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感染拡大の影響と大事な仕事が重なったので、約1ヶ月仕事現場で人に会う以外、一切の交流を避けていた。魅力的な誘いがあって電話まであって今すぐ本当は会いたかったけれどもうその人には会わないと決めているので必死になって断った。という出来事があった。じゃあもう一生会わないのかという問いに、返事はできなかったけれど。 久しぶりに新幹線に乗った。また少し人が減って隣は空いていてとても快適だった。私は新幹線が好きだ。ここ数年は帰省にも、飛行機に乗れば1時間半の距離を6時間かける。車内で仕
年が明けて早くも2週間が経った。いまのところ毎日は順調で快適だ。一年の計は元旦にあり、とはよく言ったもので年初に決めた勉強は捗っているし読みたかった本も進んでいて、やりたいことは毎日湧水のように心に溢れる。大事なのはこれを継続できるか、なのだけれどそれはさておき日々の暮らしは健やかで気持ちがいい。 ここまでまた感染が拡大すると思わなかったからスケジュールの変更や仕事のキャンセルに少し追われたものの今は一段落ついて、空いた時間を何に充てようかと考えるのが少し嬉しくもある。12
慌ただしい12月が終わり、年末年始はやや放心したまま過ぎ去った。3日が仕事始めだったので、30日に仕事を納め、31日は何も考えず、1日は新しい毎日の始まりを想い、2日は次の日の準備をした。 昨年の夏に祖父が亡くなったので、お正月らしいことは何もするまいと決めていた。LINE通話の画面越しに、父と母と、帰省していた姉の顔を見てホッとして私のお正月は終わった。 髪を伸ばしたいなとふと思う。 ヘアドネーションしたのは昨年の5月で、もともとそれに興味があったから長めに伸ばしてい
狭い世界に閉じ込められているようでたまに苦しくなる。手のひらより少し大きい機械。画面越しの文面に温度は感じられないし、２４時間で消える写真はすべて真実だとは限らない。それでもこの世界で生きていくには（少なくとも私が住む世界では）その空間にいることや誰かの写真にいいねをすることが必須である。 嫌なわけでなない。ただ私は目に見えるものや触れた時の体温を大事にしたいだけだ。SNSに触れない時間を意識的に設けるようにしている。離れている時間、おそらく溜まっているであろうDMや通知の
今日からちょうど1ヶ月前の出来事を遥か彼方の夢物語のように思い出している。上着は羽織っていなくて、歩けば少し汗ばむくらいで、私はまだ誕生日を迎えていなかった。窓から見えるスカイツリーがとても綺麗だった。 2021.11.02 この日を機に生まれ変わるんだと決めていた。私は年末年始や年度替わりはもちろんのこと、自分が東京に戻ってきた記念日、父の日母の日敬老の日など、更には月の満ち欠けまで気にするので（大安や仏滅はなぜかあまり意識していない）年齢の区切りという大事件が起こる日
緊急事態宣言が明けたからといって日常になんら変わりはないけれど、多少なりとも気持ちが晴れたのは事実だ。少しずつ人と会う頻度も増えてきた。もちろん大人数での飲み会なんてできないし、もう少し落ち着いたらね、と言いはしても会えないことの方が多い。今年も残り３ヶ月を切ったというのに去年の今頃とあまり変わらない生活をしている。10月も10日が過ぎただなんて少し時空が歪んでいるとしか思えない。 先日久しぶりの再会を果たした。同じ業界の大先輩、会うのは約１年ぶりで共通の知人の話や今の生活
久しぶりの東京はもう秋の匂いがしていた。半袖で降り立った上野駅。カーディガンを羽織って地下鉄に乗り換える。１ヶ月近く車移動が主だったから、人との距離感に少し戸惑った。最寄り駅は特に変わった様子はなくてマンションまでの道のりも至って変化はない。私がいなくてもこの街はこの世界はきちんと時間を刻んでいる。当たり前のことだけれど。 いろいろな偶然が重なって１ヶ月近く地元で過ごすことになった今年の夏。小学校４年生でバスケットボールを始めて大学を卒業するまでは合宿、不規則な休みの仕事に
ラジオ局のニュースアナウンサーを辞めて以来のみなとみらい。梅雨明けした関東地方は毎日うだるような暑さだった。いまだマスクをして夏を迎えるだなんて思ってもいなかった。日が落ちても熱が残る山下公園を歩いた７月の終わり。久しぶりに、夏だ、と思った。 今年の夏は記憶にないくらい長い休みを満喫している。学生時代は部活三昧で社会人になっても夏休みを取るタイミングがなかった。休みになったのはニュースアナウンサーを辞めたからであり、オリンピック関連の仕事がすべて開幕の直前に中止になったから
先日ナレーションを担当した動画が、Yahoo!ニュースにあがっていた。それを観たとシンガポール在住の友人からメッセージが届く。同じ日、高校の同級生が仕事の移動中ラジオのニュースを聴いていたらしく今読んでいるのは友人だと話すと車内が盛り上がったとLINEがきた。なかなかそういう連絡をもらう機会は少ない上に同じ日にきたものだから嬉しくも驚いた。たまにぼんやりと考える。この声はどこまで届いているのだろうか。 ここ最近は実況の仕事も多かったから、余計に私の声を聴いたという連絡が多か
先日ヘアドネーションをした。 昔から興味はあったのだけれど３０センチ以上も切るとなると少し勇気が要るもので。何事も潔く決める方だけどこればかりは少し悩んだ。ヘアドネーションができる美容室を検索して、いざ。３１センチから寄付できるものと１５センチから寄付できるものと２パターンあると知り、私はフルウィッグができる長い方を選んだ。誰かの笑顔につながるといいな、と想いを込めて。 学生時代以来のショートカットにいまだしっくりきていない。現場ではいろんな人に、似合うねと（お世辞かもし
数日前シュレッダーが届いた。そこからかなりのスピードで断捨離が進んでいる。大きい本棚を買ったこともあり仕事の資料を集めたファイルから小説に至るまで紙の類はすべて見直そうと決めた。自他共に認める完璧主義の私は妥協せず１枚１枚吟味しようと、こまごまその作業を進めている。迷ったらシュレッダー。迷ったらシュレッダー。断捨離といってもこれまで幾度か挑戦した生半可な気持ちとは違う、どこか殺伐とした思いが今回は込み上げている。散り散りになったそれらに溺れそうになりながら思い出や過去たちとの
きょうは夏を思わせる陽気だった。横浜と東京は今年一番の最高気温を記録したらしい。現場のひとつであるニュース室でカレンダーを見た。もう４月も２０日が過ぎたなんて信じられない。時間は否応なく過ぎていくし季節は目を閉じていても移ろう。 そこに行くには、みなとみらいから商業施設を通って行く方法と桜木町から長いエスカレーターを通っていく方法の２通りがある。これまではずっとみなとみらい駅を経由していたのだけれど昨年の秋に引っ越してからは桜木町駅を使うようになった。ランドマークタワーに繋
いままで一切「YouTube」というものに触れてこなかった私は友人たちがお気に入りのユーチューバーとやらの話題をしていてもいまいちピンとこず、その職業がこどもたちのなりたいランキング上位にあるということがにわかに信じがたかった。もちろん私にも気になるものはあったけれどふと思い出した時にiPhoneを手に取るくらいで「チャンネル登録お願いします」の意味すらよく分かっていなかった。それが昨年の春、思いもよらない自粛期間に入り沢山の、ありとあらゆるジャンルの人たちがYouTubeに
花粉で目がじわりと痛む。あと１ヶ月ほどの辛抱だろうか。ここ数日、昼間は気持ちが良いほど暖かくなるのに日が落ちると嘘でしょうと笑ってしまうほど冷える。出かける時の服装に悩まされる日々が続いて結局、シャツにコートに大判のスカーフで落ち着いた。季節は着実に進んでいる。今日は春分の日だ。 最近頭の中は新しい仕事へ向けての準備のことが半分。他のこと、たとえばナレーションの原稿やちょっと事件が起きた実家のことそして来週の予定のことなどが４割。そして残りの１割は内緒。４割が８割になったり
地震大丈夫だった？ 届くメッセージの数々に心が緩むのが分かった。私はその日午前3時から起きていて少しの徒労感も合わさっておそらく22時には眠りについていた。1時間ほど眠ったあとに揺れたことになる。長い揺れだった。ベッドの上で不安定さを感じながら食器がカチャカチャと音を立てているのを聞いていた。ようやくおさまってもしばらくはそのまま目を瞑ってじっとしていた。電気がつくか水が出るかを確認して本を持ってベッドに戻った。もう一度眠りにつくのは難しそうだったから。 一夜明けたきのう
絶賛コンディションが悪い日がある。貧血低血圧、寝不足、考え事がある、などの要素が加わって朝起きて時間が経っても頭が回転しない時がたまにある。コーヒーを淹れてその香りを脳まで吸い込んでも２回洗濯を回しても出かける支度を終えても意識がはっきりしない。そういう時がごくたまにだけどある。 自分で自分の機嫌を取る方法はもう大方マスターしている。でも、そういうマインド以外、たとえば貧血や低血圧は少しでも改善するよう生活していても気合いでどうにかなるものではないし眼の下のクマはコンシーラ
