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採卵前のとんでもなかった話

第一回目の採卵に向けて通院中の時のとんでもなかった話です。

高度不妊治療に移行して、毎回先生が変わるってことは、以前書きましたが、やっぱりこの先生いいなとか、この先生苦手だなとか、出会う先生の数だけ感想がありました。

不妊治療じゃない治療の時も、どんな先生に出会えるか当たるか、すっごく重要だなってのは、病気をして痛感しましたが、一回一回の診察が慎重で重要な不妊治療。できたら、理想的な先生に出会いたいなと思っていました。

ある日の診察です。

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その日、担当してくれたのは、めちゃくちゃタイプとでも言いますか、私の理想にぴったりの容姿、雰囲気のベテラン風のキリッとしたラッコ先生でした。

ボー病院では、診察→内診→再び診察の流れが通常だったのですが、この日も、採卵に向けての診察ですねと言うような確認の後、内診しましょうとなりました。

でも、内診室にて・・・

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どうやら先生が慌てている感じの雰囲気。

そして、

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もちろん、自発的に勝手に通院するわけもなく、病院側から指定された来院日の日付を守っています。

でも、ラッコ先生は、再び診察室に戻って対面すると、びっくりすることを言うのです。

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「実はもう排卵してしまっているようなんです」

不妊治療について勉強不足で、言われるがままに治療をしていた私だってその言葉の持つ大変な意味を知っています。

つまり、排卵している→もう今月は採卵できない/見送り/ここまでの治療がパー

しかし!そんなはずはないのです。

だって、まだまだ生理が終わって一週間くらい。

前回のシバ先生には、採卵日が決定するのすら、まだまだ先になると思うと言われていたのです。

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私はまだ、初めての採卵だったため、データ等もなく、最初は慎重に見て行くので、何度も来てもらう事になりますとあらかじめ言われていました。

シバ先生にそう言われたことをラッコ先生に話すと、ラッコ先生は・・・

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ただでさえ、初めての採卵に向けての期間で、何が何だかこっちも慎重なのに、そんな感じだと、不安が積もります・・・

が、ここで「しっかりしてくださいよ!」なんて強気に出られる勇気も私にはなく、とにかく今は、ラッコ先生に診てもらう他、ないのです。

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再度の内診室では、カーテンの向こうにもう1人男性の先生が一緒に診ている様子で、かなり二人で話しこんでいました。

そして、再び診察なのですが、中待ち合室で待っていると、すぐそこの診察室の扉の向こうから、あからさまに説明を受けている声が丸聴こえ。

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結果、もちろん排卵してたなんてとんでもなく、まだまだ卵も小さく、要経過観察でした。どうも私は、卵の育ちが遅いようです。

うーん。医学も勉強した事のない私が偉そうに言えないのかもしれないけれど、不妊治療の患者側からすると、これかなり怖かったです。

一回一回の治療がどれだけ重要か、チャンスであるのかってのはもちろん、採卵自体がミスで見送りになってたら、ここまでかかったバカ高いお金も水の泡なのです。

しかも、同じ金額を次の採卵と言えども払わなくちゃいけないんだし。

まぁ、勝手に私がラッコ先生をベテラン先生だと思いこんでしまったのも、いけないのかもしれないけど。

でも、この辺りからちょっと、この病院に不信感を抱き始めた事は事実です。


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