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高谷史郎(ダムタイプ)の「タンジェント」

ええ、すいません。
今年の2月初旬のことです。
ロームシアターで高谷史郎(ダムタイプ)の「タンジェント」初日観てきました。

備忘録メモです。

総じて「セリフのないタルコフスキー。しかも抽象度上げまくりの〜!」でした。(語彙力)

サウスホールの音がいいので座って舞台を観ているのに没入感がすごかった。

照明はミニマルなのに複雑でゆっくり変化し続けててほんとすごくて技術も繊細さも素晴らしいと思った。機材も半端なさそう。

演者はたったひとり。極限までニュートラルに動いていて、日本ぽいというか、禅ですかねー。

2人とか3人とかでやり取りあったりハーモニー作ってもいいのにな〜とも思ったけど、2人になると2人の意味が、3人になると3人の意味が発生するのであえて1人にしたのかも。

4つのパートに分かれていると思った。

1) 小石。砂利。鉄のテーブル。星座と宇宙。火花。小石で描いたのはオリオン座と蠍座?

2) 火花で円や線を描く。ホリゾントには残像が。両方で絵を描いている感じ。音も興味深い。

3) 釣られた球体。円運動。あの球体をどうやってコントロールしているのか気になって仕方なかった。演者との動きがダンスのようだった。

4) モノリス?ゼーレ?これまた音や音楽や照明で会場中を巻き込んでクレイジーな異空間になってしまってた。

一番最後の動きは、狂った世界に差し伸べられる神の手なのか?と思った。

いやあ、すごいもの見た気がする。

宗教儀式のようでした。

禅でした!

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