俺のミニチュアフード作り★パッタイ
まえがき
趣味のミニチュアフード作り、最近はこれがきっかけで面白いご縁が広がっており、色々と目標も出来てきて、益々作品作りを楽しんでいます。
今回は、1年前にも作ったことのある「パッタイ」を違うアプローチで作ってみました。
タイを代表する米麵料理【パッタイ】ですが、Wikipediaによると、「1945年の11月7日、タイ政府は、パッタイをタイの新たな国民食であると宣言した。」とありました。そこに至るまでの歴史も興味深かったです。
さて、そんな超メジャーなタイ料理【パッタイ】、屋台や食堂などで食べるのも安くて美味しいのですが、格式あるレストランやおしゃれカフェのそれは味はもちろん、盛り付けがきれいなんですよね。
今回はこの盛り付けにこだわって作ってみたくなったのでした。
そしてこれが前回作成したパッタイ。
今回の方針
前回との違いを出す為、こんな方針で作っていきます。
おしゃれカフェ風のパッタイを目指す
バナナの葉を下に敷いてイキってみる
炒める最後で、溶き卵を美しく絡めたような仕上がりに(前回炒り卵みたいになってるので)
エビ作りの技術向上
人参のカービングで盛り付けを美しく
ニラを作る
アクリル絵の具で緑に着色した粘土を極薄~く伸ばして、細くカットしていきます。
モデナという樹脂粘土を使用しています。
皿を作る
お皿は市販のシリコンモールドに、石塑粘土をつめて作りました。
高級感出す為に、色はマットな黒で仕上げてます。
黒のサーフェイサーで、上塗りなしです。
バナナの葉を作る
自宅でタイ料理作った時にレモングラスの外側の固いとこを干しといたんです。乾燥したレモングラスに着色したらバナナの葉っぽく見えないかな~ということでやってみました。
笹の葉でも雰囲気出ると思います。
麺を作る
パッタイは米麺を使うので、米麺独特の透け感を出す為に透明粘土【すけるくん】をベースにして、ちょっとモデナを足してミックスしました。
タマリンドのソースで着色されるのを表現するためにクリヤーレッドとクリヤーイエローの塗料で粘土を茶色に着色します。
麺を作るにあたり、ひたすら手作業で細く伸ばしていくこともありますが、今回は市販の粘土の押し出し機を使いました。
しかし、この押し出し機に付属してるアタッチメントでは、直径1mmの麺が限界なので、以前、アタッチメントを自作しました。
アルミ板をアタッチメントと同サイズの円にカットして、精密ドリルで穴をあけます。これで直径0.2mmの麺作成が可能になりました。
エビを作る
エビは以前に作った型で作ろうか迷ったんですが、自分の技術がどんだけ上達してるか把握するために、改めて作りました。
背に切り込みが入って開いて丸まってるエビをイメージしてます。
尻尾だけ極薄の粘土を乾燥~カットして後付けしたらいい感じで仕上がりました。
もやし忘れてた
もやしも、1年前に作ってた在庫はあるんですが、もう一度作ってみました。
盛り付け
ソースを絡める
パッタイに絡むソースを表現するのに、レジンを使用しました。
茶色と黄色で着色したレジンを麺に塗って表現します。
おしゃれな卵の絡め方
おしゃれで旨そうな卵の絡め方の表現について、あれこれ考えたのですが、ふと閃いた方法が大成功。
このやり方、ここに書くのもったいないな~という葛藤もあるんですが、思い切って披露します!
使うのは【軽量粘土ハーティ】。これに黄色・白を混ぜたものと白だけ混ぜたもの2種作ります。で、水多めでゆるーいペースト状にします。
これを卵っぽく塗り重ねる。軽量粘土は乾くとフワッとした質感が出るので、卵っぽくなります。完全に乾いたら焼き色付けるのも忘れずに。
そして完成
おしゃれに出来上がったでしょうか?
是非、感想をお聞かせくださいね。ありがとうございました!
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