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【マッチレビュー】Bリーグ 23-24 B1第33節 GAME1 群馬vs北海道


ロスター

群馬クレインサンダーズ

レバンガ北海道

スタメン

群馬クレインサンダーズ

レバンガ北海道

試合結果とボックススコア

1Q 群馬25-14北海道

2Q 群馬43-45北海道(群馬18-31北海道)

3Q 群馬57-67北海道(群馬14-22北海道)

4Q 群馬90-98北海道(群馬33-31北海道)

試合展開

スタメンに野本を起用した群馬。お互いに固いディフェンスから守り合う立ち上がり。2-3ゾーンを敷いた群馬が、リバウンドを回収しながらリズムを作る。保持局面においてはジョーンズがリムアタックを仕掛ければ、外から辻の3ptで射抜くなど、中と外からオフェンスを効果的に展開する。

セカンドユニットにおいては、インプレーの流れの中で2-3ゾーンから3-2ゾーンへ変化させた群馬のディフェンスに対し、北海道が保持局面において攻めあぐねる時間が続く。1Q後半にはトラビスがプットバックでセカンドチャンスから突破口を開くと、外からは菊地が3pt、中からはウィリスジュニアが得点を決めてリズムを取り戻す。ジョーンズ、ベンティル、菅原が再三リムにアタックを仕掛けることでリードをキープした群馬が、11点をリードして2Qへ。

2Qも2-3ゾーンでスタートした群馬に対し、北海道は中野の3ptで先制。オンザコート0の編成を敷いた群は、すぐにディフェンスをマンツーマンへ戻すと、ボックスアウトの徹底によりリバウンドを回収。北海道はブルックスの3ptを皮切りに、トラビス、中野、関野が連続で得点を決めてペースを上げる。徐々にユニットをスタメンに切り替えた群馬も、八村、ジョーンズがやり返しながらハイペースに対応する。

2Q後半はウィリスジュニア、ブルックスがペイントエリアを攻めることで、北海道が群馬を猛追。ウィリスジュニアがファストブレーク、ロングツーで1点差とすると、ブルックスのフリースローで北海道が逆転に成功。ウィリスジュニア、フリッピンがリムアタックの応酬を見せながら、トラビスがブザービーターを沈めた北海道が2点をリードして折り返す。

後半は両チーム共にスタメンへ戻すと、北海道はブルックス、菊地がリムアタックで仕掛ける。群馬は辻の3ptを皮切りに、ベンティル、ジョーンズがこちらもリムアタックで打ち合う流れに。島谷がファストブレークを決める北海道に対し、群馬はハーフコートバスケットを展開。5outからペイントエリア付近のスペースを突くことで同点までは追い上げるものの、ハイペースを維持し、ペリメーターとリムアタックを繰り返す北海道がリードチェンジを許さない。

3Q後半は、ジョーンズがカットインから得点へ持ち込むセットで得点を重ねる群馬が追い上げつつ、ウィリスジュニアのローポストでの仕掛けを徹底する北海道が都度対応。アウトサイドへの展開から綿貫、ウィリスジュニアが3ptを決めるなど、リードを広げた北海道が10点リードで4Qへ。

4Qは立ち上がりから2-3ゾーンを仕掛けた群馬に対し、北海道は中野のミドルシュートで先制。群馬は並里がペネトレイトで返すと、北海道はウィリスジュニアが3pt、群馬はベンティルがバスケットカウント&ワンスロー、野本がフローターを決めるなど、ハイペースで得点を応酬する展開に。タイムアウトを挟みトラビスが3ptを沈めるなど、北海道が群馬に追い上げの隙を与えない。

ハイペースで進む試合の中、辻の3ptにより一桁点差でオフィシャルタイムアウトを迎えた群馬は、明けにディフェンス強度を上げて北海道のオフェンスを止めると、ベンティルも3ptを決めて猛追。トラビス、ジョーンズが打ち合いながら、残り2分半を切った場面で辻が4点プレーを決め、群馬が2点差に迫ることになる。

しかしながら、慌てない北海道はウィリスジュニア、寺園の連続得点でリードを広げて、アドバンテージは譲らず。群馬はショットクロックぎりぎりでジョーンズが3ptを沈めるが、寺園が冷静にプルアップジャンパーを決めた北海道がファールゲームを確実にクローズ。同地区対決は北海道に軍配が上がり、群馬は4連敗を喫することとなった。

雑感

1Qで奪ったリードを生かしきれなかった群馬。2Q、3Qで主導権を握り返した北海道が、そのままクローズまで逃げ切ることに成功。

群馬は6本の3ptを決めた辻が、4Qの勝負所でも火力を発揮。一時は2点差まで迫るなど猛追は見せたものの、北海道は勝負どころではウィリスジュニアの1on1を徹底。26得点を叩き出したエースに引っ張られた北海道が、巧みなゲームコントロールを見せ、見事に群馬の猛追をかわした試合に。

群馬にとって、敗因の1つとして挙げられるのはクォーターのクローズ。2Q、3Qそれぞれでトラビス、ウィリスジュニアにブザービータースリーを許しており、追い上げの勢いを都度切られてしまったことで、クォーター間のつなぎに大きな課題を残した印象である。

CS出場へ向けては、非常に苦しい状況に追い込まれている群馬クレインサンダーズ。泣いても笑ってもレギュラーシーズンは残り6試合。その中で最良の結果を出せるかどうか。今シーズンの集大成として、そしてその先を見据えての収穫が欲しい。

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