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12月の時候の挨拶 | 季節のご挨拶のお手紙やメッセージに

2021年も残すこと約2週間。皆さん仕事納めに向けて忙しい時期なのではないでしょうか。

年末には人が集まったり、挨拶やお礼の機会も多いかと思います。今回は、12月のご挨拶の手紙に使える「時候の挨拶」について例文を交えながらご紹介します。


■時候の挨拶とは

時候の挨拶は、手紙やハガキに書く、書き出しの言葉。「寒中お見舞い申し上げます」「新春の候」などが時候の挨拶と呼ばれます。

時候の挨拶は、四季が豊かな日本ならではの伝統的なならわしの一つ。春分や秋分、夏至や冬至のような約15日ごとのまとまりを表す二十四節気にもとづき、1年の中でその季節に合った言葉が好まれます。

時候の挨拶には、12月の寒さが厳しい時期や、真夏の暑い季節に、相手を思いやる気持ちを込める意味もあるので、挨拶状に限らず、メールでも要素を取り入れると、受け取った相手も心遣いがうれしく思うメッセージになるのではないでしょうか。

■ 12月全般で使える時候

・漢語調
師走(しわす)の候
寒冷(かんれい)の候

・口語調
師走となりました。
寒く冷たい時期となりました。

■ 時候を使った例文

師走を迎え、多忙な日々が続いています。
年末となり寒さも厳しい頃となりましたね。

■ 時候+健康を気遣う例文

一年の中で最もあわただしい季節となりました。
年末を迎え、何かとお忙しいことと存じます。
今年も残りわずかとなりましたが、お変わりありませんか。

■ 気をつけたいこと

挨拶状を書く場合、構成は大まかに前文、主文、末文の3つで構成されます。時候の挨拶は、「拝啓」などの頭語の後に続けるのが一般的。しかし漢語調、口語調の中から、引取先や相手との関係によって適切なものを選びフォーマルからカジュアルに調整することがおすすめです。

前文
【1】頭語 「拝啓」など
【2】時候の挨拶 感謝を伝える文 
「平素は格別のご厚情を賜り、厚くお礼申しあげます。」「貴社ますますご繁栄のことと心からお喜び申し上げます。」

主文
【1】起こし言葉 「この度は…」など
【2】本文 手紙の本題

末文
【1】結びの言葉 繁栄や愛顧を願う言葉
「今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。」「末筆ながら貴社の一層のご発展をお祈り申し上げます。」
【2】結語 「敬具」など


以上今回は、12月の時候の挨拶についてご紹介しました。季節に合わせて使いこなせるようになったら素敵ですね!

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