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群像一年分の一年

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講談社の月刊文芸誌「群像」が一年分当たった。「一年分=計12冊の全収録作を読む」チャレンジで感じたことの記録。
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ZINE版「群像一年分の一年」について

2023年8月~2024年3月の間、noteで書いていた「群像一年分の一年」をZINEにしました! ▼書籍…

Ryota
2か月前
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(12)群像一年分を読み終える

2023年12月3日、群像12月号を読み終えた。この号には一挙掲載の中編小説が3本掲載されていて…

Ryota
4か月前
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(11)一冊の中でつながる

度々書いてきた通り、雑誌とは本来、載っている全てを読まずとも構わないものだ。もちろん作家…

Ryota
5か月前
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(10)分厚い紙の束が毎月届く

文芸誌が毎月届く。それは、内容を度外視してハード面の話だけすれば、「分厚い紙の束が毎月届…

Ryota
6か月前
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(9)新人賞を読み、選評も読む

群像を読む生活が始まってから、SNSで文芸誌のことを検索する頻度が増えた。群像の面白かった…

Ryota
7か月前
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(8)読んだ作品が芥川賞候補になる

純文学作品に与えられる賞として、最もネームバリューがあるのはやはり芥川賞だろう。あまり読…

Ryota
7か月前
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(7)群像以外も読む

群像を読んでいる間はなかなか他の本に手を付けられない、と散々書いてきたが、たまには他の本だって読む。 特に文学フリマで購入した本は、買った直後の熱量のまま「これだけ先に読んじゃおう!」という気持ちになる。 植本一子・碇雪恵・柏木ゆか『われわれの雰囲気』は、事故に遭って意識不明になった友人が目を覚ますまでの日々と、目を覚ましてからの本人の入院・リハビリ生活を記録した一冊だ。コロナ禍中で見舞いに行くことも叶わず、不安を募らせながら日常をやり過ごさなければならない記述は、読んでいる

(6)斜め読む

「雑誌の掲載作品を全て読んでいる」 そう書くと、全ページの隅々まで丁寧に読んでいるのだと…

Ryota
9か月前
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(5)読みたい本が増える

文芸誌といえば、「新しい文学作品の発表の場」としてイメージされがちで、実際にそれはそうな…

Ryota
9か月前
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(4)知らない人が書いた、何についての文章か分からないものを読む

本を手に取るきっかけは、色々ある。 好きな作家の本だから。タイトルが気に入ったから。あら…

Ryota
10か月前
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(3)連載を途中から読む

群像一年分が当たって、最初に届いた1月号を通読する。 前半にはその号の目玉となる小説や論…

Ryota
10か月前
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(2)一ヶ月では読み切れない

群像は講談社から発売されている月刊の文芸誌で、他社の「文學界」「新潮」「すばる」「文藝」…

Ryota
11か月前
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(1)群像が一年分、当たった。

2022年12月10日。熊本での社員旅行から帰ってきて、自宅に着いたのが夜9時ごろ。移動で随分と…

Ryota
11か月前
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