中国経済破綻!とか中国の没落話を鵜呑みにしていいのでしょうか
中国経済は大ピンチ。アメリカの締め付けにより輸出大幅減、BYD終了、国内需要大幅減、中国の富6割減、中国への投資82%減、日本企業撤退(あの媚中ユニクロさえも撤退)で300万人失業、若者の失業率60%・・・などなど、中国経済の厳しい状況を示すYouTubeがネットを賑わせていますが、日本人感覚で中国を判断するのは危険じゃないですか。
例えば、中国経済を牽引していた自動車産業。総生産量が世界最高の3000万台(内、EVは1000万台)、EV市場で世界第1位の座に着くであろうBYDがEVの下火によって破綻したかのような報道が多数見られますが、もう、早々と「PHV(プラグインハイブリッド自動車)」に切り替えて黒字を計上したと報告されている(本当かどうかは不明ですが)ように、中国経済は想像以上にスピーディーかつタフです(その理由は後述・・・なので、良いのか悪いのかも不明)。
EVの現状。
「22年にはEVに関して多大な希望が見られたが、今や熱は冷めた」と現状を突きつけた。「大幅な値引き、メーカーがつける特典、(最大7500ドル=約110万円の)連邦政府による補助金にもかかわらず、EVは不良在庫化している」(東洋経済ONLINE)
しかし、EVの売り上げが減に転じたわけではなく、伸びが大幅に鈍化したにすぎない。鈍化の理由は「高額なEVを購入できる高所得層の需要が一巡した」からと言われている。
その一方で、「アメリカでは、政府も積極的にEVの普及に向け、インフラの整備やEV購入への補助金投入などの施策を行っています。今後はCO2排出基準の規制や内燃車の販売規制も背景に、さらにEVは普及していくでしょう」というこれまでの基調にもとづいた記事もみられる。しかし、環境問題に懐疑的な上にEV嫌いなトランプ氏が大統領に復権したらEVの普及は大幅にダウンするかもしれない。
さらにいえば、中国産EVは電子機器の塊ですからね。つまり、スパイ機能完全装備の上に、遠隔操作でアクセル、ブレーキを制御できるという通常兵器並みの車ですから、もう、ファーウエイやレノボ以上のヤバさなので、これに気付いたアメリカが全面輸入禁止とする可能性がある。ちなみに、アメリカは中国の最大の輸出国です。
このように、「中国経済が終わったこと」は事実である可能性が高いのですが、果たして、日本人感覚で、そう短絡に考えていいのでしょうか。例えばね、「300万人が失業」と聞けば、日本では大問題になるでしょうけど、あちらでは、内省的には、実質、ほとんど無問題なんですよね,。なぜなら、中国で働くホワイトカラーの平均年収は2021年時点で約190万円という安さだからです。
しかも、中国には都市部と農村部という戸籍カースト制度があるわけです。その人口比率は40%(およそ5憶人)対60%(およそ9憶人)。都市部の代表である北京では年収200万円程度、一方、被差別の農村部では80%が月収7万円ぐらいです。
日本でいえば、400年前の戦国時代でさえ傭兵として出陣した武士ならそれくらいの月収を得ていましたからね。つまり、戦国時代の武士並みの賃金というわけです。
えっ?中国経済が破綻して皆が貧乏になってしまった?いやいや、中国人民は一部の特権階級を除いて、最初から貧乏なんです。その低賃金のおかげで安く物を作れて輸出に資してきたのですから。
中国にはさらに56(55とも)に及ぶ民族(少数民族の比率10%、といっても1億4千万人)が暮らしているわけです。お互いに文化も違うし、言葉も全く違う(同じ漢人であっても住む地方によって言葉が全く違う。北京と上海も全く言語が違う)。中国がウイグル族、チベット族、内モンゴル族をジェノサイドしても、全く心が痛まないのは、彼らが国内異民族だからです。
中国の共産党幹部の人が、「2億の人が死のうが、3億人が亡くなろうが、たいした問題ではない」と言っているように、あの国では、人の命は羽毛より軽いのですね。「人の命に軽重はない」などというのは日本人だけの発想(綺麗ごとの建前)なんですよ。
だからね、200万人や300万人が失業しようがしまいが、その程度の数では日本人が大騒ぎするほどの問題にさえならない。所詮は年収100万円以下の労働奴隷たちですから、平等に大学にさえ入学させてもらえない(農村部の人は都市部の人より遥かな高得点を出さなければ有名大学に入学できない。だから、農村戸籍の人の比率は20%程度にすぎない)。
このように農村戸籍の人たち(カーストだから、永遠に農村戸籍)は、社会保障も満足に受けられないし、大学入学や就職に関しても差別される、ただの「人格なき労働力」にすぎない。さらに、都市部でも六つのランクに分かたれていますからね、その間のライバル意識は半端ない。
こうした中国特有の事情を知らずに、日本的感覚で中国を判断すると見誤る可能性があるのではないですか。中国は経済より政治なのです。人民が経済的苦難にあったとしても大問題になるわけではなく、それより、多民族を統制する政治体制の方が優先されるわけです。
強制的に締め付けておかないと、いかに90%強が漢民族だとはいえ、国土の60%に少数民族が散らばっているし、同じ漢民族同士でも北京(政治の中心)と上海(経済主導)が反目しあっているように、決して一枚岩とはいいがたいわけですから、どこで反乱が起こり、独立運動が引き起こされるかわからない。だから、人権など完全無視の監視網が徹底されているわけです。
なにしろ、中国の歴史は虐げられてきた民衆の蜂起と反乱の連続ですから、どこで何が起こるかわからない。現在でさえ、経済発展に取り残された民衆による暴動が年間20~30万件ほど発生しているとも言われているほどですから、この暴動が極度の差別に不満を持ち続けている農村部と連動されるとどうなるか。そのことを考えれば、香港弾圧のように、国際法無視、人権無視でも統治に力を入れるのは、中国の指導層にとっては当然のことであるといえるでしょう。
なお、「習近平は経済音痴だ」という声もよく聞かれる。確かに、破綻宣告をしないから「株が叩き売られている」という点からいえば、経済音痴と言われても仕方がないけど、全ての土地が政府のものであり、かつ、9憶人近い数の低賃金労働奴隷を抱えている限り、日本人が考えているようには、簡単に沈没しないでしょう。だから、「経済より統治の方が重要度が高い」と考えることに何ら不思議な点はない。
それでも、今まさに、経済の衰退に追い込まれた中国は内憂外患の坩堝にあるような危険な状態になっていることも事実でしょう。いずれにしても、国土が日本の26倍広く、人口も10倍以上ある中国を日本人の尺度でとらえて、ああだこうだというのは危険にすぎるかもしれません。
そもそもね、「中国人」と一括りにして表現できる人種自体が存在しないわけですから。中国人とは、「中国という名の国に住んでいる、価値観の異なる雑多な人種」の総称でしかないわけですから。
中国は世界中で嫌われている。
中国が嫌いという国は多い。例えば、日本や台湾では90%以上の人が嫌いと表明している。以下、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、韓国、フランス、オーストラリアでは70%以上の人が嫌いという。イタリアは62%です。
なぜ、中国は欧米とアジアから毛嫌いされているのか?理由がありますね。第一に愛国法があって、非常にナショナリズムが強い。しかも、力を誇示したいという傲慢さもある。
さらに、嘘が多い。マナーが悪い。うるさい。ルールを守らない。約束を守らない。その背景にあるのが、彼らの性格です。「他人にどう思われようが関係ない。他人のことなどどうでもいい。他人がどうなろうが知ったこっちゃない。他人を助ける?なにそれ?自分のしたいことだけをやるんだ」。
これですね、これ。他国の一般感情では人間失格ですが、彼らはそうは思っていない。しかも、この反動として身内にすごく優しい。これって、日本では犯罪者の気質ですね。例えば、ヤクザなどの常習犯罪者ほど、身内を守る意識が強い。まさに、「他人のことなどどうなっても知らねーよ」という意識の裏返しです。
こういう「反省なし、細かいこと不要」という感覚だから、理論的に考えない、直感で動く、スピーディー、ストレスもない、という利点もある?ということを考えて、対応してゆかねばならないということです・・・。
【追記】大谷選手と水原一平の問題を再考
「一介の通訳にすぎない水原一平が大谷選手の口座を操作できるのか」と以前の記事で疑問を呈したのですが、もし大谷選手が口座を開くときに水原氏の通訳を必要としていたのであれば(実際に通訳抜きにして銀行と交渉するのは難しいのだとか)、「口座を動かすのは簡単である」と財務省OBの高橋洋一氏が語っていましたね。
どちらにしても、まだ真相は藪の中ですが、水原氏が違法賭博業者(ツケで賭博をさせること自体がノミヤと同じ違法行為になる)と取引しており、しかも、業者は大資産家でなければ、7億近いツケを認めるわけがないという点を考慮すると、初めから賭博業者とグルになって、或いは賭博業者が大谷翔平を利用しょうとして、大谷選手の口座から搾取させることを狙っていたのかもしれません。
つまり、世間がいうように、彼は「ギャンブル依存症」ではなく、「生粋の詐欺師である」ということになります。ただし、口座引き落としの手口がいまだ不透明であるため、「大谷選手は完全に潔白である」とはなっていないらしい。
ドジャースの地元紙オレンジカウンティ・レジスターは、違法ブックメーカーを運営しているマシュー・ボウヤー氏が、送金口座に大谷の名前があったことを知り「大谷の名前をビジネスを広げるために利用した」と伝えている。
【追記2】ギャンブル依存症の粗品氏の「競馬はやめた」宣言。
以前の記事で、「ほんまかいな」と何度も疑問を呈したけど、やはり嘘でしたね。本人いわく、「芸人など嘘のかたまりだからね」だって。
松ちゃんも、「裁判のために仕事は休む」と言っていたけど、その裁判にさえ出席しませんでしたね。グレートジャーニーはまっちゃん不在でも、何の影響も受けなかったようですよ。TV局がそう発言していますね。終わりましたね、まっちゃん。どうでもいいけど、さようなら。
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