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【マッチレビュー】FIBAアジアカップ 2025予選 Window2 2024 11/24 グアム vs 日本


スタメンとロスター

・日本
※ボックススコアを参照ください。

・グアム
 ※ボックススコアを参照ください。

試合結果とボックススコア

1Q グアム 15-20 日本

2Q グアム 31-48 日本(グアム 16-28 日本)

3Q グアム 53-68 日本(グアム 22-20 日本)

4Q グアム 78-83 日本(グアム 25-15 日本)

試合展開

クルスが2pt、3ptからテンポを作り、保持局面からリズムを掴むグアムが先行する展開。出鼻をくじかれた日本だが、セカンドユニットから渡邉飛勇を投入し、ホーキンソンとの2ビッグへ切り替えると、収縮したグアムのディフェンスに対し、大浦、吉井の両コーナーからの3ptが決まり、日本がリードチェンジに成功する。

2Qも、ギャロウェイ、ロスを中心にインサイドから打開を図るグアムだが、スタメンのユニットへ戻した日本は、ホーキンソンを中心にポストディフェンスを堅牢に構築する。他方、日本の保持局面においては、ホーキンソンが中と外から連続で得点すると、3pt試投が増える日本がアウトサイドからグアムを突き放しにかかる。2Q終盤へかけて西田の3ptも連続で決まり、日本が17点のリードで折り返す。

後半開始からブラス、ギャロウェイらの連続得点でグアムがランに成功。一桁点差まで詰められた日本だったが、西田の連続3ptでリードをすぐに取り返す。グアムはファールドローからのフリースローで粘るも、日本は西田のキックアウトから吉井のコーナースリー、また別のポゼッションではウイングから大浦の3ptが決まるなど、保持局面での勢いは衰えず。展開は得点の応酬となるが、点差としては大きく変わらず推移し、15点差で4Qへ。

4Qも引き続きロスを中心として、中-外の両面からテンポよく得点するグアムが、またも一桁点差へと迫ることに。たまらずタイムアウトを取った日本であったが、タイムアウト明けも、日本のターンオーバーからロスのファストブレークで4点差とするなど、グアムが猛追。保持局面が停滞した日本を畳みかけるように、ロスの3ptでグアムが同点へ持ち込むことになる。

追い込まれた日本だが、ホーキンソンがバスケットカウントを叩き込んで停滞した状況を打開すると、西田の3pt、さらに波状攻撃的に西田&ホーキンソンのファストブレークが決まり、土壇場でリードを取り戻す。サイモンの3pt、ゴール下シュートなど、グアムは最終盤でも粘りを見せるがファールゲームからのフリースローを沈めた日本が逃げ切り、ゲームクローズ。

日本がアジアカップ出場を確定させた。

雑感

日本にとっては、3Qまでの大量リード4Q前半に溶かしたゲーム遂行には大きな課題を残すことに。

日本のオフェンスは、3pt試投50本中、16本成功で3FGは32%と、精度は特筆する程良くはなかったが、アウトサイドシュートの手数は伸ばせた内容に。2FG:55%(11/20)フリースロー:81.25%(13/16)と、オフェンス効率の高さは一定の水準を見せ、そのことが勝因になったと言える。

この試合に関して言えば、4Qの勝負所でターンオーバーがかさみ、勢いに乗るグアムのファストブレークを誘発するなど、日本にとっては総合的なスタッツとしては図れないゲームコントロールの不味さは見られた内容に。良い流れの時のみでなく、悪い流れを断ち切れる、粘れる選手がまだまだ限られていることも浮き彫りとなり、チームビルドとしての課題であると感じられた。

アジアカップ出場が決まり、代表チームとして今後はメンバーセレクションのフェーズをより一層重視させることになる。主力として定着する戦力の台頭にも期待していきたい。

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