しょーもない言葉

「利権」と「忖度」。自分が感知できないけど、誰かが得してそうだという漠然とした嫌な感情を、それを表明することなく訴える便利でしょーもない言葉。

「利権」という言葉を使う人にとって、ほんとにそんな利権があるかなんて実はどうでもいい。
「忖度」という言葉を使う人にとって、ほんとにそんな忖度があるかなんて実はどうでもいい。
ただ、自分が得をせず、誰かが得をしているかもしれない、という邪推とその邪推に基づく嫉妬を自分の中で慰めたいだけ。

「ずるいずるいずるいずるいずるい!」

ただのそういう叫び。言葉が変わったから、恥ずかしげもなく使いまくれる、便利でしょーもない言葉。

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