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好きなラストシーン10個

お疲れさまです。

映画を見つつ、
なんとなしに、
印象的なラストシーンや、
いいなと思ったラストシーンなど、
ちまちまと、
そうしたものをストックしたのですが、
あんまりたまらなかったこともあり、
内容のネタバレ含みつつ、
ここらで放出します。






◎お洒落なジョークで終わる映画

https://filmarks.com/movies/15774 

「セルラー」は、
ある日男(主人公)のケータイに、
見知らぬ女から電話がかかってきたことで、
事件に巻き込まれる話です。

ラストシーンでは、
女を無事救出した男が、
女と対面を果たすのですが、
そのさいに交わされる、
次のやりとりが印象的でした。

女「お礼がしたい。何でもいって」
男「それじゃひとつ。もう二度と電話してこないでくれ」

二人、笑顔になって、
そのままエンドロールです。





https://filmarks.com/movies/35645 

「ボーンアイデンティティ」は、
記憶を失い、
自分の身分がわからない男が、
何者かに命を狙われ、
出会った女とともに逃避行する話です。

ラストシーンでは、
離れ離れになっていた男と女が、
再会を果たします。

貸しスクーター屋をやっている女のもとへ、
男がやってきて、
女の背中越しに声をかけます。

男「一台貸してほしい」
女「身分証は?」
男「ない」

その一言で女は振り返り、
二人、抱き合って、
エンドロールです。




◎メリーバッドエンドの映画

https://filmarks.com/movies/18362 

「バタフライエフェクト」は、
タイムリープできる男が過去を変えたことで、
恋人や友人の人生に悪影響が出てしまい、
全員幸せルートを目指す話です。

自分と出会わないことが、
恋人にとっての幸せになると悟った男が、
恋人と出会わないルートを選択をした後、

ラストシーンでは、
街中で二人がすれ違い、
そのまま歩き去っていきます。

最高に切なく、
いわゆるメリーバッドエンドです。
(見方によってはバッドエンドだが、
ハッピーエンドでもある)

本作は、
別エンドがいくつか用意されており、
DVDで見られますが、

個人的には、
今紹介した、
正規エンディングがいちばん好きです。





◎オープンエンドの映画

https://filmarks.com/movies/34953 

「ゆれる」は、
モテる弟と非モテの兄の、
兄弟格差を描いた話です。

女を殺した容疑で兄が捕まってしまい、
いったんは兄弟仲が裂かれますが、

その後、
兄への愛情を取り戻した弟が、
出所しバスに乗ろうとする兄を追いかけ、

ラストシーンでは、
「お家に帰ろう!」と叫ぶ弟の声に、
兄が気づき、
笑顔になったところで、
エンドロールです。

バスに乗ったのか、
その場に残ったのか、
どちらとも解釈できる終わり方は、
オープンエンドと呼ばれます。





https://filmarks.com/movies/11016 

「アポカリプト」は、
部族の男が野蛮な敵に捕まり、
隙をついて逃げる話です。

無事逃げ切った男は、
身を隠していた家族と再会を果たし、

ラストシーンで、
船でやってくるスペイン人たちを目撃し、
エンドロールです。

うたまるのおかげで、
かなり有名なラストですが、

スペイン人たちは救いなのか、
新たな厄災なのか、
どちらとも解釈がとれるエンディングで、

個人的には、
野蛮な敵よりタチの悪い、
コンキスタドール(侵略者)だと思うので、

ドラゴンボールでたとえると、
やっとの思いでメタルクウラを倒したら、
崖の上にメタルクウラが何百体も現れた、
そんな感じのシーンでした。




◎回想シーンで終わる映画

https://filmarks.com/movies/38145 

「ゴッドファーザー2」は、
ゴッドファーザーになった弟と、
弟に嫉妬した兄の、
兄弟の確執を描いた話です。

兄の裏切りを知った弟は、
兄を手にかけますが、

ラストシーンは、
兄弟仲がよかった頃の、
在りし日の回想です。

ファミリーで食卓を囲みますが、
ひとり、
またひとりと、
弟の前から人が消えていき、
ついには兄も消え、
最後に弟ひとり取り残される、

自分、
回想フェチなので、
ストーリーのまとめ的な感じで、
回想が使われていたのが印象的でした。



https://filmarks.com/movies/61954 

「ヒメアノ~ル」は、
岡田君がサイコパスと化した森田君に命を狙われる話です。

ラストシーンは、
二人がまだ仲良しで、
森田君がまだ幸せだった頃の、
学生時代の回想です。

幸せだった、
あの頃に戻りたい、

的な提示がされたラストは、
好みのパターンです。



◎ラストが盛り上がる映画

https://filmarks.com/movies/4561 

「地下室のメロディー」は、
若者と老人がタッグを組んで、
カジノから大金を強奪する話です。

正直、
ストーリーは覚えていませんが、
ラストシーンだけ、
脳裏に焼きついています。

警官に追われた男たちは、
奪った金の入ったカバンをプールの底に隠すのですが、

ラストシーンでは、
カバンが開いてしまいことで、
プールに浮かび上がってくる大金を、
なすすべなく見つめる男二人の姿が映し出されます。

なんとも哀愁漂う、
ラストシーンだと思います。



https://filmarks.com/movies/60209 

「幕が上がる」は、
演劇部員たちが全国大会を目指して、
練習に励む話です。

こちらも「地下室のメロディー」と同様、
ストーリーよりも、
ラストシーンの魅力です。

作中で描かれるのは本番前までで、
ラストシーンで大会本番を迎え、
幕があがった瞬間、
重なるようにタイトルが表示されて、
エンドロールです。

ラストシーンがいちばん盛り上がるので、
そのための二時間だった、
そんなふうにも思いました。



https://filmarks.com/movies/2699 

「素晴らしき哉、人生」は、
不幸のどん底にいた男が、
もし自分がこの世に存在しなかったら?
のif体験をしたことで、
人生の大切さに気づく話です。

正直なところ、
終盤まで退屈なストーリーなのですが、

周囲の人たちに対する男の親切心が、
最高の形で報われる、
ラストシーンの盛り上がり方は、
伝説です。

考察記事など読むと、
言及されている方もいますが、

終盤まで退屈だったからこそ、
よりラストで感動してしまう、

つまり、
退屈なストーリーが、
吊り橋効果になっていて、

これまでの二時間は、
むだじゃなかったんだ、

というメタ的な感動も加わっている、
そんなことも思いました。

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