漫才「アリとキリギリス」

A「あのー、アリとキリギリスって童話あるじゃん?」

B「あるね」

A「冬の食料を蓄えるために働いてるアリと、ずっと怠けてるキリギリスの話」

B「はいはい」

A「あれで言うと俺はアリタイプだと思うんだよね」

B「ほうほう」

A「地道な作業を続けるのとか結構好きだから」

B「あー、確かにそういうイメージあるね」

A「ちなみにお前は自分のことどっちタイプだと思う?」

B「えー、難しいな」

A「働き者タイプと怠け者タイプ、どっち?」

B「うーん、アリとキリギリスで言うと、やっぱりキリギリスかな」

A「あー、キリギリスかー」

B「基本面倒くさがりだし、まあキリギリスタイプだね」

A「そうかそうかー」

B「うん」

A「じゃあ、働き者タイプと、怠け者タイプと、風船で作られるタイプならどれだと思う?」

B「うーん、アリとキリギリスとトイプードルで言うと、やっぱりトイプードルかな」

A「あー、トイプードルかー」

B「髪質とかも結構近いし、まあトイプードルタイプだね」

A「そうかそうかー」

B「うん」

A「じゃあ、働き者タイプと、怠け者タイプと、風船で作られるタイプと、正直者に落とされるタイプならどれだと思う?」

B「うーん、アリとキリギリスとトイプードルと普通の斧で言うと、やっぱり普通の斧かな」

A「あー、普通の斧かー」

B「金の俺と銀の俺のついでに返されたこともあるし、まあ普通の斧タイプだね」

A「そうかそうかー」

B「うん」

A「じゃあ、働き者タイプと、怠け者タイプと、風船で作られるタイプと、正直者に落とされるタイプと、背中を斬られるタイプならどれだと思う?」

B「うーん、アリとキリギリスとトイプードルと普通の斧と武士の恥なら、やっぱり武士の恥かな」

A「あー、武士の恥かー」

B「俺の足は逃げ出すために付いてるからね、まあ武士の恥タイプだよ」

A「じゃあ、働き者タイプと、怠け者タイプと、風船で作られるタイプと、正直者に落とされるタイプと、背中を斬られるタイプと、イロモネアで司会するタイプならどれだと思う?」

B「うーん、アリとキリギリスとトイプードルと普通の斧と武士の恥とウッチャンとナンチャンなら、やっぱりナンチャンかな」

A「あー、ナンチャンかー」

B「俺はウッチャンじゃないから、消去法でナンチャンだね」

A「そうかそうかー」

B「うん」

A「…あれ?」

B「ん?どうした?」

A「いや、なんか色々出て来すぎて分からなくなっちゃったんだけど、アリとキリギリスって元々どういう話だっけ?」

B「えーっと……たしか怠け者のキリギリスが、働き者のアリと風船でできた犬に普通の斧で背中を斬られて、真っ二つになった状態でイロモネアの司会をする話だね」

A「あー、なるほど、そういう話か」

B「うんうん」

A「いやー、しかしあれだなー」

B「ん?」

A「ウッチャンナンチャンって意外と苦労してるんだなー」

B「そうだねー、これは応援しちゃうねー」



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