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「2121年 Future In Sight展」で未来を考える。

仕事の関係で未来のプロダクトについて考えるために行ってきたので、紹介したいと思う。

「未来を考える行為」を考えるための企画展

まず、この企画展ですが、「22世紀にプロダクトがこうなる」とか「22世紀の生活様式はこうなっている」といったような未来予想図を示すような展示ではない。

開催概要にも下記の通り書かれている。

本展は、多くの「未来への問い」を準備することで、「未来を考える行為」そのものを考える場にもなっています。

「2121年 Future In-Sight展」開催概要

各著名人それぞれが「Future Compass」を使って単語を3つセレクト。それによって導き出した問いをテーマに創られた作品が、メッセージとともに展示されている。

Future Compass

来館者もタブレットで気になる言葉を選ぶことができ、自分と同じ(もしくは一番近い)言葉をセレクトしたアーティストの展示場所を教えてくれたりもする。

読んで考える

個人的に感じたことは、この企画展は見てインスピレーションを得るというより、「読んで考える」という要素が強いということだ。
恥ずかしながら、僕は若干二日酔い気味で行ったため、「考えるモード」に自分を持って行くのに苦労して、一通り見るのにかなり時間がかかった。
ただ、「Future Compass」を使って紡ぎ出された著名人の言葉や作品群は、「未来を考える」ということについての刺激になる。
普段、その日の生活、数時間先の会議、次の日の予定にフォーカスが当たりがちで、あまり先を見通せてない僕にとっては、「未来を考える」ということ自体が難解で雲を掴むような感覚だ。
そう言った意味では、ここでは「未来の考え方の視座」が色々提示されていて考えさせられた。

未来の答えは誰も知らない。
あと、答えが用意されていたとして、それがわかってもロマンがない。
結局は、自分で考えることが大切。
まず、自分の身の回りの目線から100年後の未来を見据えてみよう。
僕は、そう思った。

毎日に追われている方、時間があれば「2121年 Future In-Sight展」に行き、じっくり読んで、じっくり未来について考えてみてはいかがだろうか?長い時間軸を考えることで新しい気付きが生まれるかもしれない。



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