漫才「ミスチルのメンバー」

A「お前さ、普段どんな音楽聞いてる？」

B「音楽？あー、俺はミスチルとか好きだけどね」

A「はいはい、ミスチルね」

B「まあベタだけどやっぱり良いよね」

A「うんうん」

B「ボーカルの桜井さんも最高だし、ギターの……あの人とか、ベースの…」

A「ん？ちょっと待って」

B「……」

A「お前もしかして、桜井さん以外のメンバー知らないの？」

B「いやー、あの、知ってはいるんだけど、ド忘れしちゃって…」

A「ダメだよ、ファンならちゃんと覚えないと」

B「ごめんごめん」

A「4人が揃ってのミスチルなんだから」

B「そうだよね、他の3人もちゃんと……あっ、ちょっと待って、思い出したわ」

A「え？」

B「JIROとTAKUROとHISASHIだ」

A「あー、違うね」

B「え？マジで？」

A「それはあれだね、GLAYのTERU意外だね」

B「うわー、そうか、これはGLAYのTERU以外か」

A「GLAYにもミスチルにも失礼だから」

B「いやー、ごめんごめん」

A「やっぱりお前全然覚えてないじゃん」

B「…あっ、ちょっと待って、今度こそ思い出したわ」

A「本当に？」

B「MICROとKUROとU-ICHIだ」

A「あー、違うね」

B「え？マジで？」

A「それはあれだね、HOME MADE 家族だね」

B「うわー、そうか、これはHOME MADE 家族か」

A「ミスチルはあんなに身長差ないからね」

B「いやー、ごめんごめん」

A「やっぱりお前全然覚えてないじゃん」

B「…あっ、ちょっと待って、今度こそ思い出したわ」

A「本当に？」

B「ロバと犬と猫とニワトリだ」

A「あー、違うね」

B「え？マジで？」

A「それはあれだね、ブレーメンの音楽隊だね」

B「うわー、そうか、これはブレーメンの音楽隊か」

A「ミスチルに家畜は一匹もいないからね」

B「いやー、ごめんごめん」

A「やっぱりお前全然覚えてないじゃん」

B「…あっ、ちょっと待って、今度こそ思い出したわ」

A「本当に？」

A「野久保直樹と野久保直樹と野久保直樹だ」

B「あー、違うわ」

A「え？マジで？」

B「それはあれだね、野久保直樹だね」

A「うわー、そうか、これは野久保直樹か」

B「ミスチルは3軍ヘキサゴンファミリーじゃないからね」

B「いやー、ごめんごめん」

A「やっぱりお前全然覚えてないじゃん」

B「…あっ、ちょっと待って、今度こそ思い出したわ」

A「本当に？」

A「お肉とにんじんと玉ねぎとジャガイモと…」

B「あー、違うわ」

A「え？マジで？」

B「それはあれだね、カレーライスだね」

A「うわー、そうか、これはカレーライスか」

B「まだ肉じゃがの可能性はあるけどミスチルではないね」

A「いやー、ごめんごめん」

A「やっぱりお前全然覚えてないじゃん」

B「…あっ、ちょっと待って、今度こそ思い出したわ」

A「本当に？」

B「趣味と友達と缶ビールだ」

A「あー、違うわ」

B「え？マジで？」

A「それはあれだね、良い週末だね」

B「うわー、そうか、これは良い週末か」

A「ミスチルは悪い平日でもミスチルだからね」

B「いやー、ごめん、ちょっともう思い出せそうにないわ」

A「何だよ、結局分からないのかよ」

B「申し訳ないね」

A「しょうがないな、じゃあ俺が教えてやるからしっかり覚えろよ？」

B「うん」

A「ミスチルの残りのメンバーは、つるの剛士と上地雄輔だよ」

B「いやそれ羞恥心の野久保直樹以外じゃねえか、もういいよ」