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【仕事】猪八戒、黒豚なんだってよ。

こんにちは、イラストレーターのfunenoです。

なお、今回の記事タイトルは、『桐島、部活やめるってよ』のオマージュです。

ところで、株式会社愛言社様の語学雑誌『聴く中国語』にて、半年くらい西遊記扉絵を担当させていただいているのですが、その関係で、西遊記を読み直していたら、もしかして、猪八戒って黒い豚なんじゃないかって思うようになりました。

岩波版に、猪八戒の化けた人間は、「黒い顔」だ、っていう描写がある。

彼は、白い豚で描かれることが多いけど、ひょっとすると黒い豚なのかな? と、ずっと思っていて、最近wikiを見たところ、黒豚って書いてあった。

wikiにどれほどの信憑性があるのかは議論があるところだと思うのですが、今回は、そういうわけで、猪八戒を黒豚として表現してみました↓


株式会社愛言社様『聴く中国語』2月号


猪八戒の前世は、天蓬元帥といって、天の川の水軍の管理みたいな仕事をしていたらしいです。

女好きで、蟠桃会で、嫦娥(イラスト左上の人)にちょっかいを出したらしくて、それで罰せられて人界へ降ろされた。その時、豚の腹に宿ったので、ルックスが豚になったとか。

嫦娥は月にいる女神です。

太陽が十個出た時に、みんな暑すぎて困っちゃっておろおろしてた時、九個射落としてくれた、后羿っていう伝説の射手がいて、その妻だという説もある。

月にはヒキガエルがいるという伝説もあるので、嫦娥の頭でカエル飼わせてみました。

右上の人たちは、猪八戒の婿養子先の一家の屋敷でもてなされる三蔵です。

三蔵、これまでビビり倒している顔しか描いてこなかったので申し訳ないと思い、今回は敬虔な仏道の実践者的な感じの表情にしてみました。

今回の悟空は、笑いながら怒るタイプの人を演出。

・西遊記記事まとめはこちら↓

『聴く中国語』は中国語ヒアリングのレッスンができるほか、読み物としてもフレッシュな中国みを味わえる内容。今トレンドの言葉なども載っていたりするので、より実践的かなと思います。

例えば今月は「安心してください、穿いてますよ!」というフレーズも学べる。その部分、安村さんファン必見(安村さんが出ているわけではない)。

・今月号はこちら(2月号)




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