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和山やま「カラオケ行こ!」と「ファミレス行こ。」上巻。感想(ネタバレ注意)

遅ればせながらあけましておめでとうございます。
本年もボチボチ書いていけたらな、と思います。
どうぞよろしくお願いします。

さて。
先日、和山やま先生の「ファミレス行こ。」(以下、ファミレス)の上巻が発売されました。
正直、前作の「カラオケ行こ!」(以下、カラオケ)がそんなにはまらなかったので読むか迷っていたのですがkindle版はポイント還元があったのでポチっとな。
ファミレスを読む前におさらいでカラオケ読んでおこう~、と読みましたらば、「あれ?以前読んだときより面白く感じる!」と思いました。
その勢いのままファミレスに突入。
「ふわぁ~、和山先生、伏線の張り方凄い!!」となりました。
ファミレスを買うか迷っていたのが嘘のように早くも下巻が楽しみでなりません。

カラオケのあらすじを超絶簡単に言うと
狂児が組で行われるカラオケ大会のために中学の合唱部の部長である聡実に教えを乞う、
というものです。

読み直してカラオケも面白く感じたけれど、これは続編であるファミレスのことも考えての構成だったんでしょうか?
カラオケ単品よりもファミレスもセットのほうが断然面白い!と私は思いました。
いったい、どの段階から伏線も張り巡らせているのでしょうか?
カラオケを読み直していて思ったのは
・聡実の狂児への気持ち
です。
最初は煩わしいと思っていたものの段々と懐?いていく。
ちょっとBL?と思わないでもなかったのですが
和山先生がそんな構成にするかな…?という疑問が。

少し逸れますがBLという疑問については、川島さんと山内さんの対談で語られていました。

ブロマンスというジャンル?があるんですね、知らなかった。
ブラザーとロマンスを掛け合わせて造語だそうです。


カラオケでは組のカラオケ大会の日を最後に狂児と会うことはなく
聡実が高校を卒業し上京するための空港で再会するとろで終わります。
再会の際、聡実は何だか嬉しそうでした。

*****

さてファミレスは聡実が上京してからのお話。
聡実がファミレスでバイトを始めます。
狂児はたまに出張で東京に来る際に2人でご飯を食べているようです。
カラオケよりも登場人物が格段に多くなり
そして回を重ねるとともに、その登場人物たちの詳細が明らかになっていきます。
・聡実のバイト先に来る漫画家とそのアシスタント
・漫画家の担当(顔出しなし)
・漫画家の読者(ファンレター)
・聡実のバイト先の先輩
・聡実の下宿の下の住人
・オトコのクンショウの作者
・聡実の同級生
・組の管理先のスナックの女性
などなど。
そのほかにも読み進めていくと、「えっ?」と伏線が徐々に回収されていき、とても面白いです。
そんななか上巻は聡美が狂児に抱きつくところで終わります。
いったい何が…。これもブロマンス?気になる…。

ファミレスは不定期連載ということで下巻の発売はいつになるのでしょうか。
上巻の巻末で和山先生が
「聡実くんの幸せを考えて描いていこうと思う」
と書いています。
聡実くんの幸せ、楽しみです。

最後まで読んでいただきありがとうざいました。
それでは、また。


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