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飲食店で失敗しない職場の選び方について(起業編)【その8】運転資金の大切さ

とにかくお金がかかる

前章でお話したように、オープンした時はとても忙しかったです。そこで人を募集しました。幸いすぐに充足できたのですが、コロナによる緊急事態宣言が予想を変えました。今の雇用を守るため、運転資金が必要になりました。

日本政策金融公庫

600万円を申し込みました。審査の結果、無担保で400万円を借りることができました。コロナで借りやすくなっていたこともあると思いますが、出店業態資料の提出、理路整然とした説明も大切だったと思います。

安心しない

しかし、手持ちの400万円は増えることはなくても毎月減っていきました。酷い月は40万円減っていきました。このままでは最短で来年の2月でゼロになることが予想されました。その前にどうにかしなくてはなりません。私の場合は店舗の規模を縮小して家賃を抑えることが現実的な案でした。その案を選択するにあたって、一緒にやってきた仲間たちが店舗の縮小に賛成できず離れることになりました。

今は、自分と残ってくれたもう1人のスタッフの総勢2名と、新たなスタッフを増やしています。僅少ながら黒字が見込めている状況です。お金が底をつく心配はなくなりました。しかし全く安心できません。毎日を全力で、広報しつつ、仕込みをしつつ、メニューの改良をしつつ、接客をしつつ、経理税務をしつつ、やっています。本当にあっという間に時間が経過します。

大変に映るかもしれませんが、自分のやりたいことで利益が出れば生活できるのはやりがいを感じます。利益は日当にして20000円になるときもあれば、玉ねぎ一個分のときや赤字の時もあります。

私がやりたいことは、安く美味しいチキンブリトー店を、日本中に出店することです。多くのお客様の期待に応えることです。今はその初めの一歩です。

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