小魚を雑魚じゃんと言って回る水族館

振られOLには、優しい男友達がいる。

彼とは大学1回生の頃から仲良く、
お互いの留学や、彼の休学など、
様々なことを乗り越え、今はお互いに関東に落ち着いた。

いつも私のわがままで
遊ぼう！といえば必ず遊んでくれるため
彼には感謝しかない。
彼とは基本2人でしか遊ばないため、
デートのようなプランになるが、
彼は全く持って嫌がらない。
きっと何も気にしていないのだ。

今回も例に漏れず、デートのような
休日を過ごした。
拷問博物館へ行きたいという彼に
賛同を示したが、休館ということで、
「休館」の文字を見て、
「水族館」を提案。彼は二つ返事で、
ペンギン見に行こか！とのこと。
予約が必要ということで、WEB予約をしてくれた。

雑魚い魚って頭痛が痛い？

雑魚と漢字を見るとさかなが見える。
雑魚いというのは上品でない言葉だが
割と日常に馴染んでいる言葉ではないかと思う。

エントランスをくぐり、やはり
最初に出迎えてくれるのは
説明書きもないような小さい
本当にその辺の川に生息している
魚ばかりだった。
それを見た私は、
「雑魚い魚ばっかじゃん！あれ、もしかして雑魚い魚って頭痛が痛いだった、、？」
という感想を漏らした。
そんな私に彼は
「初めてデートする時に水族館はやめときや😰
それか他の人と水族館は気を付けや😰」
と応答。
はっと気付く私、論点はそこじゃなかったのだ。

論点はそこじゃない

重言についてコメントする私に、
彼はそんな言葉を投げかけ、
彼は水族館に来て雑魚い雑魚いと
言って回る女の今後を心配してくれたのだ。
確かにそんな奴とデートはしたくないはずだ。
水族館に来たからと言って、
「わあ綺麗！この魚可愛いね！」などと
言わなければいけないと全く思わないし、
相手が慣れ親しんだ彼とだったため、
気を抜いていたなんて言い訳をするが、
どちらにせよデートの際の発言には
気を付けた方が良さそうだ。

水族館もいよいよ終盤のメインに
差し掛かってきたその頃、
彼は言ったのだ。
「お腹空いたな、海鮮食べたくね？」

17時半から早い夜ご飯として
ちゃっかり海鮮を食べました。

次回、彼と2度目のディズニー