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採卵が終わった安心感

一切、意識もなくならないまま、痛みも一切ないまま、これはもう夢の中にいるんじゃないかと、何が何なのかよくわからないまま、初めての採卵は終わったようでした。

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「完了」と、ロボコ先生が部屋を出て行き、続いて他の人達がみんな出て行く姿を見て、ようやくこれがちゃんと採卵していたんだな、そして終わったんだなと確信しました。(相変わらず、私には一言も声かけてくれなかったけど)

そして、問題だった、腸の裏に行ってしまっている卵はと言うと・・・

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ロボコ先生の指示で、ナースさんが軽く私のお腹を2回くらい押したのがわかったけど、結局、採れたのか採れなかったのか、報告もなかったので、わかりません。

でも、やっとひとまず一端終わったんだなという安心感がやってきました。

このまま動かずに、一時間横になっていてもらいますとのナースさんの説明がありました。

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昨日の夜は、不安で眠れなかったのに、一瞬にして眠りへと。

これまで二回の手術で、この手術台の上に横になる瞬間と言うのは、本当に悲しくて堪らなくて、目が覚めると激痛や麻酔の吐き気で大変だったけど、今回は軽くパニックにはなったものの、本当に楽だったなーと思いました。

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一時間後、再びナースさんがやってきて、もう起き上がってもいいですよとの指示がありました。

そして、帰る前にトイレに行くように言われました。

その通りにトイレに行ってみてびっくりです。

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生理二日目のごとく、便器の中が真っ赤かになっていたのです。

その時でも、一切の痛みは感じなかったんだけど、この赤さが針を刺したんだってことを物語っていて、そりゃあ今までの大手術に比べたら時間も大したことなかったけど、それでも体を酷使しているんだなと思いました。

ナースさんに言ってみると、このまま家に帰っても止まらないようだったら連絡ください、たぶんすぐに止まりますとの事でした。

そして、その通りにその後は、出血もなく痛みも出てこなかったので、初めての採卵が無事に順調に終わり、まずは一歩前進した気分でした。


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