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【マッチレビュー】Bリーグ 23-24 B1第34節 GAME2 群馬vs秋田

ロスター

群馬クレインサンダーズ

秋田ノーザンハピネッツ
※ボックススコアを参照ください

スタメン

群馬クレインサンダーズ

秋田ノーザンハピネッツ

試合結果とボックススコア

1Q 群馬21-30秋田

2Q 群馬37-59秋田(群馬16-29秋田)

3Q 群馬54-72秋田(群馬17-23秋田)

4Q 群馬72-101秋田(群馬18-19秋田)

試合展開

保持局面においては、カーター、ザックを中心として徹底したペイントアタックにより、立ち上がりから群馬のインサイドを収縮させた秋田。2-3ゾーンとマンツーマンを併用しながら群馬のオフェンスをシャットアウトすると、中山、カーターの3ptでアウトサイドからも加点し、リードを広げていく。

セカンドユニットにおいてザックがベンチに下がると、保持局面での勢いがやや落ちた秋田に対し、辻、ジョーンズ、ベンティルの得点で追い上げる群馬がリズムを作る。秋田もタイムアウトを挟んで田口が3ptを決めれば、ペネトレイトからチョルの得点をお膳立てするなどオフェンスを動かし、打ち合うことに。

秋田が9点をリードして入った2Q。1Qでジョーンズ、ベンティルがフル出場した群馬は、2Qは開始からジョーンズのオンザコート1で繋ぐ。このクォーターにおいても得点が停滞した群馬に対し、中からはカーター、外からは熊谷が得点を積み上げる秋田が、順調にリードを広げに行く。

群馬は木村が3pt、ペネトレイトで連続得点するが、エンドインバウンズからの得点、3pt、バックドアカットからのレイアップを立て続けに決めた古川が、秋田のオフェンスを牽引。リードを固めた秋田は、群馬に22点の差をつけて折り返す。

後半もペースが落ちない秋田。古川が3pt、ペリメーターでのジャンプシュートにより得点を積み上げれば、カーターがプットバックやフリースローでインサイドからも加点。ジョーンズ、ベンティルの1on1で得点を繋ぎながら、木村も3pt、ペネトレイトからのフローターを沈めるなど、オフェンスにおける見せ場は作る群馬ではあったが、秋田はそれを上回る得点ペースを維持し、点差はさらに広がることになる。

秋田の28点リードで迎えた4Q。辻の3ptなどアウトサイドから攻める群馬に対し、秋田は制圧したインサイドからの攻めと、キックアウトからの3ptによりリズム良くオフェンスを展開し、群馬を寄せ付けないコントロールを見せる。

秋田がリードをキープする流れとなり、ガベージタイムとなる中、即時奪回からのカウンターで木村がゴール下から決めれば、大勢が決まった後ではあるが、ブザービーター3ptを沈めるなど躍動する気概を見せる。

GAME2は秋田が完勝。CS出場の可能性は消滅した群馬は、来シーズンに向けて勝率5割の壁に挑むことになる。

雑感

GAME1からスタメンを変更し、ザックを入れて立ち上がりからインサイドの主導権を握った秋田が見事な修正を見せた試合。群馬としては、1Qから秋田にリードされ、前半終了時点で22点のビハインドを背負ったことが全てだったように思える。

GAME1では機能した、群馬の編成上のディスアドバンテージを跳ね返す工夫は、GAME2では不発。トータルリバウンドで群馬24-62秋田と圧倒的な差がつき、その面において群馬としては苦しい試合に。切り替えた秋田にとっては狙いどおりのバウンスバックに成功したゲームと言える。

CSワイルドカード出場枠の争いとしては、共に直接対決で負け越している千葉Jが34勝、広島が33勝に到達したことで、群馬のCS出場の可能性は消滅。シーズン目標の未達は確定してしまったが、群馬にとってクラブ史上初のB1シーズン勝率5割到達へ向けた挑戦は続く。

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