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働くということは生活の半分以上の時間を投じることなので、純粋に「おもしろい」と思えるか、「意義」を感じられるかが大事

直販投信会社から、これから直販投信を開業するfundnoteへ。直販投信というビジネスの実務現場を見てきた若きミドルバック人材の高橋に迫る。

ーーー出身地や社会人になる前までの経歴を教えてください
出身は京都です。中学・高校では部活動でフェンシングに打ち込みました。大学は立命館大学の経営学部を卒業しました。卒業後は東京に引っ越し、さわかみ投信で約5年間働き、現在に至ります。

ーーー大学時代はどのように過ごしていましたか
キャンパスライフを満喫という感じではなく、学外で活動していることが多かったです。短期留学でインドとニュージーランドに1ヶ月ずつ行きました。また、友人と1か月バックパッカーのような旅に出ることもよくやっていました。国数で言うと、通算40か国以上は訪れています。
3年生の夏からは、営業の長期インターンに挑戦しました。文系の人間は7割が営業に配属されると言われる中、自分にもできるのか試しておきたいと思ったのがきっかけです。計1年間働いたのですが、最初は全く結果が出ず、出勤前は最寄り駅の歩道橋から転げ落ちようかと考えていたくらいです。
何度も辞めようと思ったのですが、同期や周りの支えもあって何とか続けました。不思議なことに、ちょうど半年を境に結果が出るようになりました。(とは言っても、平均よりちょっと上程度でしたが)
就職活動終了後は、就職活動の難しさや大切さを痛感し、これがビジネスになるのではないかと思い、友人と学生向けに就職活動のコンサルティングを行うプチ起業をやりました。集客にはかなり苦労しましたが、卒業前には何とか収益化することができ、多数の就活生から感謝の言葉をいただくことができました。アウトプットを継続していれば、結果は後からついてくるということを学んだ大学生活でした。

オフィス周辺(田町)もよく散策する

ーーー新卒での就職に関しどのような考えを持っていましたか
就職活動前に営業のインターンに挑戦したことによって、社会人の感情や感覚を疑似体験したような気がしました。
営業の達成感は感じましたが、「楽しい」とか「おもしろい」といった感情は乏しく、営業の仕事で自分はトップを取れないことも理解していました。こんな感情で40年以上働けないなと思ったのが率直な所です。では、どうすればいいか考えた時に、“普通じゃない”変な会社を選ぼうと思いました。
たまたま就職サイトで見つけた「さわかみ投信」という会社の説明会に行ってみると、当時最高投資責任者だった草刈氏(現:カタリスト投資顧問取締役共同社長)がプレゼンしていて、他の会社では感じることがないほどの熱量を感じました。また、独自の直販というビジネスモデルや投資哲学・経営理念が魅力的に感じました。資本市場についても以前から興味があったので「さわかみ投信」に入社することを決意しました。

ーーー社会人になってからの経歴を教えてください
投信直販にかかる業務に約4年半、投信計理業務に約3カ月従事しました。
さわかみ投信では、新卒は原則、投信直販にかかる業務に従事することになっています。投信直販と一言で言っても、顧客管理や資金決済といったバックオフィス系の仕事からコールセンター、システム企画や法令対応、セミナー運営といった仕事まで幅広くあります。社員数50名程度の中小企業で、かつ異動や離職率の高い環境であったため、マネジメント業務も加え、幅広く経験することができました。
加えて、新卒当初から業務のアナログ、非効率な部分に、課題を感じることも多く、改善したいと思い、多くの時間をDX分野に費やしました。プログラミングによるEUC作成、AI-OCR、RPAといったローコードツールの導入、データ分析や機械学習、様々なシステムの検討なども含め、業務×DX分野はかなりやってきたと自負しています。また、その過程で、組織の力学や仕事の進め方・考え方も学び、社会人として成長できたように感じます。

さわかみ投信時代

ーーーfundnoteに入社した経緯を教えてください
前職の同僚が、弊社代表渡辺の早稲田大学野球部の後輩で、直販投信を立ち上げたい先輩がいるから紹介したいと連れて行かれたのが最初のきっかけです。直販投信創業期の苦労話は、さわかみ投信在籍時に嫌というほど聞いてきたので、どこまで本気で考えているのか興味がありました。
何回かお会いする間に、開業に向けた進捗を毎回共有して下さったのですが、着実に前進しており、代表をはじめ経営メンバーの本気度が伝わりました。「だったらやるしかない」ということで入社を決意しました。

ーーー現在の業務内容や役割を教えてください
LPSファンドの管理業務と、直販投信立ち上げに向けたミドル・バックオフィス側の準備をしています。本当にゼロからのスタートなので、毎日四苦八苦しながらも楽しんで仕事をしています。

セールスとのコミュニケーションを大切にしている

ーーー投信業界のミドルバック業務の魅力ややりがいを教えてください
大きく言えば、STP化の推進、小さく言えば、業務改革・改善にやりがいを感じています。新卒の時から感じていることですが、金融業界は意外とアナログな世界です。本来はシステムやAIに取って代わられてもおかしくない仕事がたくさん残っています。
必要だけど付加価値のない仕事を減らして、付加価値を生む仕事にシフトすることができれば、会社も業界ももっと強くなれるのではないかと考えています。

ーーー仕事やキャリアに関し、大切にしていることはどんなことですか
キャリアとか成長とか、個人的にはあまり興味がないというのが本音です。
働くということは生活の半分以上の時間を投じることなので、純粋に「おもしろい」と思えるか、「意義」を感じられるかが大事だと考えています。

ーーーfundnoteを通して、実現したいことはありますか
新しい直販投信モデルを作り、業界に新たな風を吹かせたいです。さわかみさん、レオスさん、セゾンさんをはじめ、直販投信は長期積み立てという考え方の普及に一役買い、資産形成分野において大きな功績を残しました。実際に多くのお客様の資産形成に貢献しています。金融庁が公表している「共通KPI」という指標においても、直販投信は毎回上位に位置しています。
しかしながら、昨今では純資産増大によるパフォーマンスの鈍化、親会社問題や創業者リスク、運用後継者課題などが浮き彫りになってきました。また、新NISA制度による資金流出、ネット証券やインデックス投資全盛といった時流において、既存直販モデルは厳しい状況です。
fundnoteでは、運用体制、営業体制といった根本的な所から既存直販とは違う新たな直販モデルとして、世の中に一石を投じられるのではないかと考えています。


(完)



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