甲状腺絡みでとんでも体調悪化事件の始まり
オタククリニックから行くように言われた甲状腺のアイアイ病院。ここから、私の不妊治療史上では、結構な大騒動が始まるのです。
再び、アイアイ病院の通院の日でした。
薬を一ヶ月飲んで、数値を測り直すと言われていました。前回、けだるそうーな女医先生に指摘された通り、今度は受付時に紹介状の宛名に書かれていた先生を指名しました。
いつものように散々待たされて、やっと名前が呼ばれ診察室へと入りました。
一見、穏やかそうにも見える初老の感じの先生でした。
どうやら私は橋本病気味と診断されて、チラージンという薬を処方されて飲むように言われていて、従っていたのですが、その薬にも強さと言うか分量があるのです。
この一ヶ月は、50の薬と25の薬を処方されていて、併せて75を飲むように言われていました。ですが、これからは減らして50を飲むように言われたのです。
ですが、素直な疑問がありました。
家に25の薬がまだ余っているのです。医学を勉強してないから、自分の経験談でしか考えられないけど、こういう時、残っている薬は飲み終ってから、分量を変えてくださいと言われたり、きっぱり飲まないでくださいと言われたり様々です。もちろん、患者に判断がつくわけがありません。(薬の副作用で苦しんだこともあったし)
そして以前、薬が余った時、例えば25+25=50であっても、正しくはその通りではないので、余った薬はそんな風に飲まないでくださいねと別の病気の時に、薬剤師さんから言われた事があったので、今回の薬はどうなのかと思ったのです。
そんなにおかしな質問なのでしょうか?かなり考えての質問のつもりなんですけど、しかし目の前の初老先生は溜息をつきながら、無言で紙に何かを書きだしました。
そして、私の質問に言葉で答えるでもなく、その紙を渡しながらこう言いました。
いきなり数式だけを渡されたって、何かの暗号ですか?って思うし、わけわかんないけど、前回とおんなじように、もはや質問なんて受け付けませんくらいのスピードで、ナースさんに出口へと追いやられてしまいました。
相変わらず、忙しくて感じの悪い医者が多いと思うアイアイ病院。なんか、バカにされた気分。いや実際されてるんだろうけど。
結局は、足して飲めということなんだと判断したけど。それよりも・・・
まだ通院し始めてから一ヶ月だと言うのに、いきなり出された半年分と言う大量のこの薬によって、数カ月後、私の不妊治療に関わる、重大な大事件を巻き起こすのです。
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