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クナオカに告ぐ〜2023年11月の詩〜

クナオカに告ぐ

海から出でて、海に没す半島がある
原付と猪の事故には驚かなくなった
ラーメンの麺はバリカタがデフォルトだ

東京から西へ1000km
はしまきをつくると恋しい香りがする
帰ってこいよと言っていて欲しい

著作より

GWに入ったわけですが特に出かける余裕もなく、書類の整理にでも充てたりプログラム組もうかという日です。でも午前中にLA協会に興味を持って下さった方とお話しできてよかった!

代わりに今月下旬に福岡に行ければと計画しています。この詩を書いた甲斐があったかしら。

以下はこの詩の経緯と説明になります!(説明の部分は、著作に載っているもの原文ですね)

2015年から毎年1度は福岡に行ってきていたが2023年は1度も行く機会には恵まれなかった。鹿児島には行ったので、九州自体には連続で訪れている。と言い訳してみたものの淋しいのは事実だ。
 福岡の食べ物自体は気軽に東京で食べられる。が、屋台食の「はしまき」は別である。はしまきという食べ物が狂おしいほど好きだ。人によってはお好み焼きを焼いただけじゃんと言うが卵が多くフワフワで粉っぽさがない。そして最近食べていないので、都内で食べられないかと検索した。すると全然ない。そもそも西日本の屋台の食べ物だそうだ。レシピしかない。これまでも福岡に帰りたいと思っていたけれど、その気持ちが決壊した。
 それでひとっ飛びできれば良いのだが、そうもいかなかった。スケジュール的にも金銭的にも。元いた研究室の先生の退官パーティにも行きたかったが創業間もない時期には難しかった。
 仕方ないので都内での福岡人の集まり、リトル福岡に参加した。イタリアンレストランなのにもつ鍋をはじめ筑前煮、福岡産の牛肉など到尽せりである。若鷹軍団を大声で歌えたし、大牟田出身の詩人とも出会えた。さすが福岡である。生き返った。そしていつかはしまきの専門店を作りたい。

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