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【マッチレビュー】Bリーグ 24-25 B1第5節 GAME2 川崎vs群馬


GAME1のマッチレビュー

ロスター

川崎ブレイブサンダース

群馬クレインサンダーズ

スタメン

川崎ブレイブサンダース

群馬クレインサンダーズ

試合結果とボックススコア

1Q 川崎 14-15 群馬

2Q 川崎 33-31 群馬(川崎 19-16 群馬)

3Q 川崎 50-50 群馬(川崎 17-19 群馬)

4Q 川崎 68-75 群馬(川崎 18-25 群馬)

試合展開

川崎のスタメンは、GAME1からアレン→ジョンソンの変更。群馬はティーマンがロスターへ復帰したが、スタメンはGAME1と同じ。

1Qは昨日に引き続き、コンパクトなディフェンスでペイントエリアを固める川崎に対し、群馬は藤井の3pt、ペリメータージャンパーなど外角からの得点がメイン。川崎はアウトサイドシュートのアテンプトは増やすものの、確率が上がりきらないまま、オフェンスは徐々にジョンソン、アレンのインサイドへのペイントアタック中心へとシフト。群馬はセカンドユニットにおいても辻が3ptを決めるなど、アウトサイド中心のオフェンスは継続し、群馬1点リードで2Qへ。

2Qはファストブレークから益子がレイアップを決めると、群馬のターンオーバーから篠山の3ptなどで川崎がリードチェンジ。群馬は保持局面においてペイントエリアの攻略には苦慮し、パーカー、ティーマンの3ptなど、引き続きアウトサイドシュートをメインにオフェンスを繋いでいく。川崎はキリヤ・ジョーンズ、アレンのペイントアタックで群馬のディフェンスをこじ開けながら、篠山のペネトレイトなどでインサイドにおける主導権を渡さず。前半は川崎が2点リードで折り返す。

後半はターズースキー、トレイ・ジョーンズのon2に細川、辻、藤井を加えた4outのラインナップで臨む群馬が、開始早々のジョーンズ、藤井の2ptで同点へ追いつくことに。川崎は保持局面においてジョンソンがコーナースリーを狙いにいくが、トレイ・ジョーンズらのコーナーケアにより、川崎の保持局面は停滞。逆に群馬はトレイ・ジョーンズのペネトレイト、細川の4点プレーでリードチェンジに成功する。

辻、トレイ・ジョーンズが次々とペリメーターから1on1を仕掛けて得点し、群馬が畳みかけに行くが、川崎は後半も引き続きオフェンスの軸に据えたペイントエリアからの得点により、群馬へ食らいつくことに。同点で4Qへ入ると、4Q開始早々の飯田のペネトレイトにより、川崎がリードチェンジに成功。群馬もティーマンのキックアウトから藤井が3ptを沈めれば、川崎もアレンが3ptを決めるなど、試合はクロスゲームに入る。

群馬はターズースキー、ティーマンの2ビッグが揃ってゴール下へアタックし、勝負所で待望のインサイドの得点が続けて決めると、ファストブレークからティーマンがファールドローに成功して、川崎のファールがカンストする。川崎はペイントアタックから、群馬はフリースローから、1ポゼッション内での攻防が続くが、4Qオフィシャルタイムアウト前に辻がタフな3ptを沈めて、群馬が一歩抜け出すことになる。

オフィシャルタイム後のポゼッション、川崎はライトが3ptを返すが、群馬は辻がタフショットを決めてすぐさまリードを奪うと、藤井、辻が連続3ptを決めてリードを広げることになる。

川崎はライトが15得点目となる3ptを決めるなど復調の兆しを見せるも、リードチェンジには至らず。GAME1に引き続きGAME2も群馬が勝利し、アウェイでの連勝を飾った。

雑感

ペイントエリアでの得点で比較すると、川崎42-10群馬圧倒的なアドバンテージを取った川崎が、GAME1以上の粘りを見せた試合。

群馬としては、ペイントエリアで劣勢を強いられた試合となったが、共に4本の3ptを沈めた藤井、辻を筆頭に、3ptでの比較では、川崎:21.4%(6/28)、群馬:43.3%(13/30)群馬が圧倒。アウトサイドからの長距離砲の精度で上回った群馬が、接戦をモノにした。

両チームのショットチャート
参照:https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=502801&tab=2

ショットチャートを見ると、得点期待値の高いペイントエリアと3ptからのシュートを重視した川崎に対し、ペリメーターを含めコートの全方位からシュートを打った群馬と、くっきりと傾向が分かれることに。川崎に対するペイントエリアでの劣勢を、得点期待値にこだわらない柔軟さでかわした群馬、という内容が見て取れる。

アウェイでの連勝ということで勝敗を5勝4敗とした群馬宇都宮の惜敗で得た手応えを、結果へと昇華した4日間の収穫は十分であったと言えるのではないだろうか。

助走期間を経て、チャンピオンシップ出場へ向けてさらなるステップアップを果たしていきたいところである。

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