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終戦に関するニュース記事を別の角度から、しかも英語で読もう:その、意義とは

毎年、この暑苦しい残暑の季節。

8月15日の終戦の話、玉音放送の話、広島・長崎の話。

神風特攻隊、赤紙、原爆。

例年のごとく、流れる同じようなニュース。


あ~、またこの時期か~、と、

終戦ニュースを見ると、テレビのチャンネルを変える人も多いと思う。

今日は、そんな終戦を、「海外」からのぞいてみよう。


タイトル:
"VJ Day marked under POW's handmade flag" = POWお手製の旗でVJ Dayを記念

VJ Day = Victory over Japan Day = 日本に勝った日
marked = マークされている、記念されている
prisoner of war (POW) = (戦争)捕虜
handmade flag = ハンドメードの旗

終戦のことを、日本軍に捕虜として捕まっていた、イギリス人兵士たちは

"VJ Day"と呼ぶ。


写真にある、イギリスの国旗は、インドネシアで日本軍の捕虜収容所にいた、イギリス人の"prisoners of war"が作った国旗。白い布は、自分たちのふんどしで、青い布は、日本軍の蚊帳で、赤い布は、インドネシア人の麦わら帽子で、できている。

その収容所で死んでしまった兵士の墓にかける用の国旗なのだ。

日本兵からどんなひどいことをされたか、この国旗を見るたびに、思い出す、という人も世界にはいる。

loincloth = ふんどし
mosquito net = 蚊帳
straw hat = 麦わら帽子
to drape makeshift coffins = その場しのぎで作った棺にかける
funeral = 葬式
to donate = 寄付する

インドネシアの捕虜収容所には、何千人も、戦争捕虜の人がいた。1000人近くもの人が亡くなっている。

そんな彼らにとって、1945年は戦争に勝利した日。

英語を話すときは、相手は、同じことを、全く違う視点で見ている可能性がある、という事実を、決して忘れないように、したいね。


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