見出し画像

NarwhalSwapの使い方(BinanceSmartChain上の年利3,000%なDeFi)

この記事について

仮想通貨を預けておくと仮想通貨が増え続けていくBSCネットワーク上の投機系DeFiサービスの紹介記事です。このサービスは他の類似サービスと異なり、大型のクジラ(高額投資家)はあまり儲からず、一般市民の仮想通貨が増えやすい独自の仕組みが実装されています。面白い。

DeFiの最新技術に触れてみたい方はぜひ読んでみて下さい。なお、NarwhalSwapは、公開情報が少なく安全性不明です。利回りは下がりますが、PancakeSwapやUniswapを利用された方が安心(マシ)かと思います。投資・投機は自己責任で!

NarwhalSwapとは?

バイナンススマートチェーン(BSC)上で稼働するDEX(分散型取引所)です。2つのトークンの交換ができる自律的に機能するマーケットメイカー(AMM)です。

画像1

                                   (Screenshot from NarwhalSwap)

ちなみに、Narwhalはイッカクと言う北極圏に住むクジラの一種です。
普通のクジラではなく、小型のクジラをサービス名にするあたりが、
巨大クジラは相手にしない!と言うこのサービスのポリシーを感じさせます。

NarwhalSwapの利点

1)えげつな過ぎる高利回り
  年利3,000%等の高利回り運用が可能です。但し、払いされる通貨は、
  独自通貨であり、下げ相場の傾向です。 受け取った利回りを早めに
  別の通貨に移すのか、複利運用に回すのかは判断が必要になります。

2)一般・小口投資家に有利なプログラム設計
  利回りは、預け入れ以降、1日ごとに1.5倍づつ増えていきます。
  (例:初日1倍、2日目1.5倍、3日め2.25倍...8日目最大15倍)
        大口投資家(クジラ上位50アドレス)は預け入れ倍率が3倍で打ち止め、
  小口投資家(上位100アドレス)は最大15倍まで。
  微量の資金投資家(その他)は最大9倍まで。
  *400アドレス以上の場合。実際は、大半のユーザーが最大9倍かと
   思いますが、大口クジラの影響が薄まる設定は良いと思います。

2)トランザクション手数料(tx-fee)が安い(~10円以下)
  主なDEXに利用されているEthereumネットワークは、
  幾度もtx-feeの高騰が発生しています。2020年8月末ごろには、
  1度の送金で2000円程度掛かることさえありました。
  一方、BinanceSmartChainは、現状tx-fee高騰は見られません。
  かつ、2020年10月現在、1度の送金で必要になるのはほんの数円です
  (0.001bnbなど)。

NarwhalSwapの懸念点

1)運営主体が不明
 運営者情報を探しましたが、出てきません。
 恐らく中国の誰かしらかなと思いますが、全く不明。怪しさMAX!  

2)ネット上に情報がほぼ無い
 2020年10月中旬に出てきたサービスであり、日本語の情報はおろか、
 英語などでの情報もあまりありません。怪しさMAX!

*なので、利回りが大きいからと大金を投入するのはあまりオススメ
 しません。小銭がえげつなく増えてく!楽しいくらいの気持ちでどうぞ。

使い方

以下、大まかな使い方を書きます。
(個々人の環境/利用ツールによって操作が異なるため、ひとまず大まかに理解いただき、各ツールの利用方法は別途確認いただくのが良いと思います。)
もしも設定支援をご希望の場合はご相談ください(笑)


1)BinanceSmartChain上の資産を入手し、Metamask等の財布に送金
  以下の方法から、お好きな方を選択して下さい。

  方法1) Binanceなど、 BEP20(BSC)の引き出しに対応した取引所で購入
   BEP20での引き出しに対応した取引所で、BEP20で引き出せる通貨を
   購入します。(BSC上の基軸通貨はBNBのため、BNB購入を推奨)
   ↓
   Metamaskなどの仮想通貨のお財布をインストール
   ↓(Metamaskの場合、設定画面からBSCネットワークを追加)
   Metamaskなどの仮想通貨のお財布に、BEP20設定で送金。

  方法2) ERC20など他のネットワークの通貨をBEP20(BSC)に変換する
   Metamaskなど、仮想通貨のお財布に保有しているコインを
   Binance社が提供するPanamaシステムを使って変換する。
  →変換したコインをMetamaskなどにBEP20設定で送金。


2)NarwhalSwapのNARタブを開き、預けたい通貨ペアを決める。

画像2

           (Screenshot from NarwhalSwap)

 上記画像のように、様々な通貨ペアが並びます。
 APY(年利)、現在の保有コイン、ステーブルコインか否か、
 など、何らかの基準で預けたい通貨ペアを決めてみて下さい。

3)Exchange Poolに資金を投入し、LPトークンを入手する
 ExchangeタブのPoolから、Add Liquidityをクリックし、 2)で決めた
 通貨ペアの流動性を投入する。→LPトークンがもらえます。

画像3

                                  (Screenshot from NarwhalSwap)


 *該当の通貨ペアのコインを持っていない場合は、Swapタブから両替して
  入手しましょう。

画像4

                                   (Screenshot from NarwhalSwap)

4)LP トークンをStakeして、NARを貯める
 LPトークンを入手したら、再度NARタブに戻ります。
 投入するプールに3)で入手したLPトークンを投入します。

画像2

          (Screenshot from NarwhalSwap)

5)サイトに毎日アクセスして、NARの倍率を上げる
 4)でLPトークンを育てた(預けた)瞬間から、1分ごとに自分のNARが
 増えていきます。また、LPトークンを預けたページには、24時間おきに 
 「UPDATE BUFFERATE」の表示が出てきます。
   クリックするごとに、自分の得られる利回りが1.5倍づつ増えていき
   ます。最大3-15倍まで利回りを増やすことができます。
   忘れずにアップデートボタンを押すようにしましょう。
  トークン価格も考慮し、短期間でトークンを取り出して売りに出したい
  ところですが、一度取り出すと、NARの倍率は1倍にリセットされて
 しまいます。暫く入れっぱなしにしておくのが良いと思います。  

画像6

          (Screenshot from NarwhalSwap)

今後の展望(想像)

・利回りについて
 オープンしたてのサービスということもあり、「年利2000%~3000%」
 が普通に出てくるカオスな状況ですが、これは長続きしないと思います。
 早めに入っとくのが良い、かもしれません。

・NAR価格について
 新規発行の影響は続くものの、トークンを売ってしまうと利回りが急減
 するので、売らずに保有し続けるインセンティブは働くと思われます。
 が、制度設計とは裏腹にかなり、売り圧が強いようです。
  何故だろう。。。

・総評
 珍しい利回り計算方法を採用しており、面白いと思いました。
 ただ、運営元が不明、情報が出てこないことから、単なる詐欺的なサイト
  の可能性も無いとは言えません。ご注意ください。
 なお、投資(というか、これ投機だよね)は自己責任で。
 当方は一切の責任を負いません。

よろしければサポートをお願いします。 いただいたサポートは、記事の品質向上のために利用したいと思います。