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【マッチレビュー】Bリーグ 23-24 B1第34節 GAME1 群馬vs秋田

ロスター

群馬クレインサンダーズ

秋田ノーザンハピネッツ
※ボックススコアを参照ください

スタメン

群馬クレインサンダーズ

秋田ノーザンハピネッツ

試合結果とボックススコア

1Q 群馬16-16秋田

2Q 群馬40-29秋田(群馬24-13秋田)

3Q 群馬67-46秋田(群馬27-17秋田)

4Q 群馬89-59秋田(群馬22-13秋田)

試合展開

試合はスローペースな展開でスタート。立ち上がりは両チーム共にアウトサイドシュートのタッチがいまひとつの中、互いに2点ずつ決め合うことになる。セカンドユニットの時間においては、秋田は田口、長谷川が、群馬はジョーンズ、ベンティルが3ptを決め合いながら、突き放すクリティカルな要素を互いに欠いた1Qは同点となる。

1Q終盤からのベンティルのオンザコート1を、2Qスタートで継続した群馬。ベンティルが3ptで先制すると、ディフェンスでは星野をトップに置いた3-2ゾーンを敷く。ハーフコートの高い位置からプレッシャーをかけにいく群馬に対し、秋田はローポストからのバンクシュートで対応するが、徐々にその精度は下がることに。逆に自らの保持局面で精度を高めてアタックする群馬がペースを上げ、リードを広げていく。

2Qの後半はオンザコート2で、スタメンのユニットへ戻した群馬に対し、秋田もスタメンに近い構成に戻しながら対応。ファールドローの応酬となりながら、フリースローをモノにしていく群馬が引き続きリード。田口の3ptに対しベンティルが即座に3ptを返せば、終盤にも3ptを沈めるなど、秋田につけ入る隙を与えず。主導権を握った群馬が11点をリードして折り返す。

後半はお互いにスタメンへ戻すことに。入りから、引き続きハイペースなオフェンスを展開する群馬は、ベンティル、ジョーンズ、フリッピンの得点に加えて野本がバスケットカウントを決めていく。秋田は赤穂の3pt。ファストブレークからチョルのプットバックで反撃するが、群馬もファストブレークからジョーンズ。さらにはハーフコートにおける外角のパス回しから辻が2ptを決め、15点のリードを奪うことになる。

3Q後半もディフェンスの集中力を高く保つ群馬が、秋田へ主導権を渡さず、秋田との点差を21点まで広げて4Qへ入ると、4Qもベンティルの3ptを皮切りにテンポよく得点を重ねる群馬。一方、群馬ディフェンスのプレッシャーに対し、秋田は保持局面が苦しくなり点差は縮まらず。

4Q後半も野本のアタック、並里の3ptなど、再三に渡りチャンスを作った群馬が優勢。終盤には木村が3ptを沈めるなど、ベンチスタートの選手も躍動した群馬が、中山らがファールドローからフリースローを決めて粘る秋田を振り切り、先勝を飾った。

雑感

前半のオンザコート1においては、3-2ゾーンを敷いた群馬。狙いがハマり、外国籍2枚という台所事情の苦しさを覆すことに成功。

36得点のキャリアハイを叩き出したベンティルのオンザコート1が、この日は遺憾なく機能。10得点を記録し、インサイドで奮戦した野本。16得点を決め、ベンティルとの入れ替わりでオンザコート1を引っ張ったジョーンズらを中心に、厳しいインサイドの編成の中でペイントエリアを死守した賜物の勝利と言える。

3-2ゾーンにしても、オンザコート1でのタイムシェアにしても、ターズースキー、パーカー離脱以降、試行錯誤を重ねてきた成果が出た群馬。ランダム性の高い3pt成功率の差がこの試合での勝敗を分けたことを考えれば、秋田がアウトサイドシュートのセットを修正し、GAME2でやり返しにくることは、想像に難く無い。

明日も白熱の一戦となるだろう。

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