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ファンクのM&A・アライアンスはご縁次第!【事業紹介No.3】

皆さんこんにちは、今回も株式会社ファンクの代表 廣田章氏にインタビューした様子をお届けします。

実はファンクではM&A・アライアンス事業も行っているのですが、こうした情報発信の場であまりお話したことがないのでご存じない方も多いかも知れません。この機会に我々が、どんなM&A・アライアンスを行っているのか詳しくご紹介するので、ぜひご覧ください!

【インタビュイー:株式会社ファンク 代表取締役 廣田 章社長】

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ファンクのM&A・アライアンス事業

Q.ファンクでは、どんなM&A・アライアンス事業を行っているのか教えてください

ファンクのM&A・アライアンスは、あまり表立った特徴はないのかもしれません。ただ、どちらか一方ではなく、双方(買い手または売り手側)の企業様からご相談を受け、お相手を探すことが多いです。


Q.実際どんなふうにM&Aやアライアンスに関する相談や依頼が来るんですか?

(売り手or買い手企業から依頼を受けている)エージェントさんからご相談をいただくこともあれば、ファンクの他事業でお取り組みをさせていただいているクライアント様からお話をいただくこともあります。

売買の対象となるものは、一つの「事業」、「サービス」、「メディア」、「SNSアカウント」、「組織・チーム」、「企業(そのもの)」と本当に様々です。

また、扱うものがこのように多岐にわたるため、弊社では完璧にデューデリジェンスをするというよりは、双方のマッチングの仲介、及び相手企業様のご紹介をするまでを行わせていただいています。

やはりデューデリジェンスをしっかり行うとなると、資産の明示化や法律的な棲み分けなど、より専門的な知識が必要になってしまう。もちろん、そこまで深く弊社がM&Aやアライアンスに携わらせていただくことは可能ではありますが、経験や専門性、端的にいうとファンクの時間的な余裕がないという現状から、あえて決済者同士のマッチングや相手方のご紹介というところまでのお手伝いで留めているんです。


ーーファンクでは主にマッチングのお手伝いや、売買するものの紹介を行っているんですね…!

そうですね。こうしたスタンスで携わらせていただいているので、かなりクローズドな情報が出てきたり、売買の対象となるものの規模が小さい案件のご相談をいただいたりすることが多いです。

あと、ファンクが行っているM&Aやアライアンスの買い手となる企業様は日本だけではなく、実は中国やインドネシアなどの東南アジアや中東にもいらっしゃいます。実際過去に、日本の市場に挑戦したい海外企業や日本で行われている事業を買いたいという方に、ご紹介した実績もあります。


M&A・アライアンスの経験がないのに、相談が来始めた!?

Q.そもそも廣田さん(ファンク)は、なぜM&Aやアライアンスを行うことにしたんでしょうか?事業立ち上げの経緯を教えてください

正直にいうと、僕がやりたいと思ったからM&Aの事業を始めたのでなく、そうした事業を行っていないのに相談が来始めたから、やり始めたというのが経緯です。

いきなり「こういう事業を買いたいんですけど廣田さんの知っている企業にありますか?」とか、「この事業はうちだとこれ以上伸びないから売ろうと思っているんです」というお話が自然と舞い込むようになった。これがファンクのM&A・アライアンス事業のスタートです。


Q.それは今までやってきた事業を通して、ファンクが信頼していただけるようになっていたから、周りの企業様から自然と相談されるようになったということですか?

M&A・アライアンスに関する相談が僕の元に来るようになった理由は、2つあると思っています。

1つは、M&Aについての相談は、信頼がない人(会社)にはできないということ。少し大袈裟かもしれませんが、自分が作った事業やサービスは子供みたいなものです。それを売るんですから、信頼がない人には任せられないっていうのは大きいですよね。

2つ目の理由は、僕自身がたくさんの方々に懇意にしていただいている中で、様々な業種、幅広い業界の事業モデルをある程度理解しているからだと思います。
自分が売り買いしたい会社や事業について知っている人にだったら相談しやすかったり、ファンク側も相談に乗りやすかったりする。もっというとアライアンスではシナジーというポイントをみつけやすいという点もご相談いただける要因ではないかと考えています。


ファンクのM&A・アライアンスはご縁次第!

Q.今まで実際に廣田さん(ファンク)が手がけたM&A・アライアンスの事例を教えてください

ファンクで行ったことのあるM&A・アライアンスの事例は、4パターン程に分かれます。

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①1つは、事業拡大のパターン。
実際にファンクが携わった例でいうと、コールセンター事業をすでに行われている会社さんが、自分たちよりも規模の小さなコールセンターを傘下に入れる際のM&Aをお手伝いしました。

また逆に、自分たちがまだやったことのない事業や、すでにその事業を行っている企業を買収するパターンのM&A経験もあります。実例でいうと、サプリメントや化粧品の企画・製造を行う会社さんが容器を作るメーカー企業を買う際とか、商社や卸を専門にしている会社さんが通販企業を買う際のお手伝いさせていただきました。


②次に、複数の事業を手掛けていたり、複数の商品・サービスを販売したりしている会社さんが、事業を縮小するために買い手を探しているパターンのお手伝いをさせていただいたこともあります。


③またメディアなど、クラウドにあるものの売買経験もあります。過去にファンクでは、(今まで経験の無い事業形態であるため)仕事を依頼できるライターさんがいないからメディアごと購入するとか、自分たちがやっているメディアとは異なるジャンルのメディアを買いたいというお客様のお手伝いをさせていただきました。


④最後に最近増えているのが、SNSのアカウントの売買です。SNSというと様々ありますが、ファンクではFacebookページやInstagram、YouTubeのアカウントの売買経験があります。


ーーM&A・アライアンス事業で実際に扱ってきた案件は幅広いというか、本当に様々ですね…!

弊社の場合はご縁があって、M&A・アライアンスを行わせていただいているという背景があるので、扱ってきた案件も様々です。(赤裸々にいいますが)譲渡譲受の報酬は少ない場合だと50万円程から、大きなものだと数億円という単位の報酬でお手伝いさせていただいています。

ファンクでは基本的に、M&A・アライアンスにかかる手数料及び稼働費(交通費や実態調査※などの実費)を請求させていただいているんです。

※一口で調査といっても、お店やサービスの覆面調査だったり、アンケートなどを実施してブランドのイメージを調べたりと様々。M&A・アライアンスを行うために必要になることを調べるので、案件によって調査量も手段も異なるため実費も変動します。もっというと、公表されているデータが正しいかどうかを確かめるために、調査を行う場合もあります。


Q.ファンクならではのM&A・アライアンスを行う際の特徴はありますか?

あります。1つは着手金というものが弊社にはありません。基本的には成果報酬か、僕に対して求める工数次第で稼働費を決めさせていただいております。


2つ目に、もちろんスタートのタイミングで秘密保持契約書(NDA)は交わしますが、実際に譲渡締結にいたる手前まで、M&Aに関する契約は殆ど結びません。

一般的にはエージェントや会社さんによって多少は異なりますが、案件の依頼に関する契約や譲渡に関する独占契約を事前に結ぶことが多いんです。

ですが、弊社はそもそもリーガルを強化していないという点と、売買の直前に状況が急に変わることがありえるので、あまり細かな決め事はしないようにしようというスタンスでお取り組みさせていただいております。これは、ファンクがベンチャーだからこそできる選択であり、特徴かもしれません。

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Q.廣田さんが考える、M&A・アライアンスを行う意味とはなんですか?

今後は弊社も自分たちが行っている事業や作ったサービスを売りたい(売りやすくしたい)というのが、M&Aやアライアンスを行う意味であり目的です。


Q.今はまだファンクの事業やサービスを譲渡譲受・売買したことはないということですか?

いえ、メディアや商品に関しては売ったり、買ったりしたことがあります。ですが今後は、もう少し大きな事業やプロジェクトそのものの譲渡などを、イグジットしていきたいなと思っているのが正直なところです。

また、少し大雑把な言い方になりますが、世の中では様々なものを売り買いできるという経済の自由がありますよね。その中で、人間が作り出したもので限りなく高い値が付けられるものの一つが企業や事業だと僕は思っているので、将来的にはそうした規模の大きなものの譲渡譲受・売買に携われるようになりたいんです。


ーーなるほど。M&A・アライアンスを行う意味=今後の展望なんですね!

その通りです。M&A・アライアンス事業に関しては(先程もお伝えしましたが)、僕の中ではご縁次第だと思っているのと、事業を大きく成長させる気はありませんし、ファンクのメンバーだけでできる規模で行えていればいいと思っています。


M&A・アライアンスを行いたいのなら

Q.M&A・アライアンスに興味のある人は、まず何から行えばいいですか?

まずは、「なぜ売るのか?」「なぜ買いたのか?」のWhyをみつけるのが重要だと考えています。

きっと事業やサービスなどの譲渡や譲受を考える際って、何かきっかけがあったはずですよね。例えば、自分がやりたい規模感じゃなくなったとか、当初の事業内容とは違ってきたなどの何かしらのWhyを思い浮かべたタイミングが。

スタティックな情報は専門家が整理すればいいんです。エモーショナルな部分こそが、僕がM&A・アライアンスを行う上で一番重要だと思っているので、始めにそこをちゃんと明確にできる点がファンク(僕)がお手伝いする意味になっているかなと思います。


自分の周りにあるものの売り買いをもっと身近に考えて…!

Q.最後に、この記事を読んでくださった方に伝えたいことがあれば教えてください

今後小さなものから大きなものまで売り買いする機会が増えて、ご自身が思っているよりも高い価値がついたり、低い価値がついたりすることが、どんどん多くなっていく世の中になるかもしれません。

なので、どんなものでも売り手と買い手のマッチングがおこなりやすくなる。その中の最たるものがM&Aであり、身近なものでいうとメルカリのようなCtoCマッチングだと思うんです。

だから僕は、M&Aに対してそこまで敷居高く捉えずに、まずは売りたい買いたいという情報発信をしていくことがすごく大事になっていくかなと考えています。

昨今では、色んな方々が(経営者や資産家の方が多いですが)M&A・アライアンスの譲渡譲受を行っているんです。なので、皆さんも「私とは関係ないとか」、「僕には無理だろう」という固定概念は捨てて、自分が携わっている事業やサービス、商品が売れるんじゃないか、買えるんじゃないかというのを常に意識しながら、世の中を見ると面白いんじゃないかなって思います。

M&Aって聞くと身構えてしまう方が多いかもしれませんが、会社とか事業を売り買いするメルカリみたいなものって考えたら、結構身近に感じますよね。


ただ1点伝えておきたいのが…!
こんなふうに色々なM&Aがありますが、その相談はファンクにはしないよう、お願いいたします。笑

ありがたいことに今はM&A・アライアンスに限らず、他事業でも多くのお声がけをいただいていて手一杯なので、ぜひご相談は身近にいる方や他の専門家にしてみてください^^
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。

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