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【子育て・日々悶々】オンライン保護者面談で母涙

こんにちは&久々です。
インターカルチャーな環境での子育て体験記を気まぐれに綴っています。

10歳と5歳になる息子たちの子育てど真ん中の私。少し前にインターナショナルスクールに通う長男のオンライン三者面談がありました。

まずは背景から。新学期早々「ブレンデッド」と呼ばれるオンラインとオンキャンパスの混合で始まった新学年は、10月から無事に毎日通学に変わりました。

新型コロナの状況は今も決して良くなってはいないものの、Withコロナ時代、その中で出来る限り感染症が起きないような対策をする生活に切り替わった中で、また以前のようにキャンパスに通えることを改めて息子は喜んでいます。

結論から言うと、たった15分のミーティングでしたが、人生でこんなに感激した面談はなかった今回のオンライン面談。その経験を共有します。

息子と母の思ういい先生像のギャップ

まず新学年が始まり、新しい担任の先生になり、当初息子は去年の担任の先生とのギャップで「困惑」していました。

というのも、昨年の担任の先生はおそらく学校一厳しい先生。非常に強い物言いで、かなり高圧的なタイプの先生でした。保護者もビビるほど、厳しい方だったのです。

しかし息子はそんな厳しい先生が好きだと言っていました。理由は「この先生について行ったら、自分はきちんと出来るようになると思うから」

元々「手本通りに何かをやりたい」という思いが強いタイプで、周囲でも道から外れた人や出来事があまり好きではない長男。

意外に柔軟性がないタイプなのかなぁと心配することもあるほどなので、厳しい先生はちょうど良かったというのです。

母視点では「母親が激怒するよりも先生が怒る方がよっぽど怖い」という話しを本人から聞いて、正直絶句し、実際にクラスの保護者代表としてお付き合いさせてもらう中で、私自身でさえ感じた先生の気難しさに、面食らうシーンがあったので、息子の先生に対する受け止め方に驚いたことを覚えています。

ただ、夫とともに1年前の年度はじめの指導方針に対する説明を聞いた限り、明確な方向性を子どもたちに身につけさせたいという点がはっきりしていたその担任の先生に対して、息子の感情への影響がどうなるか、などについては考えなかったのが正直なところです。

しかしその厳しい担任の下で1年学んだ息子は、一方で強いリーダーシップに頼るようになってしまっていたようです。

コロナ禍で、オンラインで学年末を終えた息子にとってまた、何か大きなエンディングなく次に進まなくてはならなかったこと。そしてプリティーンと呼ばれる思春期手前の難しい年頃に差しかかっていることもあってか、「自分への自信喪失」が8、9月課題になっていました。

さらにこれまで夫は朝早く家を出て、夕食ごろに帰宅するまで家を開けていたので、息子たちの普段の生活や学校のことなどは私が一任されていました。

しかしこのコロナで在宅勤務となった夫は、以前以上に長男の学習態度や生活習慣に目が行き届くようになりました。インターでいうと最終学年になる今年度、親目線の期待と、実際の学習状況に開きもあり、それが原因で言い合うことも増えたのです。

勉強面でも、春先まで100点満点を連発していた算数の通信課題(日本のもの)が、新学年を迎えた途端に40点台になったりして、かなり心配しました。どこが分からないかさえ分からないという状況。

何を聞いても「I don’t know」を連呼した長男を見て、とにかく「自信を喪失している」ということに気づいため対策を講じないと!と思い色々と環境を変え始めました。

その一つがお稽古ごと。空手と公文を本人の意思でスタート。この2つはジャブのようにじわじわ良い効果を上げてきています。この辺りはまた改めて書くとしますが、この「自信喪失モード」に対して、素晴らしい対応をしてくれたのが新しい担任の先生でした。

前評判は、「優しすぎる(笑)」。(→まったく極端!!)

ですが、長男曰く「実は結構厳しいよ」とのこと。今回15分間の三者面談で分かったことは、長男の良いところを一生懸命伸ばそうとしてくれていることでした。

「長所進展」こそ、私が人生のモットーの一つにしている言葉ですが、昨年はどちらかというと短所を指摘してボトムアップに長けていた先生。今年はとにかく長所を褒めて、伸ばしてくれる先生です。

その先生が、長男がクラスで自ら名乗り出て、先生に代わってクラスの体温を測る係を友人と始めたと言うではありませんか。

息子からは、ある日遅刻しそうになった日に「体温測る係を遅れちゃうかも」と言われるまで、そんなことを担っていることさえ知りませんでした。さらに、最初聞いた時点でそれが毎日の係仕事としてやっていることすら、この三者面談まで知らなかったほどです。でもこのストーリーを先生から聞いて思わず涙が出てしまいました。(まさか面談で泣くなんて!)

やはり子どもはだんだんこういう風に学校での様子を話してはくれなくなるものなのか、、、と寂しく思うと同時に、ちゃんと評価してくれる先生からの情報は貴重なことも痛感しました。

オンライン面談のメリット

さて、実はこのウルウルの経験はもしかして面談場所がオンラインだからだったのかもしれないと思うようになったのは最近のことです。

理由は、自宅にいるおかげで、先生と話しているものの、自分も子どももとても「リラックスして」挑めたからです。

場慣れ、という言葉があるように、親は普段生き慣れていない子どもの教室で、先生と話すだけでも緊張するものです。また子どもも、普段は先生やクラスメートしかいない空間に親が入るだけでやはりやりにくいこともあると思います。

それが、親子ともにリラックスして挑めたい事が、素直に話しを聞き、受け止められたことに影響したのかなとおもいました。

また移動時間がない分、精神的にも、物理的にも「余裕」があったことも確かです。おかげで担任の先生以外の面談スケジュールも入れることができました。

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