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難しい、文章を「素直に」書くとは
窓際にたたずむネコを一匹、また一匹と見つけるたびに、嬉しくなる。このまちにはネコが住んでいる。実際本当に多い。
昨日実感した。教えるのには体力が必要だと。塾の個別指導でさえそうだ。なんだろう、元気がないと本当にできないなと思った。
だから今日からは散歩したりして、体力を付けていこうと思ったばかりなのに、今日は大雨予報。いつもそう。気持ち切り替えていこうと思った日に、出鼻をくじかれる。
みくのしんが本を出すと聞いてすごく嬉しかった。みくのしんの本を読む記事、この記事でみくのしんさんの感性がすごく好きになったし、noteも購読している。
みくのしんさんの文章を読んでいると、文章を書きたくなる。文章で、こんなことしていいの?! っていつも思う。ときおりとてつもないパワーをもった「詩」がやってくるので、購読をやめられない。今は「生命<いのち>」のプラン(安いほう)なのだけど、このプランだと見られない記事もあるので「地球<ちきゅ>」のプランにするか迷う。
街を歩くスーツの男性が川を流れる桜も綺麗だと言っていたからふと川を見たけど、泥沼みたいな目黒川に雨風でモドュルモドュルになっていて、それでいて桜の花びらが一面を埋め尽くす花筏のような綺麗さはまるでなくて、ポツポツとしかなく、それも目を凝らさないと見えない様な桜の量。悲しいことに泥の色と桜の薄ピンクは同系色なのかと一瞬思った。
泥の色と桜の薄ピンクが同系色という表現がすごすぎて、詩だな、と思う。
ただただ「素直」なんだけど、その素直を文章に表現するのって難しい。素直に文章で語ることは、自分が思ったことをただキーボードで出力しても、それは素直ではない点ですごく難しい。だからこそ、詩の力までも必要なんだろう。
その点、みくのしんさんはいつも素直であることがわかる。それを表出するのが上手すぎる。正直、みくのしんさんが言っているあるあるとか、実感できない時もある。でもなんだろう。自分にとっては全然あるあるじゃないけれど、きっとあるんだろうな、と、他人の生活がありありと浮かんでくる。共感、とはちょっと違う。そういう人も、本当にいるんだろうな、と思わせてくれる。
共感を呼ぶ文章を書ける人はきっとたくさんいる。でも、ここまで自分の「生活」を文章中に立ち上がらせることができる人もそういないと思っている。
リアルであることは、状況を詳細に伝えることで成立するものでもない。誰が、何を語るか。手あかのついていない新鮮な言葉が、そこに乗っかってきたら、きっと強い。
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