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【Life with Dogs】私がどうして突然保護犬の里親になったのか

こんにちは。保護犬の里親歴1.5年のfuntrapです。今日は突然ですが、何がきっかけで保護犬の里親になったか、お話しししてみようと思います。

「わたしが犬を飼ってみたかった」

まずはこれ一言につきます。幼い頃から実家に犬がおりました。私の祖父母、特に祖母と父方の叔母が犬が大好きで、私が生まれた頃は2匹の犬がおりました。(狼のように見えるおそらくシェパード系の血が入った賢い中型犬の雑種の雌メリーと、すぐマウントしちゃう性格の悪いポメラニアンの雄ジョン)

小学生になった頃、祖父母の自宅で二世帯で同居をすることになり、いきなり「犬がいる家」に移り住んだのです。妹がまだ乳児で、室内犬だったジョンはいきなり半分庭で過ごさせられるという厳しい状況になりました。(1番の理由は、ジョンがとーーても子どもが嫌いで、すぐマウントする上に噛むという悪い癖があった)

結局ジョンは10歳くらい、メリーは18歳くらいまで長生きしました。特にメリーは長寿で、生きている間様々な「事件」を引き起こしたすごく面白い犬でした。(この話しはまた別の時に!)当時の私が世話していたことといえば、毎晩お散歩に連れていくくらい。それも行ったり行かなかったりで、庭で飼っていたこともあり、十分運動しているじゃん!なんて思ってしまっていたこともあって、今考えるとちょっとかわいそうでした。

餌をやったり、何よりもメリーと遊ぶということを、外飼いしていたこともあって今あまりやってあげなかったという後悔があります。なので当時の私は、犬が好き!というより、そこにいる、くらいの感覚だったと思います。

「犬が大好きな次男」

その後自分が母となり、2人の息子たちとの生活を送る中で、どういうわけか、次男が「異常なほど」犬が大好きになりました。道端で犬を連れている方に出会えば必ず声をかけて、寄っていく。自転車ですれ違えば、「今のは何犬?」と聞いてくる(私もそんなに詳しくないのに!)

とうとう「犬飼いたいよー」と言い出したのが、3歳を過ぎる頃です。しかし、まだ手もかかる子どもたちが2人もいて、結局世話するのは私。犬のお世話をやりこなす自信も、想像もできない中「もうちょっと大きくなったらね」と騙し騙し話していたのです。

そんな時に出会ったのが、地元にオープンした「保護犬シェルター兼犬猫カフェ」でした。

個人的に、ペットショップで犬や猫と戯れるのことにちょっと抵抗があったことと、米国に住んでいた頃、周りに友人たちがレスキューした犬たち(保護施設から譲り受けた犬という意味)を飼っていたこともあり、私もその選択肢を考えていたこともあり、良い機会だと定期的に遊びに行くようになりました。

長男も、次男ほどではないものの、動物には興味を示し、ちょっと怖がりなところもありますが、犬や猫からダイレクトに受ける反応に喜びを感じるようになりました。

シェルターの方針はしっかりしていて、行くたびに支部長さんといろいろとお話をしていたのですが、私たちのように「犬をちゃんと飼った頃がない家庭」に対しては、基本的に保護犬の引き取りはさせていないと話しを聞いたのです。(おそらく例外もあるかと思いますが)

支部長さん曰く、私も夫も「実家で犬を飼っていた」という経験があるものの、確かに「全て自分で世話したことはない」のが現実。その際に「ご実家で飼っていた、という経験ではやはり現実的に経験不足」と言ったような話しをされ、実際にいろいろな条件を考えるとそうだよなぁと考えるようになりました。

「保護犬の一時預かりやってみますか?」

しかし、相変わらず次男は犬を飼いたいと言い続け、私たちも時間を見つけてはシェルターに行くことを続けていました。そして、ふと見つけたのが「お散歩係募集」のサイン。

支部長さんに、お散歩連れて行きましょうか?とお声がけしたら、カフェのオープン前に保護犬たちをお散歩に連れて行ってくれる人はいつも募集と聞いたので、早速数回時間を見つけて行くようになりました。

そんな流れの中で、とあるカフェデーで息子と遊びに行った時に、「もしよかったら保護犬の預かりさんの登録されませんか?」とお声がけいただいたのです。

そもそも、そんなシステムが存在していることすら知らなかったのですが、老犬や病気になった犬など、多頭飼育では厳しい状況になった場合、シェルターが一時的に地元の里親さんに一時預かりを依頼するというシステムをこちらのシェルターさんは作っていたのでした。

確かに狭いカフェに多い時は10頭以上いる状態はあまり良い状態とはいえません。またカフェも毎日ではなく通常は週末のみの運営。そうなると平日はほぼ支部長さんや他のボランティアさんがずっと狭いスペースで面倒見るのには限界があります。

こうして私たち家族は、「里親」として登録をさせていただいたのでした。とはいえ、登録してから最初の犬をお預かりするまで、3、4ヶ月以上空いたように思います。ある日突然支部長さんからお電話いただき、「2、3日シニア犬のダックスを預かっていただけないでしょうか」とご連絡をいただいたのが、1.5年ほど前のお話しです。そして以来我が家にはすでに7頭の犬がやってきました。

保護犬活動が私にもたらしたこと

ボランティアとして、動物と関わるようになったことや、こうした社会問題に対しての活動に関わるようになったことは、一ジャーナリストとしても、1つの転機となりました。これまではトレンドや、企業のいわゆる情報ベースの記事を書くことが中心だった私ですが、社会問題を意識し「問題提起」した記事のを執筆行うきっかけになったのです。

コロナ禍で我が家でお預かりする犬たちが急に増えてきた中で書いた記事がこれです。

この記事はYahoo!ニュースにも掲載され、はっきり言って大反響を呼びました。シェルターの支部長はその後取材の嵐に襲われていました(笑)

トップの写真は我が家に初めてやってきたダックスのHAKU。確か9歳くらいだったと思います。3日ほどお預かりした彼は、その後広島本部で無事に引き取られたと伺っています。


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