【炎の7番勝負】100文字アイデアをドラマにした【感想】
『100文字アイデアをドラマにした』が先日最終回を迎えた。
家にテレビがないのでTverで全話を観た。
つい最近出くわしてしまったのだが、テレビを見ないことをアピールと捉えるような人がいた。そういう人は相手にしないことにして本題に入る。
『100文字アイデアをドラマにした』とはnote上で開催された『100文字ドラマ』と『テレ東ドラマシナリオ』に投稿された作品に基づいたテレビドラマだ。
つまり、note上で生み出された作品がテレビドラマ化されるという脚本家志望者にとって夢のような番組だ。
自分の書いたシナリオがドラマ化されるというのは想像するだけで胸にこみ上げるものがある。
一連のコンクールに参加した身として思い入れがある番組だけに当然感想も長くなる。
全体的に楽しませてもらったのだが、一点のみこれだけは納得がいかないところがある。
他の記事でも少し書いたが、
"プロの書いた脚本ばかりが放送される"
「アマチュアの投稿作品にいいものがなかったのでは」という反論があるだろう。
じゃあ放送されたプロの作品が優れていたかといえば、全然そんなことはない。
例えば、初期でいえば大きな木の下の話。
あれは何なのだろうか。
あれをみて一体何を感じろというのか。
逆にアマチュアの方の脚本が採用された『人生リハーサル』の回。
(とても上から目線でいうと)プロの作品と比べると確かにストーリーがのっぺりしていたところは否めない。
けれど僕は好感を覚えた。荒削りで光るものがある脚本をドラマ化するというコンセプトに適っていたし、オチも見事だったと思う。
プロの作品を見ると、本当にこの人たちはディテールと型だけでドラマを書いている。
描きたいものが何もないなら、何をもってしてもプロになりたいアマチュアのために少し遠慮して頂くことはできなかったのだろうか。荒削りなものを良しとするのがコンクールのコンセプトではなかったのか。
前置きが長くなった。
そこで"炎の7番勝負"と大げさに題して個人的にプロの作品と勝負することにした。(放送で採用された原案が全7本だったので。)
応募シナリオ
まず一本目。原案は『月がきれいですね』。
僕の応募シナリオがこちらになります。
判定方法
大変お手数ですが脚本を読んで頂き放送作品より面白いなと思ったら上の記事(脚本が書かれた記事)にスキをつけてくださると嬉しいです。
具体的には、プロが書いた"重曹の話、大きな木の下の話、大根すき焼きの話、ラーメンの話"の4作品を勝負の対象とします。
自分の記事につくスキの数が平均で0個から5個くらいなので、続きの記事をあげるまでに5個以上ついたら僕の勝ちということで。
感想
簡単ではあるが『月がきれいですね』(全4回)を観た感想を述べていく。
1回目はオムニバス形式で3つの話が放送された。この時点から意味がわからなかった。
1話で採用された投稿作品がそもそもオムニバスの形をとっていて、それを採用したのは原案に書かれていた内容を一つの話にまとめあげた手際を評価したからではなかったか。
百歩譲って制作上の都合で採用作品が改変されるだけならまだしも、オムニバスの話を削っておきながらオムニバス形式で放送する人って…
それをしたら採用作品の持つ良さが失われるとは考えなかったのだろうか。
で、その後、オムニバスの評判が悪かったのか知らないが、鍋パの回からオムニバスをやめて話を一つに絞り出した。
(じゃあ最初からそうすればいいのに。)
ちなみにプロの作品については特に思うところはない。
コンクールに参加したおよそ1000人以上の投稿者が喉から手が出るほど欲している数十分間を贅沢に使った割には大したことのない話だった。
一番優れていたと思われる重曹の話にしても、ドラマ的にみると、可もなく不可もない、フツーのレベル。
放送3回目。
この回が最も謎だった。
採用クリエイターについての異議はもちろんない。
で、その方のどの投稿作品を採用したんですか?
いくら調べてもわからなかった。
こんなところです。
最後に細かいところだけれど、初回の放送で原案のクレジットに2人の名前があったのはなぜなのだろう。
一人と二人では大違いだ。
金メダルが2つあったらその輝きは半分になってしまう。
次回は鍋パで
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