[第15回]プレゼント1号艇は実際にあるのか、その勝率はどうなのか
前回、今回とボートレーサーの誕生日の成績を取上げています。
前回のデータ分析で、ボートレーサーは誕生日の日の勝率は高かったものの意味のある違いはなかったことがわかりました。
次に、誕生日に1号艇で出走する割合はどうなのかを調べようとして終わってしまいました。今回はその疑問を統計学にぶつけてみましょう。
はたして1号艇という、ボートレース場からの誕生日プレゼントは実際にあるのでしょうか──
北海道物産展といえばロイズとじゃがポックルと、これですよね
早速、前回お見せした誕生日のレーサーが出走した数と、そのとき1号艇で乗った割合をもう一度見ていただき、統計学に違いがあるかジャッジで質問を投げ、関係度を算出するところまでをまずはお届けします。
使用したのはもちろん前回と同じで、2024年前期の審査期間と2024年後期の審査期間(2023年5月1日から2024年4月30日)、1年分のデータになります。
ジャッジ用関係度は関係度にマイナスがついていないのでそのままの値になります。
次に、統計学がジャッジし、私たちにアンサーをくれるところまで見てみましょう。何かをお察しの方もご一緒にご覧ください──
やりました。統計学から意味のある違いがある──つまり回答1️⃣をいただきました。そんな統計学にはお礼の意味を込めて、デパートの北海道フェアではおなじみのマルセイバターサンドをお送りして次に進みます。
一年一度の素敵な日が、一年一度の素敵な日になりますように
あとは自分たちの目で確かめるのみです。上の関係度を見ればわかる図に配置してみて、どのような場所にあるかを見ればわかってみましょう。
大きく右に寄った大発見エリアに関係値があります。これは誕生日のレーサーが1号艇で出走する割合が高いことを表しています。
もちろんレーサー自身で掴み取った1号艇の可能性もありますが、多少はボートレース場の配慮で1号艇で乗れることもあるようです。いいプレゼントになるといいですね──
いや、いいですねではないのです。
誕生日に1号艇で出走したレーサーたちが、この好枠を活かすことができたのかどうかが気になるのは私だけでしょうか──
疑問に思ったことは統計学が一応の解決をしてくれます。そうとなれば統計学に再び疑問を投げる準備に入りましょう。
誕生日の分析の締めとして、誕生日当日に1号艇だったレーサーの勝率はどうだったのかを調べて終わりたいと思います。
まずは比べる基準から考えてみましょう。
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