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お笑いトリオ「バチまぐろ」けんた天国さんに聞く 芸人×Webの働き方

2019年3月結成お笑いトリオ「バチまぐろ」のボケ担当けんた天国さん。TikTokでは25,700フォロワーを獲得し人気を集めています。

今回は、「芸人」「Web」一見するとミスマッチなこの二つの分野で活躍するけんた天国さんに、現在の働き方や複業の魅力について聞きました!

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今の働き方をするようになったきっかけは?

8年前からお笑い芸人として活動を開始し、2019年からはお笑いトリオ「バチまぐろ」として新宿や下北沢の劇場を拠点にライブを行っています。

芸人の活動と並行し、複業としてWebの仕事に携わるようになったのは3年前。「かかとの骨が折れたこと」が転機となりました。

芸人をしながら日雇いの仕事をしていたある日、現場作業中に足場から落ちて、かかとの骨を折ってしまいました。日雇いの現場では体が動かなければ仕事にならず、お笑い一筋では生活が難しい。

そんな時に、知り合いの社長さんからパソコン一つでできる仕事をいただきました。これが複業としてWebの仕事をするようになったきっかけです。

現在は、芸人としてのライブ活動を軸としてYoutube・TikTok配信、男性向け美容企業のWeb広告運用のコンサルなどをしています。


芸人×Web の二足のわらじを選んで変わったことは?

この仕事を始めてから、全てがガラッと変わりました。収入面はもちろん、仕事に対する姿勢や時間の使い方も変わりましたね。

以前は、電車での移動中にただただゲームをしていました。現在は、車内や街の広告に目を向けたり、日常生活の中でもマーケティング視点のアンテナを張るようにしています。

移動中でも、ふと目にした宣伝カーが育毛剤の「チャップアップ」だったり、またそれが「なぜこの媒体で広告を出しているのか」考えていたり…男性美容のものは特に注意して情報収集するようになりましたね。

マーケティングでは、その企業さまごとに「誰に」「どのような価値を」「どのように提供するか」の仕組みを考えることが求められます。

メッセージを届けたいターゲットに合わせて、届け方を工夫するという点では、企業の広告施策作りと、芸人としてのネタ作りは共通していると思います。

「バチまぐろ」のネタ作りでも、受け手であるお客さんの反応を考えるようになり、「このセリフいらないよな」など気を配るようになりました。


「複業ははじめは大変」と聞きますが、実際はどうでしたか?

僕の場合は社会人経験がなく0からのスタートだったので、時間の使い方やビジネスコミュニケーションには苦戦しました。

敬語ひとつでも、緊急事項なのに「(相手の)時間がある時に」を表す「お手すきの際に」を使ってしまっていたり…(笑)まだまだ学ぶべきことがありますね!

実はバチまぐろのYoutubeとTikTokは、Webの仕事の一環で試験的に開設しました。チャンネル立ち上げ当初は、他メンバーから「OKな仕事だよね?」と心配されましたが(笑)現在はYoutubeもTikTokもトリオのメンバーで企画から運用をしています。編集は他のメンバーに任せて、僕はコンサル的立ち位置でアイディア出しや管理を担当しています。

芸人の中では、よくも悪くも戦略を持たない人が多い気がしますが、僕の場合はマーケティングの経験を芸人としても活かしています。

例えば、一目見た人でもどんな内容を届けているかわかりやすいよう、アカウント名は「バチまぐろ」ではなく、発信のテーマであるパチンコや麻雀などギャンブル系に合わせた名前にしています。YoutubeやTikTokを通して、オンラインでもファンと交流が生まれるのもうれしいですね。

TikTokアカウントはこちらから


お笑い芸人として、Web広告運用のコンサルとして活躍されているけんた天国さん。今後は、どんなことにチャレンジしたいですか?

将来は、自分の会社を立ち上げたいと思います。

Webの仕事は、パソコンひとつあればどの場所でもできることも魅力。この業界であれば、夜の舞台に立つ芸人も空き時間を活用しながら働けます。
今後は、Web広告運用のノウハウを伝えながら、過去の自分のようにその日暮らしをしている芸人や夢を追っている人を救いたいと考えています!


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