レリクス暗黒要塞と僕
今まで好きなモノとは意識して距離を置いて生きてきた。
近づきすぎず、のめり込み過ぎず。
期待しなければ、失望しない。
そんな僕が意識して一歩を踏み出したのが、レリクス暗黒要塞だった。
切っ掛けはレリハラ（レリクス暗黒要塞・ハラスメント）だった。
『プロジェクトeggに加入すると無料でレリクス暗黒要塞が遊べる』
2021年末、実家に帰省中で手持ち無沙汰な僕はそんな誘い文句に軽い気持ちで乗ってみることにした。
steamセールで５万円分ほど買いまくって反省したこともあり、プロジェクトeggなら月500円で自分にとってほぼ未知のゾーンであるオールドPCゲームが200本近く遊び放題というのも魅力的に思えた。
実際は200本近くといってもコンパイルのディスクステーション（定期的に出ていたミニゲームの詰め合わせ集みたいなもの）をばらして１本ずつ計上していたり、機種違いの同じゲームも多かったりして、１か月でやりたいゲームはほぼ全部やり尽くしてしまったのだけど、それはおいといて。
ランチャーからレリクス暗黒要塞を起動した。
プロジェクトegg版はディスクシステム版と違いディスク入れ替えがない。
なので悪名高い『しばらくお待ちください』のロード時間が軽減されている。
とはいえ、僕はディスクシステム版を遊んでいなかったので、これでも充分にもっさりしていると感じたし、独特の操作性で思うように動かせなかった。
例えば反対側を向くのに、一度上キーを押す必要があるのだ。左キーを押したらそのまま左を向いてくれてもいいではないか。後ずさるな。
そして敵との戦闘。僕は戸惑った。近づかなければ攻撃が届かない。
だが近づけば当然に敵から攻撃をくらう。
というか、距離を取っていても銃持ちの敵は銃をぶっ放してくる。
くらうとHPの半分ほどを持っていかれる。
近づいて攻撃ボタンを連打し、敵のガードを運良くすり抜けるしかない。
だから時には痛みを覚悟して、自分から一歩を踏みだすことも必要……という教訓を得た訳ではない。
実際はレリクス暗黒要塞にはガードというシステムがある。
格ゲーのガードよろしく、相手と反対方向にキーを１度ちょんと入力しておけば、こちらから攻撃しない限り相手の攻撃を１発防いでくれる。それがたとえ銃撃だろうと。
ディスクシステムの説明書には書いてあったのだが、プロジェクトegg版ではファミコンのコントローラーが映った操作説明ページ部分を削除しているので気づかなかったのだ。
実際はガードをして近づき、敵の攻撃をわざとくらってその隙に１発攻撃、またガード……とすることでタイマンは無傷で勝つことができる。
タイマンにならないコウモリやら、ボスはまた話が違うのだけど。
なるほど、このガードシステムがあるから反対側を向く時に上キーを挟む必要があったのだ。疑問が氷解する。
そんなガードというシステムを僕は人から教えてもらった。
他にも欲しいアイテムの場所とか、コツとかもレリハラの当事者から教えてもらえた。「なんでも聞いてください」と言ってくれたから質問して、教えてもらうことができた。今までの自分には無い行動だった。
日本にはググレカスというインターネットミームがある。
質問しないで自分で調べろという意味の言葉だ。
質問は相手に迷惑をかける行為だからなるべくしないでおこうと考えていた。意識して距離を取っていたのだ。
だが、場合によってはそうではないことを今更ながらに気づかされた。
自分の身になって改めて考えてみると、時と場合によっては質問されること、頼られることが嬉しいという実感がある。
実際、迷惑や手間だと感じることもある。だが、それほどまでに自分が頼られているんだと嬉しくも感じる。そして、自分が好きなモノを好きになってもらう為なら労力は惜しまないものなのだ。
ガードをしながらなら近づいてもいい、それが僕がレリクス暗黒要塞から学んだことだった。
さて、そうやって頼りながらレリクス暗黒要塞をクリアしたのだけれど、
そんな僕にも１つだけ意識して近づきまくっているモノがあるのをご存じだろうか？
アイドルマスターシンデレラガールズの楊菲菲（やお・ふぇいふぇい）ちゃんである。
こんな可愛い中華お料理アイドルであるところの楊菲菲ちゃんには、意外なことにまだ声帯が実装されていない（ボイスがついていない）のである。
例年通りならそろそろ……３月くらいにはシンデレラガール総選挙と共にボイス実装を決めるボイスアイドルオーディションの告知があるのだ！
そう、このnoteは何を隠そうヤオハラ（楊菲菲ちゃん・ハラスメント）の記事だったのだ！ 本性現したね。
ボイスアイドルオーディションでフェイフェイちゃんへの投票方法がわからない。
菲菲ちゃんにはどんな魅力があるの？
なんでも聞いてください！ 質問をどうぞ！！
楊をなんで『やお』って読むの❓ それは僕にもわからない……
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