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DJスタイル 餃子

今回のDJスタイルは「厚い鉄フライパンで餃子を焼いてみる!」みんな大好き「餃子」!パリッとふっくら餃子を目指すため、厚い板の鉄フライパンを使って挑戦です。 特に、鉄製では、予熱が重要です。予熱せず、はじめから水を入れてしまうとこびりつきますので、ご注意下さい。

鉄のフライパンは「予熱」が大切。パンをまんべんなく温めるのがポイント。厚い板なので、じっくりと長めに温めて「油返し」を。 さぁ、そこから調理がスタートです!温めたパンに餃子を並べて、適量の水を入れて、水気がなくなるまで数分蒸し焼きに。最後に、ごま油を回しいれて、焼き目をつけて出来上がり。 餃子を取り出すには金属ターナーが必須です。

モニターご意見:絶妙な焼き加減の餃子完成!

ささえつ様(福島県:3人家族・専業主婦歴3年)

今まで我が家のフライパンは、極JAPANの炒め鍋26cmと18cm程度のフッ素加工の安いフライパンでした。 野菜嫌いの子供が、餃子ならよく食べてくれるので、餃子をよく焼くのですが、鉄の炒め鍋では、平面が少なくたくさん一度に焼けず、またガチガチにくっついたり、焦げてしまったり、なかなかうまく焼けません。結果いつもフッ素加工の小さなフライパンでちまちまと焼いていました。 わずらわしさを感じ、いっそのことフッ素加工の普通のフライパンを買おうかどうか、ずっと悩んでいたのでした。しかし、毎年のように買い替えるのは嫌だし、はがれているということはフッ素部分を食べているんだろう、、、と考えるのも嫌でした。

そこで、調理グッズ好きな友人と協議した結果、厚底の鉄のフライパンが適しているのではないか、という結論に落ち着いた次の日、フライパン倶楽部で極JAPAN厚底フライパンのモニター応募を目にしたのです。当然のごとく勇み足で応募。(なぜか当選するという確信があった!)

厚みと重みにワクワク

信じた通り見事当選し、当選の連絡を頂いた次の日に福島まで送られてきました。 まず、その重さにはびっくりしました。見た目は、極JAPAN炒め鍋 とそう変わらないのに、持ってみるとずっしりとした鉄アレイ(ダンベル)のようです。 これは炒めるというのではなく、完全に焼くことを専門に使うフライパンだなと実感しました。 中国在住時に使用していた中華鍋の重さと等しく、この底の広い鍋でステーキなど焼いたら、お店の料理に近いものが出来上がりそうだとワクワクしました。

予熱中のお写真。強すぎない火でじっくりじわじわと温めていくのがベストです。

しっかり予熱してスタート

早速、ある日曜日の午後、娘の子守をお願いし(夫も作りたかったらしいが)、私一人で手作り餃子を作成。 今回皮は市販のものを利用。手作りの皮の方が包みやすいのですが、そこは割愛。 フライパンをしっかり油で温めて、煙が出ない前に、試しに餃子を入れてみました。 普通なら、ここでくっついてしまうことも多いのですが、やはり!厚底の威力、くっつきません!

そして、次に熱湯で蒸し焼きに。思いっきりジューっと熱湯を差し込んで、数分後蓋を開けてみました。そしたら、皮が柔らかそうになっています。まさか、鍋底にくっついてしまっているかな?と少し心配になりましたが、そーっと菜箸で餃子の皮を触ってみると、意外や意外ペロリとなべ底から離れるのです。これには驚きました!

蒸した後は、しばらく焼く

ただ、まだまだ蒸し焼き直前で皮が柔らかいので、ここから油をかけて強火で少し皮を固くします。なべ底で油で約ピチピチという音がしてきたら、一個一個裏返します。 どうやら我が家のグリルでは、右斜め上の火力が弱いのか、それともわずかに傾斜して油が行き渡らなかったのか、若干鍋縁にくっついたところがありましたが、それも丁寧にターナーではがしたところ、破れることもなく、はがすことができたのです。我が家のコンロの特徴が把握できたのはよかったと思います。餃子も17個ほど並べられましたが、9割ほどはこびりつかず剥がれます。もっとカリカリに焼けば、一気にターナーでバリバリにはがすこともできたかもしれません。これは次回の練習課題としてみます。

蒸し焼き直後。蒸されて軟らかくなった皮ですが、くっついていません。

外側はカリカリで、中はふっくら

今回、別の発見もありました。しっかりと餃子の内部に火が通ったため、餃子が冷めにくいということでした。蒸し焼き中に、まるで風船のように餃子が膨らんでいたのには驚いたのですが、ここまで芯まで熱を届けていても、皮がカリカリになりすぎず、且つ柔らかすぎて皮が破れこともない、絶妙なバランスに拍手を送ります! 子供も嬉しそうに手作り餃子を食べてくれ、大満足です。(いつもフライパン倶楽部さんで購入した文化鍋でご飯を炊き、子供はご飯もバク食いです。)

パリパリに見えますが、意外に柔らかめです。

調理器具はその素材や種類によって、本当に味や手間に如実に変化が現れ、まるで化学の実験のように楽しむことができます。いつも、この料理をあの鍋で作ったらどうなるかなと頭でシミュレーションしていますが、これからはハンバーグやステーキ魚のソテーなどももっと研究できると胸膨らませています。 次は定番のハンバーグを焼いて、味の違いを体験したい思っています。楽しみです!

今日は出汁を取っておいしい澄まし汁に炊き立てのご飯!餃子によく合うのです。

店長よりコメント

信じた通りになりましたね。それに貢献できまして、嬉しく思います。 まずは、「やりたい」と願うことからはじまり、そして、周りにその意思を表明していく。 すると、不思議と道は開けて参ります。 今日は、願いを持つこと、自分の意思を表明することが軽んじられているかもしれません。 そんな中で、よいお手本を示して頂きました。今回は、その強い意思がこちらにも伝わったのでしょう。 その結果、心が準備されている状態ですので、このようなレポートに結実するのだと思いました。

もしかしたら、蒸した後の火加減は、火を弱めるタイミングもありますが、基本的には弱めで良いと思います。 くれぐれも、水がなくった状態で強火が続いてしまうと、黒焦げとなりますので、ご注意下さい。 それにしても、「ここまで芯まで熱を届けていても、皮がカリカリになりすぎず、且つ柔らかすぎて皮が破れこともない」 素晴らしい観察ですね。薄いフライパンですと、食材内部に熱を届ける前に、表面を黒く焦げ付かせてしまいます。

食材に熱を届ける上で、薄いフライパンは、面ではなく点で熱を伝える傾向にありますが、 厚いフライパンですと、広く面で、底面全体を通じて、熱を伝えることとなり、たっぷりの熱量を 食材に届けることができるとも言えるでしょうか。 このあたりは、美味しさへの鍵であり、これを習得できれば、 他の食材にも応用できる想像力が働きますね。ますますお料理を楽しまれて下さい。