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小さな植栽 苔玉を作ってみましょう


こんにちは!
駅家町にある花屋flowershopHAKKAのあまのひろみです。

盆栽がブームになっていますが、盆栽は屋外での管理が基本です。しかも高額なものが多く、なかなかハードルが高い・・・室内に気軽にちょっと置いて楽しみたいのであれば、苔玉はいかがでしょうか。ホームセンターでもお花屋さんでも夏場に目にすることがあると思います。和でも洋でも溶け込むので、気軽に涼を感じることが出来る植物の形のひとつでしょう。

材料

(1個分)
・3号ポットくらいの観葉植物(例えばポトス・シダ類など)
  →今回はシダを使います。
・ハイゴケ 100gくらい
・培養土 100gくらい
・麻布 30×30㎝くらい 1枚
・根腐れ防止剤(ミリオンなど) 培養土に対して1割程度
・手芸糸
・ハサミ
・直径15㎝前後のお椀、カップなど
・必要に応じて、皿やワイヤーなど

猫は苔玉には必要ありませんが、癒し効果をアップする上では非常に重要
根ぐされ防止剤

作り方

① 植物をポットから出して土を少し落とし包みやすくします。土はほとんど残してそのまま包みます。

② カップの上に麻布をかぶせて、その中に少し培養土を入れておきます。

③ 植物をカップの土の上へ置いて、周りの根が隠れるように培養土をカップの中へ足していきます。

④ 麻布を回りから持ち上げて植物の根元で土がもれないようにひとまとめにします。下の土が丸くなるようにギュッと握って形を整えます。底の部分は平らになる方が置いた時に安定しますので、置いてみたり握ってみたりを繰り返しながら、麻布を根元でしっかりまとめます。

⑤ 手芸糸で巻きます。苔玉をくるくると左へ回しながら、糸は少しずつ重なるように右へ右へ巻くようにします。

⑥ 2週目は、上へはみ出た麻布を下へ折り返して抑えるように、さらにもう1周同じように巻いていきます。はみ出た麻布が大きい場合は切りとります。
※ハンギングタイプにする場合は、この下地状態の時に本体にワイヤーを巻いて、吊るせるように上へワイヤーを伸ばしておきます。

上へはみ出た布を折り返してさらに糸を巻いていく
完成
吊るす場合はこの時点でワイヤーを上に伸ばしておく

⑦ 丸くなった麻布の上へハイゴケをかぶせながら、また糸で巻きます。下地が見える部分は隠すに少しずつハイゴケを追加します。

⑧ 巻き終わったら糸を輪にして3,4回ねじって親指で押さえて、輪を本体にかぶせて引っ張って留めます。飛び出ているコケはハサミで散髪して形を整えて完成です。

⑨ ハンギングでない場合は、お好きな器に飾って楽しみます。

管理方法

水やりをする前に本体の重さを測っておくと残りの水分の量がわかりやすいです。

水を張ったバケツに沈めます。少し泡が出てくるので、1,2分置いてみて、泡が出なくなったら引き上げて水気を切ります。

水やり

霧吹きは中まで水が浸透しないので、水やりはしっかりと水を上からかけるか、水へ沈めるようにします。水やりは乾燥と湿潤のメリハリが大切です。持ってみて軽くなっていたら、水やりをします。肥料はあまり必要ありませんが、液体肥料がある場合はひと月に1度くらい規定量の倍に薄めた水をかけるか沈めるようにします。

置き場所は風通しのある明るい室内です。夏の直射日光は苔も植物も葉焼けを起こすので、室外へ出すのは春と秋です。

苔玉は、苔と植物、2つを一度に育てていることになります。
小さなお子さんやペットがいる場合は、ハンギングがおススメです。水やり後はしばらく水切りが必要ですが、器がいらない分、ハンギングネットに鉢を入れるより重量は軽いです。ゆらゆらと揺れる様子に癒されると思いますよ。

教えてくれたのは…

flowershopHAKKA あまのひろみ
職場の先輩から頂いたウエディングブーケがきっかけで花を習い始める。その後、フラワーショップで8年ほど生花販売と教室を運営。勤めていた店が閉店することを機に、ショップを引き継いで独立。現在の教室の生徒さんは約20人で、お子さんから70歳くらいの幅広い世代の方が教室に来られています。「お花を贈った方も贈られた方も笑顔になるお花屋さん」をモットーに、日々お花と向き合っています。


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