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VRコミュニティマネージャーとは何か

こんにちは。ふららんです。
2月中旬ごろ私はTwitterで「VRコミュニティマネージャーになる!」と宣言させて頂きました。

今回のnoteはこのVRコミュニティマネージャーとは何なのかについてまとめようと思います。

VRコミュニティとは何なのか

そもそもVRコミュニティとは何なのでしょうか?
コミュニティという単語をネットで検索してみると次のような説明を見つけました。

コミュニティとは、英語で「共同体」や「地域社会」を意味する語である。IT用語としては、インターネットなどを通じて特定の目的や話題について交流するユーザーの集合などを指していることが多い。
~IT用語辞典バイナリより引用~

これにVRという手段がくっつきます。するとVRコミュニティの意味は次のようになりそうです。

VRコミュニティとは、VR空間という3次元のネット空間上での交流を目的としたユーザーの集合の事である

この「VRを活用した」という点がこれまでのネットのコミュニティとは大きく異なる点であり、逆に言えばそれ以外は同じとも言えます。
しかしこのVR空間という3次元のネット空間の存在は出来る事の幅を大幅に広げました。VRコミュニティというのはその幅を生かした新たなネット空間のユーザーの集合の事、そこにこれまでの社会が生み出せなかった新たな価値が生まれています。その新たな価値は現在進行形で社会を変え、人生を変える力があるのです。

新たな価値について

新たな価値とはどのようなものなのか。これについて簡単に説明します。
例えば皆さんは「アバター文化」という言葉を聞いたことがありますか?

「VR空間でアバターをまとって遊び、暮らし、生活するという新たな文化」

前に動く城のフィオさんがバーチャル学会2019の基調講演でこれについてお話をしておりました。「アバター文化」について詳しく知りたい方はこちらのnoteを読んで頂ければと思います。

この「アバター文化」も新たな価値の一つと言えると思います。私もアバターに成って生活できる場所を持ったことで人生が180度変わりました。決してリアル側では出会えなかったである人との出会いは数えきれないほどあります。その出会いは私という人間を大きく成長させてくれました。あらゆる事にもチャレンジできる土台が備わっていたのも大きかったと思います。
このように人の人生を大きく変えるような力があるのは間違いないです。
もちろんVR空間自体があなたを救ってくれるわけではありませんが、手段として活用する事であなたが今求めていることを実現する事ができるかもしれません。

VRコミュニティマネージャーとは

VRコミュニティと新たな価値について抑えた所で本題に移ります。
VRコミュニティマネージャーとは

VR空間特化型の総合系コンサルタント業として、点と点をつなげる存在

となります。
ここで言う「点」とは「バーチャル側の存在」、「リアル側の存在」、「VR空間で生まれた新たな価値」などあらゆるものを指します。

具体的には次のような活動内容となります。

・自らVRプラットフォームにおける新たな価値の創出に携り、開拓する。
・各種VRプラットフォームで可能な事を把握し、広く周知する。
・既に存在するVRコミュニティの発展をサポートする。
・個人や企業、公共施設に対して目的に沿った適切なVRプラットフォームの利用方法を提案し、実行支援する。

このように活動は多岐にわたります。正直活動内容が多岐に渡りすぎているため「VRコミュニティマネージャー」という名が合っていないかもしれませんが、今最も私の活動内容に近い言葉として「VRコミュニティマネージャー」を使わせていただいています。

何故VRコミュニティマネージャーが必要なのか


VRコミュニティマネージャーの存在について一通り説明しました。では次になぜ必要なのか説明したいと思います。

VRという存在は年を重ねるごとに少しずつですが身近になってきてはいます。最近ではゲーム以外の使われ方でもテレビで取り上げられることが多くなってきました。しかしまだほんの一部の人達だけがVRを活用しています。VRをプレイするためにはまだまだお金もかかりますし、様々な理由から一般家庭に普及するのはまだまだ時間がかかるでしょう。私は今の状況では流行らないのは当然とすら思っています。(これからVR界隈一丸になって流行らせたい!)
しかし、一方で流行らないのは当然にせよ今のVR空間の利用価値は十分すぎるほどあるとも思っています。知ってほしい人たちがまだVRプラットフォームを利用した事がない、または正しく魅力を理解する機会に恵まれていないのです。またVR空間を既に利用しているもの同士でも最適な活用には至っていない場合あると思います。私はどちらの場合も次の理由が少なからずあると思います。

点と点を繋げる存在がいないから

現実社会でもヘッドハンターがいなくては企業が求める人材を集める事は簡単ではないと思います。誰かが人と人を繋げる役割を担わなくては繋がらずに価値が埋まってしまうことがあるのです。
またこれの対象範囲は人だけに限りません。VRプラットフォームの存在自体も使ってほしい人と繋げなくては本来発揮できるポテンシャルを発揮できないまま終わってしまいます。今最もユーザー数が多いVRプラットフォームであるVRChatもアバターを作成できるモデラーが住まなければ今日のような「アバター文化」は発展しなかったかもしれません。
最近一部で話題になりつつあるNeosVR もTwitterで話題にならなければ知る由もなかった人多いと思います。しかしVRプラットフォームの中ではおそらく最も技術的に進んだことが可能なNeosVRですら現在アクティブユーザー数は全世界で一日30人前後です。もちろん様々な要因があります。が、それにしてもあまりに少ないです。本来存在を認知して欲しい層に届いていないと思います。このようにどれほど魅力的な事ができるVRプラットフォームも存在を正しく知る機会が無ければ価値が埋まってしまいます。その価値に気が付かなかった事で人生を豊かにするチャンスを逃す事態をできるだけ少なくしたい。人も場所も正しく理解して繋がる事で初めて手段になり価値を感じる事ができるのです。そのお手伝いをする存在こそがVRコミュニティマネージャーでありそれが存在理由となります。

現在のVRコミュニティマネージャーとして活動内容

今現在私はVRコミュニティマネージャーとしていくつか活動をしています。例えばVRChatで毎日23時から「今日も一日生き延びてえらい!集会」、Recroomで毎週日曜日の20時40分から「今週も生き延びてえらい!集会」、NeosVRで先日開いた「NeosFlyers」などを主催し、各種VRプラットフォームの情報も発信しております。昨年12月末には「東京クロノス総合プロデューサーとカタリアウ in VRChat」を開催し、VRChatユーザー複数人と岸上健人さんを交え「日本をVRの中心地にする」をテーマに語りあう企画も行いました。
またリアル側でもリアルのバーとVRChatの飲み会ワールドを繋ぎVR飲み会体験をする「バーチャルエデンバー」という企画(主催はレイブンさん)をお手伝いさせていただいていたり、VRSNSなどを活用した「仕事」を築いていくチーム「チームVR屋さん」のメンバーとしても活動中です。他にもあるのですが、今後表に上がってくることがあると思います。
今は実績を積み上げている段階ではあるのですが、今後ビジネスとしてVRコミュニティマネージャーは大きく動く予定です。準備がまだできていない為本格的なビジネスとしての活動はもう少し先になりますが、何か依頼があれば私のTwitter(@furarann_VR37)にDMを頂けたらと思います。
また私の活動内容はこちらにもまとまっています。

読んでくれた皆さんへちょっとしたお願い

最後に皆さんに伝えたいことが1点あります。まず現在VRコミュニティマネージャーを名乗って活動している人はおそらく私だけですが、活動内容的には全てを一人で行うには少し荷が重たいものだと感じております。

そこで仲間の募集です!私の活動に力を貸してくれる方はいませんか?

例えば私は一人しかいない為、自分のアンテナで拾える情報はどうしても限られてしまいます。私がイベントを複数主催している影響も大きく、なかなか調査するべき所を調査できておりません。そういった事もあってまだまだ私が知らないVR空間の可能性がたくさんあるはずなのです。なのでDM等で情報提供や技術的な部分の説明、体験のお誘いをしてもらえると助かります。DMして頂いた内容は時間を作って勉強しに行きます。そして勉強した内容を正しく理解したうえでVRコミュニティマネージャーとしての活動に活かせたらと考えています。
それらの情報は現在VR空間で活動している人とまだVR空間を知らない人を繋げるきっかけにもなりますし、既にVR空間を利用している人通しを繋げてより魅力的なものにすることに繋がってくるはずです。

終わりに

ここまで読んで頂きありがとうございます!VRコミュニティマネージャーはこれまでの社会に存在していない新たなお仕事です。今後名称や活動内容の修正等があり得ますが、大枠としての活動はnoteに書いたような内容になると思います。このVRコミュニティマネージャーという存在はまだ始まったばかりです。現時点では社会にとってそこまで必要な存在ではないかもしれません。

それでも5年、10年先にVRコミュニティマネージャーがVR関係の職種として当たり前のように存在する未来を私は創りたい!

このnoteを読んで一人でも多くの人が「VRコミュニティマネージャー」という存在に興味を持ってもらえたら嬉しい。
(2020/3/20)


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