じ

石鹸は油脂に重曹を混ぜても作れます。
石鹸の汚れ落としと重曹シャンプーの効果は同じ?

なお、石鹸を用いる時は直接毛髪に塗るのは良くありません。

洗浄効果は泡の力が大きいからです。
泡立てネットを用いましょう。

画像1

ほとんどの市販シャンプーに入っている安価な界面活性剤

・ラウレス硫酸Na
・ラウリル硫酸Na
・スルホン酸ナトリウム
・パレス-3硫酸ナトリウム

界面活性剤は、「洗浄力が強く、毛髪や頭皮を痛めやすい薬剤」です。使わないに越したことはありません。

私は、無添加・無香料・無着色の天然純度100%の石鹸を使っています。

抜け毛やフケは、シャンプーを使用していた時と比べると、ほとんどありません。

コツは、「頭皮を揉むこと」です。

髪はさらさらです。これは個人差があるのでなんとも言えませんが、毛髪や頭皮が石鹸泡洗髪に順応してくれれば、何の問題もないと思います。もう一度言いますが、個人差はあるかもしれません。


この記事が参加している募集

#スキしてみて

525,537件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?