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【VI】音と振動と私


『誰もいない森で木が倒れたら音はするのか?』


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一見、『誰もいなくても音を立てて倒れているに決まっているだろ。』と答えてしまいそうだが...

『音はしない。』

そもそも、外の世界には音程など存在しない。

空気中にあるのは、振動だけである。

音は空気の振動が伝わって、観測者の耳に届く。

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しかし、観測者がいなければ、誰も認知はできない。

音というのは空気の振動を受け取る側がいて、初めて存在できる。

現実と言うものは、観測者によって観測されるまでは確定しない。

そんな我々、観測者の人間の体は約7割が『水』である。

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音は水を振動させ、すべての音(周波数)は、水にそれぞれ固有の形を表示する。

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砂は振動する金属の上に置かれると、様々な曲線状の形体をとる。

媒体による物体の振動や音の可視化をサイマティクスという。

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結晶や音の波形、動植物の形態は、内に働く力や運動の表れであり、それらは電気、磁気、音(振動)によって生じる。

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ミステリーサークルも地球の内に働く力や運動の表れ

根源の力と原初のイメージ、振動する音と輝く光が協同して、宇宙の進化は少しずつ起こった。無形の状態から混沌とした液体へ、しだいに固体化して有形の存在へ。やがて生物はどんどん複雑化して、違いも明らかになっていく。

(アレクサンダー・ラウターヴァッサー『ウォーター・サウンド・イメージ』より。)
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自然は真空を嫌う。


『ジョルダーノ・ブルーノ』

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ジョルダーノ・ブルーノはアリストテレス以来、伝統的に信じられてきた「自然は真空を嫌う」ことを信じていたため、宇宙にある無数の太陽系の間はエーテル(※プラトン立体では正十二面体)によって満たされていると考えていた。彗星は神の意志を伝える役割をもって天界から到達するというのもブルーノのアイデアであった。

(wikipediaより)
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宇宙空間には空気がないので『人間が知覚できるような音』は存在しない。

しかし、宇宙空間に空気がないと言っても、希薄な気体分子は存在し、人間の知覚外、感覚外の音だけれども、この気体分子の間でも振動は伝わる

宇宙は真空ではなく、気温もあり、絶対零度は『-273.15℃』だが、宇宙の気温は『-273℃』ほどで、宇宙にも原子や分子は存在しており、熱エネルギーがある。


人間だけではなく、宇宙も言葉を話す。


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すべてのものは言葉を話している。

それらの音は周波数(波)の違いだけであり、

すべての存在の根源は『音そのもの』である。

『言霊』の本当の意味がそこにある。

初めにことばがあった。ことばは神と共にあった。ことばは神であった。このことばは初めに神と共にあった。
すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった。

- ヨハネ伝 1:1-3
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この世のすべては『振動』であり、その影響である。つまり、現実には何の物質も存在していない。私たちが認識しているすべての物質は、振動によって構成されているものだ。また、すべての物質や事象には『それ固有の振動数』がある。

(by マックス・プランク)
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すべてのこの世の存在は『音』そのものであるかもしれない。すべての空間に存在する形は、水晶から人間に至るまで、動きをさえぎられた音として説明できないだろうか? したがって空間的な形は『音楽の表象的な表れ』にすぎないのでは?

 (by ノヴァーリス)
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この世の現実は実は個々ですべてが違う。


すべてのものには意識がある。

ただその階層(周波数)がちがうだけだ。

その意識の階層に応じた特有の波動が神経系を通じて、もしくは電気や磁気を通じて伝達している。

この世の現実は『個々ですべてが違う』。

例えば、我々の臓器の中の細胞は、自分が臓器の中の世界の細胞だと知ることが出来るだろうか?

それは、このレイヤーの中の世界にいる我々も同じである。

すべてはフラクタル構造になっている。

我々、人間も人間同士で同じ現実を認識していると錯覚しているが、それは五感に流れて来る毎秒数百万ビットの情報を”意識”が生存や繁殖に必要な40ビット程度にまでに選別し、あえて無視させているからだ。

40ビット程度の情報の範囲でなら、我々は例えば同じものを食べた時にだいたい同じであると共感する。

しかし、実際にすべてを粒子レベルの膨大な情報の範囲で考えるならば、絶対に同じ味には感じてはいない。

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『ジョン・ホイラー』の遅延選択実験は『客観的現実』は存在しないことを示した。


『量子の世界』


量子という最小単位の物質は何もない所から生まれている。

『二重スリット実験』

二重スリット実験では、『光子』は『粒子』であり、『波』でもあるが、人間の観測が影響を与えている。

人間が念じると、人間の意志が結果に変化を及ぼすことさえする。

(動画のタイトルには相反するが、神(物理法則、数)を利用して、仮想現実を作りだして、神になろうとする存在はいる(はず)。この世が”誰か”が創った仮想現実だとは思わないが(そうかもしれないけど)、物理法則上でのテクノロジーで仮想現実がもう創れるということ自体が、この世の原理は仮想現実の原理と非常に良く似ていると証明しているとは言えると思う。)

また、量子力学の世界には、『量子もつれ(Quantum Entanglement)』も存在し、複数の量子の間の操作、観測が、他の量子の状態に影響を与えてしまう。


ロシアの『ウラジミール・ポポニン(Vladimir Poponin)』は1995年の量子実験で『光子』は人間のDNAと同居する時に初めて規則性を持つことを証明した。

光子と人間のDNA との関係性。

人間のDNAの中でタンパク質を作るために使われているのは、ほんの 10%以下にしか過ぎず、残りの 90%以上の DNA はジャンクDNAと呼ばれてきた。

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しかし、そんなジャンクDNAだが、ジャンクDNAとも呼ばれるサテライトDNAが、細胞核の中で染色体の正しい結合を保持するという生命維持に不可欠な役割を担っていること、90%以上のジャンクDNAは人間の『言語』と同じ規則に従っていること等が明らかになってきた。

ヒトのゲノムDNAの中には、実はたくさんのウイルスが入り込んでいる。

ウイルスとの厳密な区別がよく分からないものを含めると、ゲノムの半分以上を占有しており、『DNAの殆どが実はレトロウイルス由来』だ。

ウイルス自体は病原体ではない。『何かを悪に仕立て上げ、悪を叩く』というキxxト教思想、パスツールの『病原体仮説』こそがすべての元凶だ。

『宿主の状態がすべて』であり、『砂糖』や『添加物』、『社会毒』、『環境汚染』がすべての原因で人間の体も心もぼろぼろにする。

最も生命を抜かれた食物が、最も長持ちする。食物は保存期間が長ければ長いほど栄養素は少なくなる。

2度の世界大戦下のイギリスでは、国民全般の健康が大幅に改善した。『砂糖』の輸送が封鎖され、『砂糖』消費量が大幅に減少したからである。戦争による心身へのストレスよりも、『砂糖』を接種する方が人体にとって致命的なのである。

(『オーソモレキュラー医学入門』 translated by 中村篤史)
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DNAは、ウイルスのような外部からの侵入者も、ゲノムの寄生者みたいなものも積極的に取り入れ、利用し、進化している。

そんな、ウイルスやバクテリアを含めた、すべての微生物は宇宙から地球に常に降り注いでおり、人間を含む地球のすべての生物はウイルスがもたらす進化の影響下にある

そして、それらは宇宙から、彗星が運んできている。

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『パンスぺルミア説』(地球の生命の起源は、地球ではなく、他の天体で発生した生命の元(微生物の芽胞など)が地球に到達し、繁殖・発展したものとする by Wikipedia)の代表的論客、『フレッド・ホイル 』博士は『生命・DNAは宇宙からやって来た』と語る。

これらすべてを踏まえて考えると、『今起こってる騒動』とは一体???

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そもそも、我々も、この世界のすべてのものも、粒子と波の性質をあわせ持った量子で出来ており、すべては宇宙の最初の点から誕生して派生しただけのまったく同じ存在だ。

宇宙のすべての物質の中心には『振動』が存在し、すべての生物もまた、『振動する物質』から形成されている。人間もまた振動的な存在であり、『ピタゴラス』は、薬の代わりに、適切な周波数で音楽を使用することが、人間の健康に大きく貢献すると述べていた。


万物の根源である音の『音階』を最初に認識、発見したのは誰か?


『万物は数である。』で有名なその『ピタゴラス』だ。

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ある時、ピタゴラスは、鍛冶職人がハンマーで金属を叩く音を聞いていると、美しく響き合う音と、そうでない音があることに気がついた。

不思議に思い、色々なハンマーを叩いて調べてみたところ、美しく響き合う場合は、重さの間に整数の比(2:1 や 3:2など)が成立することを発見した。

ピタゴラスと弟子たちは音階の研究に取り組み、彼らは『モノコード』と呼ばれる楽器を発明し、2台の『モノコード』を同時に弾いて、『弦』の長さを変えながら美しく響き合う位置を探した。

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弦を弾いて出る音が弦の長さと関係しており、弦の長さを倍にすると、音は丸1オクターブ下がった。3分の2に縮めると、音は5度上がった。

これが、『ドレミファソラシド』の同時に響くと美しいオクターブ、『音階』の発見となった。

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『万物は数である』


音の法則は数の間との厳密な関係に還元することができる。

音楽は混沌から秩序を創り出す。

『音階』と『弦』

音は振動によって観測者に伝わるが、

宇宙、次元、この世界のすべては『音』や『弦』そのものである。

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『弦理論(ひも理論)』


長い間、物質は極めて小さな粒子、素粒子から出来ていると考えられてきた。

しかし、素粒子の正体は、目に見えない小さなひもだった。

電子の真ん中のひもは陽子の10億分の1のさらに10億分の1にあたるので、どの素粒子もひもではなく点状に見える。

物質は、小さなひもから、音楽のように紡ぎ出されて誕生する。


すべての元素は、『3』種類の素粒子でできている。

『アップクォーク』

『ダウンクォーク』

『電子(レプトン)』

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ニュートリノフロンティアの融合と進化より

人体も、水も、石も、パソコンも、スマホも、すべては『3』種類の素粒子で出来ている。

(もっと厳密に見ていくと、素粒子には、『6』種類のクォークと電子が属する『6』種類のレプトン、これらの間で力を運ぶゲージ粒子、質量(重さ)を与えるヒッグス粒子があり、さらにその先もある。)

『弦理論(ひも理論)』によると、どの素粒子を拡大しても、同じひもが現れる。

ただ、素粒子の種類によって、ひもの揺らぎ(振動)が異なっている

『弦理論(ひも理論)』の『ひも』は振動する小さなエネルギーの弦。

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超ミクロな世界で『超ひも弦』の奏でる振動が、様々な粒子や元素を作り、物質を作り、生命を生み出している。

生命の、その違いは単純に『振動数の違い』から生まれている。

11次元の超空間に響き渡る弦楽器の音色、『超ひも弦』が奏でる交響曲(シンフォニー)である『振動』が、この世の森羅万象を作っている。

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バイオリンの音は球状に拡散する。

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音楽は混沌から秩序を創り出す。異なるものにリズムが一致を、ばらばらなものにメロディーがつながりを、相容れないものに和音が親和を与えるからだ。

バイオリン奏者 ユーディ・メニューイン



『誰もいない森で木が倒れたら音はするのか?』


音は...

この世の森羅万象を生み出し、振動させるのは自分自身であり、

この世界では、本当は、誰もが自分の奏でたい音を奏でることができる。


亮弦-Ryogen-