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Kindleにてはじめて絵本を出版した感想とつまづきポイント

普段はアトピーの治療方法のことやビジネスに関することを発信している僕ですが、今回絵本を作ってみたいと思い、急遽作りました。

現在9歳になる息子と3歳の娘のいる2児の父なのですが、息子が小さいころ。そして、今現在娘に絵本を読む機会がありまして、ふと思ったんですよね。

「大体、絵本見ててもセリフをアレンジしたり、省略して読んでるな」

作家さんには悪いのですが、世にいるお父さんお母さんは時間がなかったり、何度も読んでと言われる中で正直めんどくさくなったりして、端折っちゃったりするんですよw

もちろん真面目にすべて読んであげることがほとんどですが、子どもも長い文となると集中できないこともあって、どちらにせよ短縮することが多いんですよね。

それならば自分で作ってみたらいいじゃないかと思って作ってみました。
ぶっちゃけ、作ってみたかったから作ったというのが主な理由です。

これまでKindleで電子書籍を何冊か出した経験から、自分で作るのならお金もかからないし、物は試しに最適だなと思ったのがやってみようという気を後押ししたのだと思います。

あともう一つの理由がAIの急成長ですね。
これまではアイデアがあってもスキルがなければ、外注するか・諦めるかという選択肢になり、思うように行うことが出来ませんでした。ですが、AIを活用することでスキルがなくても作ってもらえる世界になってきたんですよね。

結論から言うと、AIを活用するのは結局うまくいかなかったのですが…
ただ使い方次第だと思いますし、これからますますAIを活用して何かを行うということは増えてくると思いますので、楽しい未来が本当にそこまで来ているのだなと実感できます。

と、2つの理由から絵本を描いてみようと決意しました。

完全に趣味に近いですね。
ただ実際作ってみて、ペーパーバックも作ってみて、試し刷りして娘と読んだ感想は…

とても良かった!!!

今まで子供に向けた文章を書いていなかったので、自分で読んでいて恥ずかしすぎて、家族の前で赤面しかけたのですが、慣れてくれば悪くないじゃん。と(自画自賛)

子供から読んで読んで。とヘビロテ要求されて、何度読んでも楽しくて、そしてあっさりとしたセリフのみで構成を作ったので、読むのも苦痛なく読めるので◎

無事Kindleの審査も通りましたので、ご興味ある方はぜひ手に取ってみてください。と言っても絵本なので、お子様にどうぞという感じですが。

ペーパーバック版は残念ながらまあまあいい値段してしまうのですが、Kindle本だとかなり安く出すことが出来るので、これで喜んでくれる親子がいたら、今後も絵本描いてみようかなって思っています。

というわけで応援してくださる方はぜひ手に取ってもらえると嬉しいです。

さて、単なる宣伝だけでは味気ないので、ここからはKindle絵本の作り方を簡単に説明していこうと思います。実際Kindleでは14ページ。ペーパーバックでは25ページとページ数は多くないです。が、制作から発売まで丸2日程度かかってしまいました。

はじめてのことで分からないことだらけだったということはありますが。

もし実際に作るとなったら。のポイントを紹介していきますので、ご参考にしてくださいね。

やることの流れはこんな感じです。

1.イラストまたは絵を用意する
2.セリフを考える
3.表紙を作成する
4.ペーパーバック版を出すのならそれ用の画像を用意する

こうやって書き並べるとそんなに難しいことではないですね。
ただこだわればこだわるだけ当たり前ですが、時間がかかりますw

AIに絵を描いてもらう方法を行うも勉強不足で断念

僕の場合は新しいことにチャレンジしてみたいなという気持ちが強かったので、AIに絵を描いてもらってそれを絵本にしてもらおうと思っていました。

実際に絵を描く能力もないので、AIに描いてもらえば自分だけで完結できるし、これがうまくいけば今後もAIを活用して色んなことが出来そうだなと思ったからです。

結果は先ほども書きましたが、上手くいきませんでしたw

AIのことはまだ勉強不足なことが多く、プロンプトが大切だとわかっていても、そのプロンプトをうまく活用できずアウトプットの質がとにかく明後日の方向に行きまくってしまったんですよね。

写真から絵にしてくれるという方法もあると書いてあったので、そちらもやってみましたが、全くうまくいきませんでした。

ただ使い方がわかれば、かなりの確率でいい感じのものが出来ると思いますので今後も勉強していきたいなという印象は残してくれました。

今回はあまりに時間がかかってアウトプットに可能性を感じなかったので、他の方法で行うことにしました。

写真→イラストの変換アプリで絵本化に成功

それが、実際に写真を撮ってそれをイラスト化してくれるアプリで変えてみるというもの。こういうアプリはたくさんありますから、ご存じの方も多いかと思います。

絵本テイストにしてくれるという完璧なアプリはなかったのですが、まあこれならいいかな?と思うものがあったので、そちらで写真→イラストに変更。もちろんこのアプリは無料です(好きなイラストがあるアプリを選べばいいと思うので、アプリ名は割愛します)。

そこからまたまた無料のPhontoという文字入れアプリを使ってセリフを合成。これであっという間に本の内容と表紙の作成は終わりです。

おすなばであそぼうより

Kindle書籍ですと、このまま原稿を既定のものに変更してアップして登録情報を入力すれば出版完了なのですが、絵本はちょっとだけ違いました。

絵本の場合は画像をPDFにしてからKindle Comic CreatorというPCのアプリを使って編集していくんです。というわけでブラウザ上でjpeg→PDFにしてくれるサイトを活用して変更。Kindle Comic Creatorで編集してエクスポート。

PDFにした画像を絵本の順番に並べるだけなので特に難しいことはありません。わからないことがあれば、調べてみてください。僕より丁寧に解説してくれてるサイトが山ほどあるので、そちらを見たほうが早いですw

エクスポートが終わったら、あとはKindle書籍の出版と同様に情報を入力するだけ。詳しいやり方は他の方を…以下略w

はじめにイラストを用意するところだけてこずりましたが、そこさえクリアできればほんと簡単です。いやー、AIがもっとうまく使えればたくさんの絵本ができるのになあ。勉強ですね。

ペーパーバック版が意外と厄介だった

Kindle書籍に関してはこれで完了です。あとは審査が終われば即出版。
ですが、絵本と言ったらやはり紙で読み聞かせしたいじゃないですか。

で、Kindleにはご親切なことにペーパーバック版の作成をすることが出来るんですよね。しかも、費用はかからず。

これはチャレンジしてみるしかない。おそらく同じデータ使えばいいだけだし。と思ったので、早速着手してみたのですが、これが意外と難儀でした。

まず紙で見るとなると、画像に文字が入っているよりも文字ページと画像ページで分けた方がいいなと思ったんですね。

なので、そこの分離から始めることにしました。
といってもイラスト化して文字入れする前の画像と文字だけのページを用意するだけなので、そこは難しくなかったです。

それぞれの画像をまたまたPDFにしてKindle Comic Creatorにて編集。
違ったのは見開きページとして画像をくっつけたこと。

これはKindle Comic Creatorを開いてページ設定から見開きを選ぶだけ。
選択した画像とその下の画像が見開きとなるので、画像→文字のページで並べてひとつずつがっちゃんこして完了です。

簡単簡単。
ですが、一つだけ注意。

1ページ目はブランクページとして白紙のページを挿入しておいてください。

あとでわかったんですけど、プレビューすると表紙の裏が白紙になってその次のページから始まるので、見開きがずれるんです(あっ、ここにはじまりはじまり的な画像入れてもいいかも)。

あとから編集するのめんどくさかったので、こういうのはじめに知っておくと便利です。

あとは電子書籍と同じく表紙をアップして終わり。
と思ったら、ここがほんとに厄介でした!!

というのも電子書籍と違い、ペーパーバック版では表紙と裏表紙が必要となります。なので、電子書籍にて使用した表紙は規格が合わず使えません。

そこで、表と裏ががっちゃんこした画像が必要です。
この画像サイズが11.969×8.520というのを推奨しているのですが、これを作るのがとにかく大変で。まずそもそもこのサイズが良くわからないんですよw

インチなのかミリなのか。
しかも、PDFで修正するからなおのことわけわからなくて。。。
ここだけで半日以上、時間かかってしまいました。

しかーし!
DeffPDFというサイトで上記の数字を入れれば完璧にサイズの修正ができます!

修正しているので画質悪くなりましたけど…元画像で作れたらいいんですけどね。ちょっと調査が必要です。。。

ただね、まだフェイクがありまして。
ペーパーバック版は裁ち落としという作業を行うからマージン(余白)が必要だよってあとから修正案件で言われます。

なので、少しだけ大きいサイズにしてからアップするようにしましょう。
この微調整するだけという簡単に思える作業が意外と厄介なんです。

これさえクリアできればあとは難しいことはありません。
Kindle版と変わらない手順で出版することが出来ます。

ただ、先ほども書きましたが印刷の関係からペーパーバック版は高くなってしまいます。1冊からでも印刷可能ということは著者にとってメリットなのですが、購入者の方にはわからないですからね。

普段流通している紙の本は在庫というリスクを背負って大量に刷っているから安くできるのですね。いや、ありがたいことです。

そんなわけでコンテンツ内容よりも画像作成の方が個人的につまづきポイントでした。ペーパーバック版へのチャレンジを行うときはこの点に気を付けてみてくださいね。

また次回もチャレンジしていきたいな。
良かったらみてください。では、また。


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