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店長のフライパン哲学

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フライパンとは何か。フライパンを深堀りしていくと、料理だけでなく人生まで楽しくなる。 フライパンでお料理をするあなたへのエールです。
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記事一覧

店長のフライパン哲学 序章

フライパン販売の現場で 私は、愛知県豊橋市の駅前商店街にある金物屋の長男として生まれて、…

店長のフライパン哲学 1章

フライパンと独立自尊 フライパン倶楽部を運営することで、私の中で大きくなってきた存在が、…

店長のフライパン哲学 2章

フライパンと愛 料理研究家の辰巳芳子さんの料理教室に参加する機会が与えられました。 その…

店長のフライパン哲学 3章

フライパンの歴史 人類の誕生とともに、まず生まれたものは、道具でした。 「どうしたら、健…

店長のフライパン哲学 4章

フライパン調理の科学 「どうしたら、健康的で、おいしく食べられるか」これを考えていくこと…

店長のフライパン哲学 5章

フライパン道具の科学 ここで熱と温度の関係を整理します。 熱は、エネルギーと考えて、温度…

店長のフライパン哲学 6章

フライパンの使い方 コンロと火加減 美味しくなる理論である「160~180度の温度帯で熱を通す」ために、まず予熱をします。 フライパンに食材を入れる前に、この温度になるまで、予め(あらかじめ)温めることです。 ガスコンロの中火で、一般的な26cm前後のフッ素樹脂などが塗装されたフライパンで、60秒程度が目安となります。 なお、家庭用のガスコンロの目安として、中火とは、炎の先端がちょうど鍋底にかかる程度の火となります。 そして、弱火とは、その中火の炎の高さの半分程度の火となり

店長のフライパン哲学 7章

フライパンの使い方 適温の見極め方 フライパンが適温になるためには、ガスの中火で1分程度…

店長のフライパン哲学 8章

フライパンにとっての油 フライパンは100度以上で調理する乾熱調理でしたが、その時に手助け…

店長のフライパン哲学 9章

フライパンのお手入れ フライパンは、油と一体となって働くのですが、調理後には、油汚れのお…

店長のフライパン哲学 10章

フライパンの使い分け フライパンは、焼くものと、炒めるものとで使い分けることがおすすめで…

店長のフライパン哲学 11章

フライパンの安全性 今日多くのフライパンの基板として使われているアルミという素材は、1996…

店長のフライパン哲学 12章

フライパン調理の実際 焼く まず、焼く調理の基本である目玉焼きを焼いてみましょう。 目玉…

店長のフライパン哲学 13章

フライパン調理の実際 炒める 炒め物は、焼き物と違って、食材を動かしながら熱を通して行きます。 まずは、野菜を炒めてみましょう。 それができれば、それに調味料を絡めるだけで回鍋肉(ホイコーロ)等の中華料理、蒸し麺を絡めて焼きそばにできます。 美味しい野菜炒めは、シャキッとした仕上がりになります。失敗すると、べたべたの仕上がりになります。 このシャキッとした野菜炒めを作るには、野菜に含まれる水分が外に出る前に、食材内部に熱を通してしまうことです。 その時、強火を使用してはな