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【フリーランス・自営業の老後】備えておきたいお金のこと

こんにちは、フリカツ(Twitter@taka_taka_59)です!

フリーランスのみなさんは、老後も幸せに生きるためにキャリア設定はできていますか?

老後なんてまだまだ先と思われる方もたくさんいると思いますが、フリーランスが老後も悠々自適に暮らすためには、次に関しては無視できない大きな課題となります。

・将来のキャリア設定
・お金のこと

フリーランスや自営業の場合、日々の仕事で手一杯で最低限加入しておくべき国民年金も未納になりがちな方も多い印象です。

しかし、ここで紹介する「自営業の老後」を読むことで、改めて保険の重要さを認識できます。

しっかりと支払っていれば、生きている限り年金はもらえるので、何がなんでも払うべきと本書は説いています。

ここでは「自営業の老後」を読んで参考になった箇所を紹介します。

「確定拠出年金」と「小規模企業共済」

老後の蓄えとして、検討して欲しいのが「確定拠出年金(iDeCo)」と「小規模企業共済」です。

どちらも国の制度で、公的年金とは別に自分でお金を備えて老後に備えようというもの。

■確定拠出年金の特徴
・掛金は全額所得控除
・運用益は非課税
・掛金は5,000円〜68,000円

確定拠出年金は手数料が低く、さまざまな商品を取り揃えている楽天証券か、SBI証券がおすすめです。

iDeCoについては掛金は非課税なので、全額控除できます。フリーランスの節税対策にもなるので、ぜひ検討しておきましょう。

ちなみにフリーランスの節税については、次の記事でも詳しく解説しています。

一方「小規模企業共済」の特徴は、次のとおり。

■小規模企業共済の特徴
・掛金は全額所得控除
・予定利率が高い
・掛金は1,000円〜70,000円

小規模企業共済は、掛金1,000円から初められて節税効果と有利な利廻りの適用があります。

取り扱いは委託団体または金融機関から。

「生涯収支」を計算してみる

生涯収支とは、人が一生で使うお金の金額です。自分が何歳まで働くかを想定して、支出を予測してみるものです。

1年ごとの収入と支出、貯金金額を予測計算し、赤字にならないように生涯の収支を合わせる

生涯収支については、全国銀行協会のライフプランシミュレーションで詳しく調べられますので、ぜひチャレンジしてみましょう。

年金を増やせる「国民年金基金」

会社員には厚生年金がありますが、自営業では国民年金を毎月支払う必要があります。

国民年金の平均受給額は、厚生年金の半分以下である6万5000円程度です。これだけの金額では老後の生活はままなりません。

対策としてはさきほど紹介した「確定拠出年金」と「小規模企業共済」がありますが、「国民年金基金」は会社員との年金額の差を解消するために創設された任意加入の公的年金制度です

国民年金基金は、終身年金のA型、B型のどちらかに加入することが基本としており、一定期間もらえる確定年金のI型〜V型を組み合わせることが可能です。

口数を増やせば掛け金も上がり、もらえる年金額も増える仕組みです。しかし、以下のようなデメリットも挙げられます。

■国民年金基金の注意点
・近年は掛け金が値上げされた
・予定利率も下がっている
・インフレに対応できない
・途中で脱退できない
・受給金額が掛け金を上回るのに時間がかかる

そのため、国民年金基金に加入するより「確定拠出年金」と「小規模企業共済」がおすすめとなります。

気になる方は、全国国民年金基金のHPを参考にしてください。

気軽に年金を増やせる「付加保険料」

国民年金第1号被保険者ならびに任意加入被保険者の方が、定額保険料に上乗せして納める保険料です。(月額400円)
上乗せして納めることで、将来受け取る年金額を増やすことができます。
引用:日本年金機構

気軽に年金を増やせるのが「付加保険料」で、月額たった400円で増える年金額は「200円×付加保険料納付月数」です。

仮に40年納付すれば、年金額が96,000円増加、10年納付でも24,000円増加します。

ただし、国民年金基金との併用は不可です。

「医療保険」と「生命保険」について

・保険は公的なものを目一杯利用したうえで、薄いところを民間の保険でフォローする
・気になるところを掛け捨てでかける

医療保険は公的な保険+病気の不安をカバーする保険です。生命保険は家族構成や自分のリスクに合わせて検討します。

保険も大切だけど貯蓄も大事。基本的に公的年金と健康保険の給付でまかなえると本書では解説しています。

自営業の老後を読んでどう活かすか

「自営業の老後」を読んで、なんとなく考えなければいけないお金のことについて、再認識させられました。

とくにフリーランス・自営業なら本書でも解説している、「確定拠出年金」「小規模企業共済」「付加保険料」については、加入を検討しておくべきでしょう。

老後も幸せに生きるためには、ある程度のお金は絶対に必要です。

今のうちからしっかりと対策をしておくことで、フリーランスの老後も安泰になりますし、お金の不安からも開放されます。


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