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「喰う寝るふたり住むふたり 続」感想(ネタバレ注意)

同棲生活から入籍までを描いた「喰う寝るふたり住むふたり」の続編です。
こちらは二人の結婚後の生活を描いています。
この作品の面白いところは同じストーリーを妻の律子、夫ののんちゃんとそれぞれの目線で描かれているところです。それは前作から変わりません。

同棲時代とそう変わらない生活を送っている二人ですが結婚後に出てくるのは子供のことです。
親から「子供は?」と聞かれたり、律子の親友のニーナが妊娠出産したことも大きかったのでしょう。
律子は妊活にのめり込んでいくように見えました。
律子は「子供ができたら自分も何か変われる、成長できる!」と考えているようでした。

結局はのんちゃんと話し合い、
律子自身も「妊活は向いていない、諦めよう」
という結果になりました。

マンガなので、この先どうなるかは分かりません。
不妊治療はやめたけれど自然に妊娠する日が来るかもしれませんし。

私自身は妊活という妊活をしたわけではありませんが
周りの友人が出産していくなかで置いてきぼり感を持たなかったわけではありません。
でも、それは周りの友人に子供がいるから私もほしい!と思っていたのかもしれません。
律子は妊活の代わりにというとおかしいですが、新しい趣味を始めました。

不妊治療のエッセイマンガだと妊娠出産まで描かれている作品が多く、
不妊治療をやめた、諦めたという作品は少ない気がします。
この作品はフィクションですが子供がいなくても楽しい、と
あらためて気付かせてくれました。
そして趣味は大事だ、ということも。
これからの律子とのんちゃんの生活も楽しみでなりません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、また。


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