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タイトル案出し100本勝負(前編)

お疲れさまです。

自分は普段、
よさげなタイトルを思いついたとき、 
欠かさずメモに残しているのですが、

数年間にわたって溜め込んだ、
脚本ないしショートショートのタイトルの数々を、
もう中身を書くつもりもないので、
以下、
軽く感想を添えつつ、
発表していきたいと思います。

ただの自己満足なのに加え、
(盛大に)下ネタも含みますので、
ご了承ください。











はじめに

前編では、
自作タイトル100本を発表し、
それぞれのタイトルの意図や、
どんな話かなど、
簡単に解説し、

次回の後編では、
いいタイトルとは何か、
といったタイトル分析をしていきます。

なお、
タイトルの並び順に関しては、
ある程度パターンに従って並べましたが、
そのあたりについても、
後編で触れたいと思います。






アル中小学生

小学生と酒の掛け合わせから着想。
宿題のあと、
勉強机で酒盛りをする小学生の話。

禁肉法

ガチョウの強制給餌を知り、着想。
肉食が禁止された世界の話。

地雷将棋

将棋とマインスイーパを掛け合わせた、
運8、実力2の、
地雷将棋を題材にした話。

シャンパンファイター

シャンパイファイトがオリンピック種目になった世界の話。

私の彼氏は四センチ

鳴き麻雀を得意とする男の話。
(麻雀ゲームにて、短くなりすぎた手牌を四センチと呼ぶことから)

半分しずかちゃん

上半身は人、下半身は風呂の、
マーメイド的なヒロインと出会う話。

赤い石毛

元西武ライオンズの石毛(青いユニフォーム)が、
もし広島カープ(赤いユニフォーム)に入団していたら、
というifストーリー。

ヴィランズ保育園

実在するヒーロー幼稚園から着想。
悪役を育てる保育園。

一億総もじもじくん

法律によってファッションが禁止され、
国民全員が全身タイツを着る話。
ルッキズムから着想。

一億総マグロ

事故や災害など、
何があっても声を出さない人たちが住む世界の話。

マンコカパックがペニスワームに襲われてヌメリアヌスな件

ラノベ風タイトル。
(マンコカパック、ヌメリアヌスは偉人の名前。ペニスワームも実在する魚)

厨房をのぞいたら料理人全員グレーの上下スウェット着たびしょ濡れ美女だった件

同じくラノベ風。

KKO-個体として完全なオス-

KKOは金のないキモいおっさんを指すが、
個体として完全なオスをKKOと呼ぶ、
そんな世界線があってもいい、
という妄想からのタイトル。

YY-第三の性-

染色体YYを持つ人間が生まれ、
第三の性が誕生した世界の話。

緑のおじさんvs緑のおばさん

緑のおじさんと緑のおばさんがやりあう。

生協の白石vsトンボ鉛筆の佐藤

(学生にとっての)善と悪がやりあう。

生娘シャブ漬け大作戦

牛丼屋の幹部が主人公。
「生娘シャブ漬け戦略」のもと、
どうやって女性客を増やしていくか、
奮闘する話。

好きにやらせてくれたまえ

タイトルの語感を重視。
「ライ麦畑で捕まえて」的な。
話の中身は考えておらず。

カリカリカリーのカリカチュア

同じく語感だけ。

ドラゴンボールでたとえると

語感と、
何でもかんでもドラゴンボールでたとえる男の話。
以下、メモに残ってたアイデアの断片。

○会社の会議室
男1「合同で企画してやってもいいが、ドラゴンボールでたとえると、俺はピッコロでお前はネイルにすぎない」
男2「何だと?」
   (中略)
男1「いえ! どっちがピッコロだ!」
男2「…(答えられない)」
男1「(侮蔑し)このネイルが」

純イケメンじゅん

語感。
イケメンの中のイケメンが主人公の話。

気持ちingすぎる

語感。

真夏のウインタース

元日ハムファイターズの助っ人外国人ウインタースの自伝。  

夏とウインター(冬)を組み合わせた、
ミスターチルドレン的な、
撞着法(に見せかけた)のタイトル。

50%の純愛

同じく撞着法を意識したタイトル。
借金取りと負債者が恋人になる話。

怒りに任せて、するめ

名曲「何もいえなくて、夏…」的な、
倒置法のタイトル。
主婦がスルメダイエットをする話。

パンティーのーはどこにいったか?

名タイトル「何がジェーンに起こったか」的な、
問いかけ型のタイトル。

ドーナツの穴はどこにいったか?
と発想は同じ。

黒うんこを漏らすことも辞さない-白トイレットペーパーの逆襲-

「ブギーポップは笑わない」、「アルキメデスは手を汚さない」のように、
鉄板のパターンである、
「ない」で終わるタイトル。
「黒うんこ」、「白トイレットペーパー」は認知的不協和を意識。

バットを使った野球は禁止

認知的不協和のタイトル。
「ご注文はうさぎですか?」と同じ。

元ネタは以下。

ヒトデが、蝕む前に

同じく認知的不協和。
名タイトル「わたしは貝になりたい」を意識。
話の中身は考えてない。

全部カブトムシのせい

男女差別が起こるのは、
多くの子供が幼少期に、
雄が人気のカブトムシに親しんできたせい、
との仮説から着想。

どんな話なのか気になるよう、
意識してつけたタイトル。

人生、諦めますん

どっち?を意図しただけのタイトル。

秀頼の剣

豊臣秀頼の自伝。
ヒデ寄りのケン、
というパロディが生まれるであろうと、
逆算してつけたタイトル。

コロナカノナカ

漢字に直すと、
コロナ禍の中、で、
コロナ禍の話。

カタカナで書くと、
印象か変わるような気がしたので。

温めって何w

電子レンジの温めは何w(ワット)か、
を意味するタイトル。

草を生やしているように見える、
というだけのタイトル。

♯共井

似た文字を集めただけのタイトル。

八つ当たりエフェクト

名作「バタフライエフェクト」のパロディ。
誰かにした八つ当たりが、
地球の裏側で戦争になることもある話。

ノーヒットクリストファーノーラン

ノーラン監督作「メメント」のパロディ。
「サマータイムマシンブルース」的な言葉の掛け合わせ。
(「サマータイムマシンブルース」の由来は「サマータイムブルース」)

以下、残っていたテキトーなメモ。

プロ野球球団メメントズのクリストファー(40)は頭へ危険球を受け、
10分しか記憶が持たない傷害を抱えてしまう。
果たして彼は試合で活躍できるのか。
9回裏から始まる物語が幕を開ける。

ベーシックインカムバックシェーン

名作「シェーン」のパロディ。
ベーシックインカムがもらえると知ったシェーンが戻ってくる話。

華麗なる一種免許

名作「華麗なる一族」のパロディ。
運転がうまい男の話。

オナ猿が1年かけて専門学校に落ちた話

「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」のパロディ。

以下、残っていたメモ。

ビリギャルが光の人間なら、
オナ猿は闇の人間。

受験勉強のため一年間オナ禁し、
一日10時間勉強をするも、
慶應はおろか、
滑り止めの日東駒専、
専門学校含め、
全滅。

金玉先生

金八先生のパロディ。

以下、残っていたメモ。

金玉「努という字は、
女に又に力と書く」

金玉「俺の好きな食べ物はウィンナーと、
ミートボール2個」

金玉「マンコカパック、首都クスコ、
テストにでるぞ!」

金玉「sexは性別の意味だ。
したい、と書き込むなよ!」

金玉「レマン湖、
でるぞ!」

オナニー禁太郎

「サラリーマン金太郎」のパロディ。

ビーズを挿入した白桃たち

名タイトル「不揃いの林檎たち」のパロディ。

白く濁った巨塔

「白い巨塔」のパロディ。
聴診器をぶらさげた全裸の財前教授が総回診する話。

君はちんこ

「君はいい子」のパロディ。

ヴェニスの職人

シェイクスピアの「ヴェニスの商人」のパロディ。

主人公一味が、
商人と手を組んで、
腕の立つ職人をフルボッコにする話。

激昂か?men

「月光仮面」のパロディ。
女版月光仮面。
フェミニストが主人公で、おじさんが悪役。

少女売りのマッチ

「マッチ売りの少女」のパロディ。
マッチというニックネームのイケメンが、
少女売春の斡旋をする話。

シン・シネマパラダイス

「シン・ゴジラ」と「ニュー・シネマ・パラダイス」のパロディ。

変態がベロチューの詰め合わせ動画を作る話。

シン・入禁止

同じく「シン・ゴジラ」のパロディ。

以下、メモ。

男、車を走らせている
ふと進入禁止の標識が目にとまる
そのまま進むと
天下一品のドライブスルーだった
今や天下一品の店舗は
進入禁止の標識と同じ数だけある
マックの店鋪数を超えた

シン・キングタイム

「シン・ゴジラ」のパロディで、
シンキングとキングタイムのかけ合わせ。

王様ゲームで王様になった男が、
あれこれシンキングする話。

今夜はフィードバック

小沢健二の「今夜はブギーバック」のパロディ。

チビハゲデブ、アル中が主人公。
どうしたら人生、成功したか、
人生をフィールドバックするループもの。

もうこれ以上はアルケニー

X JAPANの「forever love」の歌詞、
「もうこれ以上は歩けない」が元ネタ。

心根の優しい車いすの少女が闇オチし、
アルケニーに転生し、
殺戮の限りを尽くすラノベ。

輪郭線上のマリア

「G線上のアリア」のパロディ。
不細工のマリアが、
整形を重ねる話。

ジンのクルーの背を取って

中島みゆきの「銀の龍の背にのって」のパロディで、
かつ、
「名探偵コナン」の二次創作を想定して、
考えたタイトル。

ジンのクルー(=ウォッカ)の背を取る話。

紐パン被ったヘンタろう

「北風小僧の寒太郎」のパロディ。

血に飢えたもうことなかれ

名タイトル「君死にたもうことなかれ」のパロディ。

火種はお母さん

昔懐かしい教育テレビ「お母さんといっしょ」の、
「仕上げはお母さん」のフレーズのモジリ。

毒親の母親に人生を振り回される子供の話。

今宵バンコクこそ慈悲深きものなり

サルバルテルミの虐殺を主導した、
カトリーナメディチがいったとされる、
今宵残酷こそ慈悲深きものなり、
のモジリ。

タイ(首都バンコク)が、
徴兵をくじ引きで決めることから、
仕事や結婚、
なんでもくじ引きで決める世界の話。

QBKハウス

元サッカー選手が1000円カットを経営する話。

こんにゃろ畑

マンナンライフの「こんにゃく畑」のモジり。
メンチを切りまくる農家の人たちの話。

両立美容外科

「共立美容外科」のモジり。
恋と仕事の両立できるようになる病院の話。

節句ス

5つの節句から成り立つオムニバス。

代々大好き

孫、嫁、姑、
代々(だいだい)にわたって、
推しを応援する話。

見積もりもり

見積もりが膨れ上がっていく話。

だんだんしゃりしゃり

だんだんしゃりしゃりしてくる話。

ポリスコレクション

略してポリコレ。
艦コレ的な話。

ピンクハネムーン

略してピンハネ。
ピンハネ業者にもいい業者がいてもいいのでは、
というところから着想。

ピンハネ業者に依頼し、
ピンクなハネムーン(旅行)を存分に味わった男の話。

ピンチヒッターサロン

略してピンサロ。

ピンサロの店だと思って入ったら、
ピンチヒッターサロンで、
キャストに代打の神様八木が出てくる話。

同じ発想で、
カールズバー(ガールズバーのモジり)というタイトルを考えたが、
こちらは一時間シナリオとして完成させた。

チャッティングセンター

バッティングセンターのような、
強烈な言葉が飛び交うチャットルームを舞台にした話。

スデニス

素手でテニスをする人たちの話。

30人31乳首

30人31脚の乳首バージョン。

人生EDモード

イージーモードではなく、
EDモードの人生。

シワヨセ家族

上流家族のしわ寄せを受けた、
下流家族の話。

生実家

生実家(なまじっか)。
生写真、生ビール、生ワクチン、的な。
それだけ。

アウフヘーベルハウス

アウフヘーベンとヘーベルハウスの掛け合わせ。
主人公が親友の娘と結婚し、
親友と二世帯住宅する話。

ふるひなたぼっこ

フルボッコと日向ぼっこの掛け合わせ。
松崎しげるの自伝。

cry cry bar

いないいないばあ的なフレーズ。

藁半神

藁半紙に宿った神様の話。

かけ捨てそば

(よくわからないが)掛け捨てする蕎麦屋の話。

捨てる神ばかり

捨てる神あれば拾う神ありのモジリ、
かつ、
「渡る世間は鬼ばかり」のパクリで、
世知辛い世の中の話。

獣欲業を制す

柔よく剛を制すのモジり。

いかれチンポ

いかれポンチのもじり。

しゃぶりっぱなしララバイ

投げっぱなしジャーマン的なフレーズ。

アンパン魔

アンパンマンが闇落ちする話。

自然怪盗キッド

自然な感じで盗みを働く怪盗の話。

胸元の寄り友

源頼朝のモジり。
そういう友達に挟まれたい、
ていう妄想。

ヘミングウェーイ系

ヘミングウェイとウェーイ系の組み合わせ。
文学青年がウェーイする話。

万事キューブリック

万事休すのモジり。
話は考えておらず。

カリギュラリティ

狂気の皇帝カリギュラと、
シンギュラリティを掛け合わせたタイトル。

人口性欲が人間の性欲を超え、
暴走する話。

カリギュラム

酒池肉林のカリキュラムが組まれた、
大学の話。

カリギュラシのアリエッティ

「借りぐらしのアリエッティ」の二次創作。アリエッティが酒池肉林する話。

カリギュラキシーショック

アナフィラキシーショックのモジり。
酒池肉林。

カリギュリームコロッケ

危ない肉屋さんの話。

翼を与沢

カリスマ実業家の与沢翼の伝記。
レッドブルと与沢翼の掛け合わせ。

折りたたみ式ベッカム

折りたたみ式ベッドのモジり。
ラドクリフ主演の「スイムアーミーマン」のように、
折りたたみ式のベッカムを都合よく使う男の話。

パックスジンバブエーナ

もしもジンバブエが強国だったら、
という世界線の話。

また目黒

中目黒のモジり。
目黒から抜け出せない話。
ループもの。

百八王子市

八王子と煩悩の数の掛け合わせ。
煩悩蔓延る町に迷い込んだ男の話。

四十九日市市

四日市と四十九日の掛け合わせ。
黄泉の町に迷い込んだ男の話。




おわりに

振り返ってみると、
妄想癖とパロディ癖のため、
下ネタとモジりが大半を占めていました。

下ネタに関しては、
自分のライフワークなのでしかたないにしても、
モジりの多さには愕然とします。

以前書いたタイトル考察の記事で、
(モジった時点でオリジナルにはなれないから)
モジったら負け、
と自分で書いているのに、
モジりまくっており、
まったく実践できていませんでした。

肌感覚になりますが、
いいタイトルというのは、
いいストーリーよりも、
圧倒的に数が少ないのではと思います。

そのあたりも含め、
後編に続きます。


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