「郷土芸能は変わっていくべき」郡上おどり音頭取り・吉村建治大いに語る《前編》
その人がいるだけで場が華やぐ、そんなスター性のある「花形プレイヤー」が祭りの現場にはいる。神楽の舞い手、神輿の担ぎ手、盆踊りの踊り子、地車の大工方などなど......。彼ら/彼女らの存在は、私たちが祭りに魅了される要因の1つでもある。
岐阜県郡上市の「郡上おどり」。この保存会にも若手メンバーを代表する花形プレイヤーが存在する。音頭取り(盆踊りで唄を歌う人)の吉村建治さん。「ゴンタさん」の愛称でも親しまれている。恰幅のいい躯体は遠くからでも目がつくが、それにも増して伸びやかで